クルエラ・ド・ヴィル
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「クルエラ」はこの項目へ転送されています。映画については「クルエラ (映画)」をご覧ください。
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クルエラ・ド・ヴィル
Cruella De Vil
初登場101匹わんちゃん(1961年)
原語版声優声優参照
詳細情報
種族人類
性別
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クルエラ・ド・ヴィル(Cruella De Vil)は、アニメーション映画101匹わんちゃん』(1961年)に登場する架空の人物。ディズニー・ヴィランズの一人であり、抜群のファッションセンスを持つ冷酷非道な悪女。アメリカ映画100年のヒーローと悪役ベスト100チャートで39位を獲得した。
名称

本名はクルエラ・ド・ヴィルだが、作中でロジャー・ラドクリフが彼女の冷酷さを強調してクルエラ・デ・ビル(クルエラ (Cruella) は残酷・残忍の意味であり、悪魔を意味するデビルとド・ヴィルをもじったもの)と呼び、これが本当の名前だと勘違いするケースも多い。

なお、一部アナログレコードでは「クリュエラ・ド・ヴィユ」や「クレラデビル」の表記もあり、『101匹わんちゃん』の実写版である映画『101』とその続編『102』では「クルエラ・デ・ビル」が正式名称となっている。

クルエラ・ド・ヴィルの若き日の姿を描いた実写映画『クルエラ』では、本名は「エステラ・ヴォン・ヘルマン」であったが幼少期にその残忍な性格から、「クルエラ」というあだ名が付けられ、最終的に車の「パンサー・デ・ビル」から取り「クルエラ・デ・ビル」という名前に変えたという設定になっている。
容姿・性格

有名なファッションデザイナーだが、美しい毛並みの動物に目がなく、時にはでさえも殺して毛皮を剥ぎコートを作る危険な毛皮マニア。左右で黒と白を分けたストレートな毛髪が特徴。袖なしの黒いロングタイトワンピース、白い毛皮に真っ赤な裏地のコート、真っ赤なロンググローブパンプスを着ている。常に煙草を吸うチェーンスモーカーで、ナニーとアニータが用意したマフィン紅茶の入ったティーカップを灰皿代わりにするなど、素行の悪さが窺える。アニータのダルメシアンであるパーディタから「あの女は悪魔…いえ魔女だわ!」と言われている。

原作小説ではしま模様がある黒と白を基調とした自動車に乗っている。アニメ映画では高級車であるブガッティ・タイプ57「アトランテ」をモデルとした手動運転の真赤なスポーツカーに乗っている[1]。実写映画『101』とその続編『102』ではイギリスの名車パンサー・デ・ビル(Panther De Ville)に乗っており[2]、シボレー スモールブロックV8エンジン(英語版)を搭載していた[3]。『102』の結末はアロンゾのものとなっている。また、『ワンス・アポン・ア・タイム』シリーズではジマー ゴールデン スピリット(英語版)(Zimmer Golden Spirit)に乗っており、実写映画と同様に車体カラーは黒と白を基調とし、車の先端部にあるナンバープレートに「DEV IL」が表記されている。
劇中のクルエラ
ダルメシアン 100と1ぴきの犬の物語

ドディー・スミスによる原作小説では、基本的にアニメ映画と同じ設定。身長が高く、白いミンクの毛皮といったクロークをかぶっている。毛皮商人をしている夫のデ・ヴィル氏も存在している。
101匹わんちゃん

毛皮マニアのクルエラはダルメシアンの毛皮のコートをデザインしているとき、結婚した同級生のアニタ・ラドクリフの家でダルメシアンの子犬が15匹生まれた事を聞き、買取に出るがアニタの夫・ロジャーに拒否されたことでアニタに絶交を宣言した。毛皮をあきらめきれないクルエラはジャスパー・バダンとホーレス・バダンの二人を手下に雇い、子犬を誘拐させる。他にもペットショップからの購入など様々な手段で、ド・ヴィル屋敷に99匹の子犬を集めた。なお誘拐の一報を聞いたときはラドクリフ夫妻を気遣うふりをして電話している。

ところが部下の不注意[4]により子犬の逃走を許してしまう。子犬たちがロンドンに向かうトラックに乗り込んで逃げるのを知ると、スポーツカーを飛ばして必死に追いかけ、トラックを谷底に突き落そうとする。しかしホーレスとジャスパーがドジを踏み、彼らの車と衝突してしまい崖の底へと落ちてしまった[5]。その後、大破した車の脇で2人に怒声を浴びせ泣き崩れた。
101匹わんちゃん (TVシリーズ)

ロジャー達が購入した農場を手にしようと様々な手を尽くすが、失敗。本業のデザイナーとして、アニタを部下に雇うなどの行動にも出ている。

『101匹わんちゃんII』では、アニタが農場に引っ越していたことを知らなかったが、TVシリーズでは追いかけてきているため、時間軸では「I('61)」→「II('02)」→「TV('97)」となる。
101匹わんちゃんII

前作に続き、再び99匹の子犬を狙うクルエラだがアニタが引っ越したことを知り愕然とする。しかし99匹の子犬の内の1匹、パッチの載った新聞記事をきっかけに、引越し先が農場であることを突き止める。そして、刑務所にいるジャスパーとホーレスの保釈金を払い、深夜に子犬を誘拐する。

作戦は成功したと思われたが、誘拐した子犬は98匹であり、残りの1匹であるパッチが俳優のサンダーボルトと共にやってきたため失敗に終わる。最後はブチが沢山見えると言いながら救急車で病院に搬送され、回復後に「危険人物」として逮捕された。
101

アニタの働くファッションデザイン会社「HOUSE OF DEVIL」の社長。この作品でのクルエラは非常に傲慢で悪辣、自分に逆らう者を徹底的に潰すなど自分勝手な人物として描かれ、まさに魔女と言うべき残虐な本性を持っている。結婚を嫌悪しており、結婚したアニタを「裏切り者」「お悔やみ申し上げます」と言いきったばかりか、ビデオゲームが大嫌いであり、ゲームデザイナーであるロジャーをあからさまに罵り、口答えされると開き直るほど、嫌悪した。逮捕後に自身が嫌悪していたゲームで開発者のロジャーにより悪役のモデルにされてしまい、結果的にロジャー夫妻に多額の富をもたらすという結末になった。

また、アニメ版との違いとして衣装の多様さが挙げられる。彼女には決まった衣装というのが存在せず、シーンの度に違う姿で登場する。同じ衣装が二度登場することは無く、パッケージに採用されている赤地のコートも例外ではない。
102

3年後、服役中のクルエラはパヴロフ博士の行動制御療法を受け、仮出所が許可されている。後に毛皮と本名を忌み嫌い、善良な愛犬家として改心したクルエラは「エラ・ド・ヴィル」と変名し、愛犬家の活動を始める。ある日、ロンドン塔の鐘の音を聞いたことで行動制御療法の欠点が現われてしまう。同時に邪悪な本性が再び目覚めたことで、ダルメシアンの小犬たちを狙い始める。しかし、彼女の暴走についていけなくなった使用人のアロンゾに裏切られ、ケーキ工場で人間ケーキにされ再逮捕された。また、裁判所の命令により再犯した場合、彼女の個人資産である800万ポンドは捨て犬ホームに全額寄付されるという条件であったため、これによって彼女は一文無し、さらにはアロンゾにまで見捨てられて天涯孤独になるという自業自得の結末となった。
クルエラ詳細は「クルエラ (映画)」を参照

1970年代ロンドンを舞台に、クルエラの若き日の姿を描く前日譚。
101匹わんちゃんストリート

代わりの続きとして、甥であるハンター・ド・ヴィルは、ダルメシアン家を捕まえて、現在スイスにいる彼の大叔母に連れて行くことを計画している。しかし、ハンターは彼女が毛皮のコートを作るためにダルメシアン家を殺そうとしていることに気づいていない。ハンターが見つけたとき、自分は彼女に背を向け機械で負傷させる。終盤は自分の犯罪で逮捕された。
声優

作品声優吹き替え声優
101匹わんちゃん1961年)ベティー・ルー・ガーソン財部宏子(初公開版)、平井道子(再公開版)
101匹わんちゃん (TVシリーズ)1997年?1998年)エイプリル・ウィンチェル一城みゆ希


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