クリス・ヒプキンス
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The Right Honourable
クリス・ヒプキンス
Chris Hipkins
MP

2022年撮影

第41代 ニュージーランド首相
任期
2023年1月25日 ? 2023年11月27日
君主チャールズ3世
総督シンディ・キロ
代理官カーメル・セプロニ(英語版)
前任者ジャシンダ・アーダーン
後任者クリストファー・ラクソン
第18代 労働党党首
現職
就任
2023年1月22日
代理官ケルビン・デービス(英語版)
前任者ジャシンダ・アーダーン

閣僚経歴 2017-2023


第41代 警察大臣
任期
2022年6月14日 ? 2023年1月25日
首相ジャシンダ・アーダーン
前任者ポト・ウィリアムズ(英語版)
後任者スチュアート・ナッシュ(英語版)
初代 COVID-19対応大臣
任期
2020年11月6日 ? 2022年6月14日
首相ジャシンダ・アーダーン
前任者(創設)
後任者アイシャ・ヴァーラル(英語版)
第41代 保健大臣
任期
2020年7月2日 ? 2020年11月6日
首相ジャシンダ・アーダーン
前任者デイヴィッド・クラーク(英語版)
後任者アンドリュー・リトル
第47代 教育大臣
任期
2017年10月26日 ? 2022年1月25日
首相ジャシンダ・アーダーン
前任者ニッキー・ケイ(英語版)
後任者ジャン・ティネッティ(英語版)
第19代 公務大臣
現職
就任
2017年10月26日
首相ジャシンダ・アーダーン
前任者ポーラ・ベネット(英語版)
第11代 代議院院内総務
任期
2017年10月26日 ? 2023年1月25日
首相ジャシンダ・アーダーン
前任者サイモン・ブリッジス
後任者グラント・ロバートソン(英語版)

ニュージーランド代議院議員
レムタカ選挙区選出
現職
就任
2008年11月8日
前任者ポール・スウェイン(英語版)
得票差20,497

個人情報
生誕Christopher John Hipkins
(1978-09-05) 1978年9月5日(45歳)[1][2]
ニュージーランド、ハット渓谷(英語版)[3]
政党ニュージーランド労働党 (1996-)
子供2
住居 ニュージーランド、アッパーハット(英語版)
プレミア・ハウス(英語版)(首相公邸)
出身校ヴィクトリア大学ウェリントン (BA)
公式サイトFacebookページ
渾名チッピー (Chippy)[4]

クリストファー・ジョン・ヒプキンス(: Christopher John Hipkins、1978年9月5日 - )は、ニュージーランド政治家。同国首相(第41代)[5]を務めた。現在、ニュージーランド労働党党首(第18代)。新型コロナウイルス感染症対策の功績で著名となった。警察大臣や代議院院内総務を歴任。2008年から代議院議員を務めている[6][7][8][9]
来歴代議院の前で立つヒプキンス(2018年8月25日)2023年1月25日の首相任命式後、キロ総督(中央)やセプロニ副首相(左)と撮影するヒプキンス(右)

1978年9月5日にハットバレーで誕生する[10]。母のローズマリーはニューヨーク・カーネギー財団の支援団体「ニュージーランド教育研究評議会」のメンバーであった。ハット中学校を卒業後、高校では生徒会長を歴任[11]

1997年9月、ヒプキンスは大学1年生のときに、議会で三次審査を通過したグリーン法案に抗議しているときに逮捕された数十人の1人だった。この問題は法廷に持ち込まれ、警察は抗議者が暴力的であったと主張したが、裁判では抗議は平和的であり、逮捕の理由はないとして無罪判決が下され、10年後に謝罪と20万ドル以上の金銭的保証がヒプキンスを含む数十人の抗議者に配分された。しかし大半は弁護士費用に充てられ、わずかに残ったお金はアムネスティ・インターナショナルなど慈善団体に寄附された[12]。卒業後はトッドコーポレーション(英語版)のトレーニングマネージャーとして勤務。2008年総選挙では政界引退を表明していた労働党のポール・スウェイン(英語版)議員のリムタカ(2020年にレムタカに改名)選挙区より立候補し、過半数を上回る票を獲得し当選した[13]

議員就任後の9年間は内政担当の労働報道官であり、政府管理、地方自治体と環境、輸送担当の議会委員会のメンバーを務めている。就任直後に火力発電の禁止を盛り込んだ法案を提出したが、審査は却下された[14]2011年カンタベリー地震では政府が独断でチャーター・スクールを行い、クライストチャーチの学校を閉鎖したことに強く異議を唱えた[15]2013年4月、ニュージーランドで同性婚を合法化する結婚修正法案に賛成票を投じた[16]2015年12月3日には国内に掲示されているの看板広告について、アメリカ合衆国のような銃社会になる恐れから撤去を求めた[17]

2017年にはアーダーン内閣発足に伴い、労働党幹部会によって閣僚に選出された。後にフィクサーとして、数々の大臣を兼任している[18]2018年12月、ヒプキンスは母校であるビクトリア大学ウェリントン校の評議会による、大学の名前を「ウェリントン大学」に変更するという勧告を拒否した。教授や在校生、卒業生からの名前の変更に対する強い反対を理由に「大学が利害関係者と十分に関わり、彼らの意見を考慮すべきだと確信していなかった」と述べた[19]

2019年2月、ヒプキンスは、国内の16の工科大学をニュージーランド技能技術研究所に統合して、赤字と国内入学者数の減少に対処することを提案。同年8月1日に工科大学の合併計画について、翌年4月までに行うと再確認。2022年に工科大学の合併を実施した結果、入学者数の減少、巨額の赤字、上級職員の辞任などの困難に直面し始めた[20]。ヒプキンスは2019年5月に今後4年間で2400人の教師研修生を育成するためにドルを増額して、奨学金増加と新たな教師雇用プログラムを実施することを発表。しかし、地元の労働組合やニュージーランド国民党からはこの措置が不十分だと批判された[21][22]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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