クライシス2050
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クライシス2050
Solar Crisis
監督
リチャード・C・サラフィアン
脚本ジョー・ギャノン
テディ・サラフィアン
原作川田武
製作リチャード・エドランド
ジェームス・ネルソン
出演者ティム・マシスン
チャールトン・ヘストン
ピーター・ボイル
アナベル・スコフィールド
音楽モーリス・ジャール
撮影ラッセル・カーペンター
編集リチャード・トレヴァー
製作会社

学研NHKエンタープライズ[1]

日本製鉄三井物産日商岩井山一證券凸版印刷ロッテアサヒビール、Japan America Picture Company[2]

配給

松竹松竹富士[1]

トライマーク・ピクチャーズ[2]

公開

1990年7月14日[3]

1992年8月6日[3]

1992年11月25日[3]

1994年6月11日[3]

1996年1月12日[3]

上映時間112分
118分 (ディレクターズカット)
製作国 日本
言語英語
製作費$55,000,000 (推定)
配給収入14億300万円[4]
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『クライシス2050』(クライシスにいまるごおまる、Solar Crisis)は、1990年に公開された日本SF映画。
概要

学研日本放送協会(NHK)の子会社NHKエンタープライズの原案・出資により、ハリウッドのスタッフ・キャストが製作したSF映画で、製作費は70億円。

監督は『バニシング・ポイント』のリチャード・C・サラフィアン、特撮監督は『ダイ・ハード』『ゴーストバスターズ』のリチャード・エドランド、撮影は『タイタニック』『チャーリーズ・エンジェル』のラッセル・カーペンター、音楽は『アラビアのロレンス』『ドクトル・ジバゴ』のモーリス・ジャール。宇宙船のデザインを『ブレードランナー』などで知られるデザイナー、シド・ミードが担当した。しかし配給収入14億円と大赤字に終わった。

再編集してアメリカ公開版を製作した際、監督の了承を得ていなかったことからサラフィアンに訴えられて公開が3年遅れ、タイトルは『Solar Crisis』となり、監督名もサラフィアンの要望で“アラン・スミシー”名義となった[5]

セットはNHKスペシャル銀河宇宙オデッセイ』に流用され、商業化路線を推し進めた島桂次会長時代のNHKを象徴する映画とされている[6]

前売り券の販売数は100万枚[7]

1993年度の第20回サターン賞 (20th Saturn Awards) において、リチャード・エドランドが特殊効果賞にノミネートされた[8]
あらすじ

西暦2050年、科学文明の絶頂期、太陽内部の磁力線が地球の自転引力によってよじれ、核融合反応に異常をきたした太陽は膨張し、巨大フレアによって地球は滅亡の危機に見舞われた。

人類は反物質爆弾を太陽に打ち込みフレアの方向を変えてエネルギーを放出させ、太陽を正常に戻そうと計画。総責任者スキート・ケルソ海軍提督のもと、宇宙船ヘリオス艦長に志願した息子のスティーブ・ケルソ、日本人パイロットのケン・ミナミ、遺伝子操作で生まれた女性科学者アレックスらが乗り込んでヘリオスは太陽へ向かった。一方、そうした一連の行動を妨害しようとする複合企業体IXL社によってヘリオスに危機が迫る。
スタッフ

監督:リチャード・C・サラフィアン

製作:田沼修二、古岡滉

製作総指揮:
古岡秀人、定村武士、川田武

プロデューサー:森島恒行、リチャード・エドランド、ジェームス・ネルソン

原案:川田武

脚本:テディ・サラフィアン、ジョー・ギャノン

撮影:ラッセル・カーペンター

特撮監督:リチャード・エドランド

音楽:モーリス・ジャール

美術:ジョン・ブルース

編集:リチャード・トレヴァー

録音:デニス・W・カー

照明:レジナルド・P・レイク

デザイン:シド・ミード

助監督:ジェリー・ジースマー

字幕:進藤光太

キャスト

役名俳優日本語吹替
劇場公開版
日本テレビ
スティーブ・ケルソティム・マシスン小川真司磯部勉
スキート・ケルソチャールトン・ヘストン鈴木瑞穂納谷悟朗
ティーグピーター・ボイル池田勝石田太郎
アレックスアナベル・スコフィールド田島令子高島雅羅
マイク・ケルソコーキー・ネメック西尾拓美菊池英博
ケン・ミナミ別所哲也
トラビスジャック・パランス大塚周夫
ボーグドリアン・ヘアウッド銀河万丈


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