クレイジー・クライマー
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クレージー・クライマージャンル縦スクロールアクション
対応機種アーケード (AC)対応機種一覧

Atari 2600 (A26)
アルカディア (ARC)
ファミリーコンピュータ (FC)
X68000 (X68)
ワンダースワン (WS)
Windows (Win)
Javaアプリ
PlayStation (PS)
PlayStation 2 (PS2)
Wii
Android
PlayStation 4 (PS4)
Nintendo Switch (NS)

開発元日物レジャーシステム[要出典]
ジョルダン
運営元日本物産
デザイナー藤原茂樹
シリーズクレイジークライマーシリーズ
人数1 - 2人(交互プレイ)
メディア業務用基板
(40.09キロバイト
稼働時期 198011101980年11月10日
発売日一覧

A26
1982年
ARC
1982年
FC
198612261986年12月26日
X68
199308271993年8月27日
WS
199907291999年7月29日
Win
200103162001年3月16日
Javaアプリ
200108152001年8月15日
PS
200205232002年5月23日
Win(廉価版)
200404092004年4月9日
PS2
200507212005年7月21日
Wii
201002232010年2月23日
Android
201112192011年12月19日
PS4
201405152014年5月15日
Win(プロジェクトEGG)
201409162014年9月16日
NS
201802082018年2月8日


対象年齢 CERO:A(全年齢対象)
ESRBE(6歳以上)

デバイス8方向レバー×2
CPUZ80 (@ 3.072 MHz)
サウンドAY-3-8910A (@ 1.536 MHz)
ディスクリート
ディスプレイラスタースキャン
横モニター
256×224ピクセル
60.00Hz
パレット96色
その他型式:CCA-7001
テンプレートを表示

『クレージー・クライマー』 (Crazy Climber) とは、1980年11月に日本物産から発売された業務縦スクロールアクションゲームである[1][注釈 1]。なお、当時の広告やインスレーションカードの表記は『クレイジー』ではなく『クレージー』となっており、当ページもこれに倣う。

クライマーが命綱なしで超高層ビルを登るというゲーム内容で、レバー2本使用という操作形態をとっている。2周目の難易度も同じ完全4面ループ制。2本の8方向レバーは、それぞれが両腕の動作に対応している。上下に倒せばそれぞれの腕を上げ下ろしし、左右に動くには両方のレバーを同じ方向に倒す。両レバーを外側に倒すことで、腕を広げることもできる。

日本物産の子会社である日物レジャーシステム[要出典][注釈 2]ジョルダンの共同開発作品であり[4]、ゲーム・デザインおよびグラフィックは藤原茂樹が担当している。後に本作を含む日本物産の権利はハムスターが権利を受け継いでいる[5][6]

アップライト筐体の定価は68万円、テーブル筐体の定価は58万円[7]

当初日本物産から発売された後、国内ではセガオルカに製造許諾され、タイトーにはPCボード販売が行われた[8]

北米ではAtari 2600アルカディアなどの家庭用ゲーム機に移植された他、日本ではファミリーコンピュータX68000ワンダースワンなどパソコンや携帯型ゲーム機にも移植された。アーケード版は後にスーパーファミコンおよびPlayStation用ソフト『ニチブツアーケードクラシックス』(1995年)などのオムニバスソフトに収録された他、2010年にはWii用ソフトとしてバーチャルコンソールアーケードにて、2014年にはPlayStation 4用ソフトとしてアーケードアーカイブスにて、2018年にはNintendo Switch用ソフトとしてアーケードアーカイブスにて配信された。ファミリーコンピュータ版は2014年にWindows用ソフトとしてプロジェクトEGGにて配信された。また、携帯電話用アプリゲームとしても2001年Jフォン用として配信された。
ゲーム内容
システム

2本のレバーを用いてクライマーの両腕を操作する。左レバーが左腕、右レバーが右腕に対応し、レバーを倒した方向に腕を伸ばす。クライマーが登るビルは窓が格子状に並んでおり、開いている窓枠に手をかけることによって、左右および上方向に移動ができる。

ビルの1階の高さはクライマーの身長の半分ぐらいであり、窓に手をかけた状態で腕を下ろしきると、身体が持ち上がって上の階の窓枠に片手が届くようになる。腕を下ろして身体を持ち上げて、どちらかの片腕で上の階の窓枠に手をかけてさらに身体を持ち上げる、という動作の繰り返しでビルを登っていく。肩叩きのように、リズミカルに左右交互のレバーを上げ下げすることですばやく登ることができる。しかし動作には若干のタイムラグがあり、腕が充分に伸びきってから上げた腕を下ろさないと、ジタバタするばかりでうまく登ることはできない。また、窓枠に両手をかけているときに両方のレバーを左や右に倒すことによって、左右に移動が可能。

一列の窓枠に沿って上っていくのが基本だが、両腕を広げることで二列の窓枠にまたいで登ることもできる。ビルの窓はランダムに開け閉めされていくので、閉じている窓や閉まろうとしている窓を避けるために臨機応変に登り方を変える必要がある。

プレイヤーは開いている窓にしか手をかけられない。手がかかっている窓が閉められても手を挟まれることはないが、手をかけている状態が解除されてしまう。窓が閉められたことによってどこにも手をかけていない状態になると、支えを失い転落してミスとなってしまう。登る動作の最中は片手しか手をかけない瞬間があるため、閉まろうとしている窓を使って登るのはもっとも危険である。

道中ではビルの住人から物が落とされるほか、さまざまな妨害がなされる。詳細は#フィーチャーを参照。植木鉢や鳥のフンなどの落下障害物や、キングゴリラのパンチがクライマーにぶつかったとき、片手しか窓枠に手をかけていなかった場合は落下してミスとなってしまう。両手を窓枠にかけている場合(俗に「耐えのポーズ」「踏ん張りポーズ」と呼ばれる)は落下せず耐えることができるが、ひるんでしまい、どちらかの手が窓枠から外れてしまう。両方のレバーを窓枠の方向に倒しているとすぐに手をかけ直すため連続で当たっても耐えられるが、2つ以上が当たったタイミングがほぼ同時だった場合は、手をかけ直すのが間に合わず落下してしまうことがある。

ステージのスタート時は1万点(1面)?4万点(4面)の「ボーナスレート」を持っており、一定間隔、および落下物に当たって1回耐えるごとに、100点(1・2面)または200点(3・4面)ずつ減っていく。ただし下限があり、一定得点(1面の場合は3000点)以上は減らず、下限まで減ってもミスになるなどのペナルティはない。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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