クリスティーン_(映画)
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クリスティーン
Christine
監督
ジョン・カーペンター
脚本ビル・フィリップス
原作スティーヴン・キング
製作リチャード・コブリッツ
ラリー・J・フランコ
製作総指揮カービー・マッコレー
マーク・ターロフ
出演者キース・ゴードン
ジョン・ストックウェル
アレクサンドラ・ポール
ロバート・プロスキー
ハリー・ディーン・スタントン
音楽ジョン・カーペンター
アラン・ハワース
撮影ドナルド・M・モーガン
編集マリオン・ロスマン
配給コロンビア ピクチャーズ
公開 1983年12月9日
1984年5月5日
上映時間110分
製作国 アメリカ合衆国
言語英語
製作費$9,700,000
興行収入$21,017,849[1]
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『クリスティーン』(Christine)は、1983年に公開されたアメリカ合衆国ホラー映画。110分、カラー。スティーヴン・キング同名小説ジョン・カーペンター監督による映画化作品。クリスティーンは作品の中心となる車、赤の1958年型プリマス・フューリーに付けられた名前である。
概要1958年型プリムス・フューリー

本作は原作の出版以前から映画化企画がなされ、カーペンターは5週間で撮影を終了した。長編である原作を2時間以内の映画にするには、持ち主の怨念がとりついた車と、それに取り巻く母子の愛憎劇という原作の筋書きは描ききれないため、もともと邪悪な意思を持つ車という設定に変更された[2]。製作費の多くが、ストーリーの中心となるプリマス・フューリーの再現と特殊効果に回され、全米から25台の車両が集められた。原作の各章の冒頭にロックの歌詞が書かれているのを受け、カーペンターは各場面に自身の選曲したオールディーズが、カーラジオから流れるという形で挿入した[2]。ベストセラーとなった原作の出版から間をあけず公開され、アメリカでは興行的には健闘した。日本では、同じくキング原作の『クジョー』の1か月後に封切られたが、2週間で上映を打ち切られた。
車両

主人公の車は1958年型プリマス・フューリーという設定であるが、1958年型フューリーのボディカラーはバックスキンベージュにゴールドトリムという組み合わせしか存在しなかった。映画ではスクリーン映えを考慮し、レッド塗装が用意されていた姉妹車両のプリマス・ベルベディアがフューリーとして使われた。[3]映画予算の15%が車両費(購入費やレストア費)に費やされ、合計で25台が用意されたが、最終的には2台のみが現存している。
あらすじ

1957年、デトロイト。1台の赤のプリムス・フューリーが完成しつつあった。生産ライン上にあるその車に乗って一服していた工員が車中で謎の死を遂げる。時は流れて1978年、カリフォルニア州ロックブリッジ。いじめられっこの気弱な高校生アーニー(キース・ゴードン)は、友人デニス(ジョン・ストックウェル)と学校の帰り道、偶然、ボロボロになって打ち捨てられていた1958年型プリムス・フューリーに魅入り、貯金をはたいて持ち主の世捨て人ルベー(ロバーツ・ブロッサム)から買い取る。アーニーは車をクリスティーンと名付け可愛がるも、支配的な両親は許さず、アーニーは車をダーネル(ロバート・プロスキー)が経営する自動車修理工場に持ち込み、そこで働きながらクリスティーンを整備し新車同様までに修理する。だが、実は邪悪な意志を持つ車だったクリスティーンは、アーニーを積極的だが粗野な性格に変えてゆく。アーニーの変わりようを見たデニスはルベーを訪ね、クリスティーンの呪われた過去を知る。クリスティーンがアーニーのガールフレンド、リー(アレクサンドラ・ポール)を殺しかけた夜、クリスティーンは工場に忍び込んだ不良たちに破壊される。しかしアーニーが「よし、(力を)見せろ」と言うとクリスティーンは自ら元通りによみがえる。そしてアーニーのいない間に不良たちを次々と殺害し、ダーネルもまた殺される。デニスは支配されてしまったアーニーを救うため、リーと共にブルドーザーでクリスティーンに戦いを挑むが、その最中にアーニーは死んでしまう。壮絶な戦いは終わり、完全に破壊されスクラップの塊になったクリスティーンは、なおまだうごめくのだった。
キャスト

役名俳優日本語吹替
テレビ朝日UHD BD
アーニー・カニンガムキース・ゴードン塩屋翼松岡禎丞


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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