株式会社クボタ
Kubota Corporation
本社 (大阪市浪速区)
種類株式会社
機関設計監査役会設置会社[1]
市場情報東証プライム 6326
株式会社クボタ(英: Kubota Corporation)は、大阪府大阪市浪速区に本社を置く産業機械(農業機械、建設機械、ディーゼルエンジン等)、建築材料、鉄管、環境機器等を製造する大手製造メーカーである。
日経平均株価およびTOPIX Large70、JPXプライム150の構成銘柄の一つ[3][4]。 創業者は久保田権四郎。鋳物メーカーとして創業し、日本で初めて水道用鉄管の開発に着手し、国産化と量産化に成功。以降、鋳造技術から派生し、内燃機や農業機械、水処理、環境機器などに事業を拡大してきた。現在は、食料・水・環境の領域において事業を展開している。 農業機械メーカーとしては、シェア・売上高ともに国内首位、世界ではディア・アンド・カンパニー、CNH Industrialに次いで3位である[5]。また、ミニバックホーや小型産業用ディーゼルなど、世界トップクラスのシェアを持つ製品や、ダクタイル鋳鉄管や水処理設備など、国内でトップクラスのシェアを持つ製品群もある。 長期ビジョンである、GMB2030では、豊かな社会と自然の循環にコミットする”命を支えるプラットフォーマー”となることを掲げている[6]。ブランドスローガンは「For Earth, For Life」。 2024年3月、健康経営優良法人2024「ホワイト500」の認定を受けた。
概要
沿革
1890年2月 - 久保田権四郎が鋳物メーカー「大出鋳造所」として創業。
1897年 - 「大出鋳造所」を「久保田鉄工所」に改称。
1922年 - 農工用石油発動機の製造を開始。
1947年 - 昭和天皇が堺工場に行幸(昭和天皇の戦後巡幸)[7]。
1953年4月1日 - 「久保田鉄工株式会社」に社名変更。
1957年 - 住宅建材の製造販売を開始。
1960年 - 国産初の畑作用乗用トラクター「T15」を開発・商品化。1962年には水田用乗用トラクター「L15R」も開発・商品化される。
1971年 - 世界最小[注釈 1]の水冷・直列2気筒によるディーゼルエンジンを搭載し、更に業界初の4輪駆動を用いた[注釈 2]小型乗用トラクター「ブルトラ」シリーズを発売。発売直後、瞬く間に同社のベストセラー商品となる。
1990年4月1日 - 創業100周年に伴い「株式会社クボタ」に社名変更。同時にブランドロゴ(CI)を刷新。
1997年 - 農耕用乗用トラクターとしてハーフトラクター[注釈 3]「パワクロ」を30年ほど前に設定していた井関農機に引き続き商品化。以後、同社の最小クラス - 最大クラスのトラクターに幅広く設定される。
2008年 - 108PSのディーゼルエンジンを搭載し、業界トップクラスの超高速刈りを実現した自脱型コンバイン「エアロスター ダイナマックス」シリーズを発表。
2012年 - ノルウェーの農業用インプルメントメーカーであるクバンランドを買収。
2016年 - 欧州で一部先行販売していた最大170馬力の畑作用大型トラクタ「M7」を国内市場へ本格投入。
2016年 - アメリカの農作業機器メーカーであるグレートプレーンズマニュファクチャリングを買収。
2021年4月 - 知財功労賞(特許庁長官表彰)を受賞[8]。
2022年4月 - インドのトラクター大手エスコーツ(現エスコーツクボタ)を買収、連結子会社化した。
2023年 - フランスの農業用インプルメントメーカーである B.C. TECHNIQUE AGRO-ORGANIQUE SASを子会社のクバンランドを介して買収。
2023年6月 - 同社のラグビー部であるクボタスピアーズ船橋・東京ベイがラグビーNTTリーグワンのプレーオフトーナメントの決勝戦で、 埼玉パナソニックワイルドナイツの連覇を阻み、初優勝した。
2023年6月 - 世界で初めて、人が搭乗することなく自動運転でコメや麦の収穫作業が行なえる普通型コンバイン「アグリロボコンバインDRH1200A-A」を発表。
2024年1月 - 世界最大級のテクノロジー見本市 であるCES2024に出展し、New Agri Comceptと題した自律運転農機のプロトタイプを公開した。