この項目では、日本の企業について説明しています。スイスの基礎自治体については「クラシエ (スイス)」をご覧ください。
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クラシエ株式会社
Kracie, Ltd.本社が入居するヨコソーレインボータワー
種類株式会社
市場情報非上場
本社所在地 日本
〒108-8080
東京都港区海岸3-20-20
ヨコソーレインボータワー
(当初の東京都千代田区紀尾井町4-5から、旧カネボウ本社所在地に移転)
設立1979年5月22日(注)(創業:1887年5月6日)
業種化学
法人番号2010401061852
クラシエ株式会社(英: Kracie, Ltd.)は、東京都港区に本社を置き、日用品、漢方薬を中心とした医薬品、食品などの製造・販売を行う企業で、ホーユー株式会社を傘下に持つ朋友ホールディングス株式会社の完全子会社である。
元々は旧カネボウ株式会社から分離・独立した事業のうち、日用品・医薬品・食品の各事業を統括するコーポレート機能を担う持株会社のカネボウ・トリニティ・ホールディングス株式会社の発足から始まり、2007年にクラシエホールディングス株式会社に商号変更。2023年10月に傘下の事業子会社を吸収合併して事業会社化され、2007年の社名変更時からコーポレート商標として用いられていた「クラシエ」が商号を兼ねることとなった。
みどり会の会員企業であり三和グループに属している[2]。 多額の債務超過で経営危機に陥った旧カネボウ株式会社(現:トリニティ・インベストメント株式会社)の事業のうち、日用品、医薬品、食品事業を継承した会社である。2006年5月1日にカネボウ株式会社から営業を譲受し、カネボウ・トリニティ・ホールディングス株式会社を統括会社とする新カネボウグループ(現:クラシエグループ)としてスタートを切った。このときの営業譲渡に反発した旧カネボウ株式会社の株主500名以上が集団で反対株主の株式買取請求権を行使して東京地方裁判所に申立てを行い、これを受けた東京地裁は、2008年、カネボウ株式会社側が提示した価格である162円の倍以上の360円を決定した事件は著名、その後頻発する同種事件の先駆けとなった[注釈 1]。なお、旧カネボウ株式会社とカネボウ・トリニティ・ホールディングス株式会社には資本関係はなく、完全に独立した別会社である。また、旧カネボウの主力事業だった化粧品事業については花王株式会社子会社となった株式会社カネボウ化粧品に譲渡され、「カネボウ」の商標権も同社に譲渡されている。 2007年7月1日、カネボウの事業を承継していたカネボウ・トリニティ・ホールディングス株式会社が、クラシエホールディングス株式会社に商号変更した。同時に、カネボウホームプロダクツ株式会社、カネボウフーズ株式会社、カネボウ製薬株式会社、カネボウ薬品株式会社の各社が、クラシエホームプロダクツ株式会社、クラシエフーズ株式会社、クラシエ製薬株式会社、クラシエ薬品株式会社へ、それぞれ商号変更した。またサウンドロゴも導入された。当初は「Kaneboは、Kracieへ。」と表記されていた。「カネボウ」の商標使用期限が2008年2月に切れ、「ナイーブ」の新CM放映が開始された同年2月22日から「Kracie」のみの表記に、コーポレートスローガンが導入された2008年10月からは「たいせつなこと。Kracie」の表記に、コーポレートスローガンが改定された2020年1月からは「夢中になれる明日 Kracie」の表記となっている。また、2008年10月のコーポレートスローガン導入に伴うサウンドロゴの変更に伴い、当初は導入されていなかったクラシエフーズのCM(一部を除く)にも、サウンドロゴが導入された。 なお、旧カネボウ株式会社は2007年6月30日をもって解散した。以後は海岸ベルマネジメント株式会社に社名変更して清算業務だけを行っていたが、2008年11月11日付でトリニティ・インベストメント株式会社に合併され、カネボウの法人格は完全に消滅した。 2009年9月18日、非上場企業で染毛剤の国内最大手メーカーであるホーユー株式会社(本社:名古屋市東区)が、クラシエの株式を保有するファンド3社からクラシエホールディングス株式会社の株式の60%を約100億円で取得し、買収する事で合意に達し(9月24日発表)、9月30日に株式60%の他、有利子負債約150億円を取得してクラシエグループを傘下に収めた[3]。 また、残り40%の株式も2012年3月30日に取得し、100%完全子会社化した。 2018年8月31日に、ホーユー株式会社が保有していた全株式を、2014年5月1日にホーユー株式会社の親会社(純粋持株会社)として設立された朋友ホールディングス株式会社へ移管されて同社の100%子会社となり、ホーユー株式会社とは兄弟会社の関係となった[4]。 2023年10月1日に、クラシエホールディングス株式会社が傘下のクラシエホームプロダクツ株式会社、クラシエ製薬株式会社、クラシエフーズ株式会社の3社を吸収合併して事業会社化され、クラシエホールディングス株式会社はクラシエ株式会社に商号変更された。合併に伴い、各事業会社のスタッフ部門を既存のコーポレート機能に集約するとともに、「ホームプロダクツカンパニー」、「薬品カンパニー」、「フーズカンパニー」の3つの事業カンパニーを立ち上げ、それぞれの事業カンパニーに研究開発、生産・SCM、品質保証の各部門に機能統括本部を置く体制となった[5]。 現在の商号及びコーポレート商標である「Kracie(クラシエ)」は、「四季の変化や日々の生活の中で、当社グループ製品を通じてお客様の心を晴れにする。そんな健やかで、快適な楽しい“暮らしへ”」という願いを込めて命名されたものである。 ※ここではカネボウ時代も合わせて記述する。
概要
カネボウからの営業譲受
クラシエホールディングスへの社名変更
ホーユーによる買収
ホーユーとの兄弟会社体制へ移行
グループ再編による事業会社化
主要会社
クラシエ株式会社 - 旧カネボウのコーポレート部門の受け皿会社(旧クラシエホールディングス株式会社)
クラシエホームプロダクツ販売株式会社 - 旧カネボウの元子会社(旧カネボウホームプロダクツ販売株式会社)
クラシエ薬品株式会社 - 旧カネボウの元子会社(旧カネボウ薬品株式会社)
クラシエフーズ販売株式会社 - 旧カネボウの元子会社(旧カネボウフーズ販売株式会社)
社名の由来
コーポレートスローガン
繊維製品から化粧品まで 世界でただひとつ 総合の美をつくるカネボウ(1961年 - 1968年)
品質を誇る世界の衣粧美メーカーカネボウ(1969年)
世界のファッションをリードする品質のカネボウ(1970年 - 1972年)
美しきヒューマンライフをめざすカネボウ(1973年 - 1989年)[注釈 2]
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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