クプ?!!まめゴマ!
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まめゴマ(Mamegoma)はヨネムラマユミによってデザインされた、サンエックスのキャラクターである。2005年から商品発売。2006年にゲーム化、2009年にテレビアニメ化された。
概要

2005年デビューし、5月にキャラクターグッズが発売された。2005年11月にはふとしたきっかけでまめゴマを飼うことになった「ワタシ」が描いている「ワタシ日記」が上梓された。

現在は絵本キャラクターブック・シールブックなどの他、雑誌も展開している(いずれも主婦と生活社刊)。

グッズや絵本の評判にともないゲームなども販売されている。また、2009年からはテレビアニメの放送が開始された。

なお、本稿は設定ベースで記述する。
まめゴマとは

最近発見された手乗りのアザラシ[注 1]。名前は「まめサイズのゴマフアザラシ」を略したものであるが、殆どゴマフアザラシと特定はしていない[注 2]

平均体長12cm、平均体重200g[注 3]。通常は平均体長・平均体重に到達した時点から成長しないが、大きくなりすぎたときは「まめゴマけんきゅうセンター」が引き取って育てるらしい[1]

授乳期のまめゴマはベビーまめゴマと呼ばれる[注 4]。生後1か月で体長5cm・体重70g程度成長し、この時点で一旦体毛が生え揃う。出産期は春で、1匹から2匹出産する。幼生・成体を問わず雌雄の区別が分かりづらい動物である。性別はベビーまめゴマの時点で判別可能だが、体毛だけで判断するととんでもないことになる(後述、べにゴマの項を参照)。

一般的なアザラシと異なり雑食性で、特に豆類、それも枝豆を好む[注 5]。味覚ないし嗅覚はやや優れている。一例として、普通の枝豆と高級枝豆を並べて出すと後者のみ食べる点がある。

基本的に大人しく、非常に飼いやすい動物である(ごく稀に例外あり)。遊ぶのが大好き(特にボールや輪っかが好み)だが体力に乏しく、その上すぐ眠ってしまう。

人間の言葉をある程度理解する能力がある。ただし、自分の名前を覚えるかどうかは疑問である(呼びかけられるととりあえず振り向いてしまうため)。表情が豊かで、飼い主の行動に喜怒哀楽を表すことができる反面、知性(学習能力)は個体差はあれど、あまり高くない。

生活サイクルは人間とほぼ同性。ただし、やや神経質なところもある[注 6]。皮下脂肪が薄いので暑いのが非常に苦手な反面、長時間水槽から出しても平気。ただし、乾燥がひどいと瀕死状態に陥ることもある。

排泄は通常水槽の中で行うが、隙を見せると水槽の外でもよおすこともある。一部ベビーまめゴマのイラストにおむつをしているものがあるが、基本的にトイレの習慣は身につかない模様。接地面に吸着性があり、また前脚を使って水槽を登ることが可能。そのため、脱走癖のあるまめゴマもいる。

後ろ脚が原種(アザラシまたはゴマフアザラシ)より若干進化しており、ごく短い脚のごとく動かすことができる。後半身を合わせて使用することでモノを蹴ることも出来るようになっている。ちなみに、後ろ脚の間に退化した尾があるらしい[1]。これは原種であるアザラシを受け継いでいる。体が柔らかく、丸まってボール状になることができる点も原種から進化した点といえる。しかし、その延長で自分の後ろ脚をかじる癖がついてしまうものもいる。原種と比べて異常に体長が小さいことから明らかに突然変異種である。

最近発見された割には全てを完全に飼い主に依存しており、特にベビーまめゴマから成体に移行する際(生後1か月目以降)に餌を母乳と混ぜた離乳食にする必要があったり、泳ぎを段階的に覚えさせる必要があったりする(本能だけでは泳げるようにならない)ことから、野生で生き抜く能力はほぼ完全に喪失しており愛玩動物化、ひいては(以上に)家畜化された動物であるといえよう[注 7]

ただ、祖先の記憶らしきものは若干残っているらしく、絵本ではゴマフアザラシと共鳴したことがある。体毛の色は両親に影響を受けるので多種多様に変化する。また、体色と性別や性格とは関連性がない。現在、明確な体色の名前は30種類以上存在する。名前にゴマフアザラシの「ゴマ」がつくものの、体毛が灰色でごまめ模様のまめゴマは少数派である。さらに、アザラシの仲間にはない体毛の色(ピンク色や紫色など)も存在する。

まめゴマより体長が短いこまめゴマや長いおおまめゴマも存在する。個体数はいずれも一般的なものと比較して少なめである。

前述のとおり飼い主の手が必要ではあるが泳ぎを覚えるのは早く(生後1 - 2か月の頃から調教可能)、また一度覚えると非常にうまく泳げるようになる(なお、ゲーム「まめ2」では調教過程が端折られている)。飼う際の水は淡水・海水を問わない[1]
絵本に登場するキャラクター

以下は絵本に登場する人物・動物である。なお、人物については絵本以外(特にゲーム)には登場しない。
ワタシ
20代の駆け出し
OL。職業は「あまりかたくない職種」。就職と引越しが重なり、一人暮らしの寂しさを覚えた時にペットショップにてまめゴマと出会う。やや酒癖が悪い。飼っているまめゴマはしろゴマの「ゴマお」。
ゴマお
絵本での真の主人公であるオスのしろゴマ。茹でた枝豆が好物(これは全てのまめゴマに共通している模様)で納豆が苦手。特技は枝豆飛ばし。性格は結構お調子者である。飼い主のワタシとの関係は良好だが、飼い主と位置が同等と自惚れているフシもある。お見合いさせるとお兄さんの金太(オス)に惚れてしまったり、雑誌の撮影で寝てしまい「ダメゴマ」と紹介されてしまったりするなど、良くも悪くも非常に個性が強い。飛行機(のペット用ケージ)が苦手。なお、ゴマおだけは絵本以外の場所に登場する(ゲームにだけは登場しない)。また、ゴマおが一応まめゴマの代表格的位置づけになっている。
お兄さん
ペットショップの店員。まめゴマの飼い方を研究している最中にワタシにまめゴマを譲ることになる。以後、ワタシのまめゴマ飼育におけるよき相談役となる。20代男性。妹がいる(後述)。飼っているまめゴマははむゴマの「金太」。「手のひらにのるちっちゃなあざらし」で唯一顔が出る人間でもある。
ワタシの妹
高校生。引越し後のワタシの部屋でゴマおを見てまめゴマを気に入ってしまい、勉強する約束でまめゴマを買ってもらう。後にワタシとゴマおをネタにした漫画を描いて姉からクレームをつけてもどこ吹く風。勉強の約束も守らない。飼っているまめゴマはぱんだゴマの「てんてん」。姉(ワタシ)がかつて通っていた高校に行っている。
お兄さんの妹
絵本2巻から登場。ワタシがペットショップで初めて見かけたときはお兄さんの婚約者ではないかと勘違いしてショックを受けるが、後に紹介を受けて意気投合する。外見は実年齢以上に大人っぽく、Mくんにも「大人っぽい妹」と呼ばれている。おしゃべりとメールが大好きな大学生。飼っているまめゴマはしまゴマの「ポリたん」。
Mくん
ワタシの大学時代の友人でメーカー勤務(企画職)。独身の男性。ワタシがまめゴマを飼う様子をみて人気狙いでみずゴマの「たいせーくん」を飼い出すが、本来の目的を忘れて完全にまめゴマにはまってしまう[注 8]。現在はたいせーくんを含め10頭を飼育、まめゴマオタクと化す。後にお兄さんの高校の同級生であることが判明。お兄さんの妹に気があるらしいが、結局まめゴマそっくりな人と結婚した。   まめゴマ園からの帰りにモーションをかけていた。企画職だけあって、まめゴマファンの集まり(合コン?)を開くなど、人を誘うのがうまい。
まめゴマの種類(飼っている人とその様子)
絵本1巻の一覧で紹介
しろゴマ
体の色が白一色。「ワタシ」の「ゴマお」が該当。しろゴマは両親が両方ともしろゴマでないと生まれない。
黒ゴマ
体の色が黒一色。女優のRさん(ワタシとは無関係)のジャック(オス)は、非常に贅沢な環境で飼育されているらしい。
ごまゴマ
体の色が灰色で背に白い斑点がある。本物のゴマフアザラシに近い容姿。
すみゴマ
体の色が灰色で尾の辺りが黒。
空ゴマ
体の色が薄い空色。ゴマおがストレスで体毛が抜けた時にカットをお願いした美容室のOさんの空ゴマは体毛が長めで自らカットもしている。しかし、1歳の長男が原因のストレスから禿げないかと心配している。
あまゴマ
体の色がそらゴマより濃い目の水色で背に白い斑点がある。
水ゴマ
体の色が白で尾の辺りが水色。
さくらゴマ
体の色が薄い桜色。会社の後輩Sちゃんの子供の1頭(べにゴマ X しろゴマの配合)。
べにゴマ
体の色がさくらゴマより濃い桃色で背に白い斑点がある。会社の後輩Sちゃんが飼っているものの、購入2日後にオスであることが判明してショックを受けた(のちにしろゴマのブランと結婚して2児をもうける)。
いちゴマ
体の色が白で尾の辺りが桃色。会社の先輩の娘、Iちゃんのあさちゃん(メス)が飼っている。会社の後輩Sちゃんの子供の1頭(やはりべにゴマ X しろゴマの配合)。
しおゴマ
体の色が白で背に茶色の斑点がある。
はむゴマ
体の色が白に茶色の大きな斑。名前の元ネタは
ハムスターと体色が似ているから。お兄さんの金太は母親にハムスターと間違われ、水不足で死にかけた。また、ゴマおと仲が良く、初対面の時はあわやボーイズラブのような展開になりかけた。会社の同期Cちゃんの飼っているものはと同じ水槽に入れたら尾鰭を咬まれてしまった。
しまゴマ
体の色が茶で背に大きな縞がある。うりぼうのような雰囲気。お兄さんの妹のポリたんは、その大きさや色ゆえ(近眼なのにメガネをかけていなかったこともあって)パソコンのマウスやクッキーに間違えられたことも。
ぱんだゴマ
体色がパンダそのもの。同社のたれぱんだに似た雰囲気。ワタシの妹のてんてんは両親に買ってもらった後で動物園に連れて行ってパンダと比較した。また、一時期目の周りの黒い部分が白くなっていた。
一覧に出てこないもの
まろ茶ゴマ
しろゴマとほぼ同じだが、茶色の平安貴族のような眉がある。AちゃんSくん兄弟のできたん(オス)は、Sくんにこまめに体長を測られたりAちゃんのバレエを見せられたりしている。
ぷりゴマ
体の色が白で尾の辺りが茶色。
まめゴマ ほのぼの日記で追加されたもの
すみれゴマ
体の色が薄い紫(=
菫色)一色。
ふじゴマ
体の色が白で尾の辺りが薄い紫。
ふじごまゴマ
体の色が白で背に薄い紫の斑点がある。
ちゃぱんだゴマ
ぱんだゴマと同じだが、黒い部分が茶色に変わっている。
もーゴマ
はむゴマと同じだが、茶色い部分が灰色に変わっている。を思わせる雰囲気。
星ゴマ
星の模様のぶちを持つ。
まめゴマ2 うちのコがイチバン!で追加されたもの


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