クリムゾン・ヴァイパー
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クリムゾン・ヴァイパー プロフィール

初出作品:
ストリートファイターIV

格闘スタイル:秘密スパイ道具格闘

誕生日:7月18日

出身地: アメリカ合衆国

身長:175cm

体重:56kg

スリーサイズ:B98/W60/H90

血液型:AB型

好きなもの:ローレン(娘)、お金

嫌いなもの:残業

特技:手品

キャッチコピー:「ミズ・パーフェクト」

関連キャラクター:セス

クリムゾン・ヴァイパー (Crimson Viper) またはC.ヴァイパー(C. Viper)は、カプコンの対戦型格闘ゲーム『ストリートファイターIV』シリーズなどに登場する架空の人物。

担当声優は園崎未恵[1](日本語)、ミシェル・ラフ(英語)。
概要

『ストリートファイターIV』(以降『ストIV』と表記)から登場する新キャラクターの1人。

マーケティングや海外スタッフのアドバイスから、海外向けの人気キャラになるようなデザインにされたキャラクター[2]。新キャラクターの中では最も早い段階で発表されている。

MARVEL VS. CAPCOM 3』(以降『MvC3』と表記)にも『ストIV』シリーズからの登場枠でプレイヤーキャラクターとして登場[3]。テーマ曲も『ストIV』シリーズでの自身のテーマ曲「Theme of C.Viper」のアレンジ版が使用されている。
キャラクター設定

様々な場所で暗躍する、正体不明の謎の女性エージェント。シャドルーの下部組織である軍事企業S.I.N社の社員であり、そこではマヤと名乗っている。かつて頓挫していた「戦闘補助スーツプロジェクト」を建て直した功労者でもあり、幹部からの評価も高いエリートである。同社が主催する世界格闘大会開催に際し、開発したスーツの評価と実験を兼ねて自らが試作品を着用し、大会への出場を表明する。

ヘビを模した赤毛のロングヘアーがトレードマークで、地面に付きそうなほど長い髪の毛を頭頂部でまとめてから三つ編みにして後ろに流している。自身が身に着けているスーツには各所に改造した武器が仕込まれており、電撃や炎を放出することが可能。戦闘では自身の体術とそれらの隠し武器を組み合わせ、高い戦闘力を発揮する。黄色のサングラスと黒色のスーツに白いYシャツ、青いネクタイという出で立ちで、Yシャツは胸の部分のボタンを外しはだけさせている。

基本的に仕事においては義理人情には流されずにビジネスでしか行動しない冷めた性格。一方で娘のローレンに対してはエージェントとしての顔を見せず[4]、普通の母親と変わらない深い愛情をもって接している。また「ミズ・パーフェクト」の異名通り仕事は完璧にこなすが、料理や裁縫などの家事は苦手[5]で不器用なところがある様子。ちなみにシングルマザーであることは明かされているが、ローレンの父親については不明。

『シャドルー格闘家研究所』の「キャラ図鑑」ではローレンと過ごす時の服装(私服)と潜入捜査以外での仕事着のイラストがある[6]

学生時代に、学校を抜け出したことがある。
人物

表向きは、S.I.N社の社員であるが、その正体はCIA(アメリカ中央情報局)から送り込まれたスパイであり[7]、「クリムゾン・ヴァイパー」という名前も、その組織内で使われている呼称である。自身以外にもシャドルーを追跡していたメンバーはいたが全員死亡している。

オリジナルアニメーション『?新たなる絆?』では作品のキーキャラクターとして登場しており、同作品内では、S.I.N社のCEOであるセス直属の部下であり、彼の命令を受けてリュウとその親友であるケンに接触を試みる。その為、ケンの妻であるイライザにも接触し彼女を騙して利用するが、その後に拉致する。また、リュウの救出に現れたキャミィをスーツの特性を生かした独特の戦闘スタイルで一方的に打ち負かしている。浚ってきたイライザに対しては手荒なことはしなかったものの、彼女からは冷たい目で睨まれていた。

女性ファイターであり、シャドルーの関係者というキャラクターの設定から、ICPOの捜査官・春麗やイギリスの特殊部隊「デルタレッド」の隊員キャミィとの接触が多く見られる。また、「マヤ」や「クリムゾン・ヴァイパー」など様々な呼び名を持つが、いずれも本名ではなく[8]、その本名は明らかになっていない。

ストリートファイターV』(以下『ストV』と表記)ではプレイヤーキャラクターとしては参戦しないが、各キャラクターのストーリーモードのイラストに登場している。本作では灰色のボディスーツを着て、ベガのストーリーでは密かにシャドルーのスパイを行ったり、ラシードのストーリーでは「マヤ」として彼とソーシャルメディアで連絡を取っている。また、かつてS.I.N社の同僚だったハン・ジュリやシャドルーとは別の秘密結社の副総統・ユリアンとも遭遇する場面もある。ゼネラルストーリー『A Shadow Falls』においては未登場。
関連人物
ローレン
クリムゾン・ヴァイパーの娘。5歳のときに誕生日プレゼントでもらったウサギのぬいぐるみ「キケロ」がお気に入り
[5]。家を留守にすることの多い母親に寂しい思いをすることもあるが、ヴァイパーのことを自慢の母親として慕っている。将来の夢は強くなって母親と一緒に仕事をすること。ヴァイパー譲りの赤髪をした少女で、『?新たなる絆?』や『スーパーストリートファイターIV』(以降『スパIV』と表記)のエンディングに登場している。
エミリ
家政婦。ヴァイパーとは対照的に料理や裁縫が得意で、ローレンからは家族同然に思われ「エミリおばさん」と慕われている[5]
スマルト・レイヴン
公式ノベル『ストリートファイターIVビギニング』に登場。カラス(レイヴン)を模した髪型とサングラスがトレードマークの敏腕スパイで、変装を得意とする[9]。シャドルーの研究施設に潜入中、ベガと接触してしまい死亡した。当初はヴァイパーとなんらかの関係があること以外、正体は不明だったが[10]、後に『ストV』の公式サイト『シャドルー格闘家研究所』の「キャラ図鑑」で初めてプロフィールが公開され、ヴァイパーと同じCIAの人間であることが明らかになった[9]。『ストIV』で公開された設定イラストでは青いスーツに青い髪をしていたが、あの姿は変装時のものであり、本来は黒髪で黒いスーツを着ていたとされる[9]
性能

必殺技はスタンダードな性能を持つものが多く、遠中近のどの間合いに対しても一通り対応した技が揃っているオールラウンダー。

一方で必殺技による奇襲やその対になる必殺技のフェイント、ハイジャンプキャンセルによる連続技などのテクニカルな要素も揃えており、奥深い性能を持つ。その反面、非常に打たれ弱い。

『MvC3』でもこれらの性能は踏襲されているほか、EX技・セービングアタックなども固有技として実装されている。
技の解説
投げ技
アブフィットネス
捕まえた相手にボディーブローを放つ。この時グローブから衝撃波が発生している演出があり、受けた相手は大きく吹っ飛ばされる。『ウルトラストリートファイターIV』(以降『ウルIV』と表記)オメガエディションとでは、衝撃波が更に強化されている演出が見られ、勢いの強さでヴァイパー自身も若干後退する。
テンプルマッサージ
相手の肩に飛びついた後、グローブから電気を発生させ、相手の頭部に直接電流を叩き込む。相手は膝から崩れ落ちるようにしてその場にダウンする。
特殊技
ハイジャンプ
靴底に仕込まれたジェット噴射装置を使って、文字通り通常より高いジャンプを行う。また、一部の技は、技後の硬直をこの動作でキャンセルすることも可能。『?新たなる絆?』では、この機能を利用して完全に空中浮遊するなどのアクションも見せた。
ヴァイパーエルボー
小さく跳躍しつつ、真下に向かって肘打ちを繰り出す。しゃがみガード不能の中段技。動作中は自身が空中判定になるため、相手の投げ技や下段攻撃を避けつつ攻撃を当てることも可能。
ダブルキック
回し蹴りから後ろ蹴りに派生する二段技。技の動作が素早く、一段目から二段目が連続ヒットになる。
ヴァイパーブレード
『ウルIV』オメガエディションで使用。発生の速い遠距離立ち強キックを繰り出す。コマンドは斜め前にキックボタンで、しゃがみ中にとっさに出せる対空技として使いやすい。
必殺技
サンダーナックル
グローブから電撃を発生させつつ、前方に向かってパンチを放つ。発動時のボタンによって技の性質が変化するのが特徴で、弱は低い姿勢で短い距離を前進し、中は立ち姿勢でやや長い距離を前進し、強は斜め上に向かってジャンプしながら攻撃を繰り出す。EX版は相手の横を駆け抜けるようにして、すれ違いざまにパンチを決める。ヒットした場合、相手を膝から崩れ落ちるようにしてダウンさせる効果がある(膝崩れダウン)。なお、この技は発動時にPボタンを2つ押すことで動作をキャンセルすることができる。
サンダーフィスト
『ウルIV』オメガエディションで使用。「アブフィットネス」の動作で電撃を纏ったボディブローを繰り出す。EX版は近距離中Pの動作で追撃する。
バーニングキック
真上に軽くジャンプした後、靴から炎を噴射させながらソバットを放つ。空中でも使用可能。ボタンが強いほど前進距離が長くなる。攻撃範囲が広く、めくりも狙える。地上での発動時、わずかに浮くため足払い攻撃をかわしながら、カウンターをきめることが可能。


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