クッパ_(ゲームキャラクター)
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クッパ
マリオシリーズのキャラクター
初登場作品スーパーマリオブラザーズ
英語版声優ケニー・ジェームズほか
その他は#担当声優・俳優を参照
日本語声優#担当声優・俳優を参照
演じた俳優デニス・ホッパー

クッパ(英名:Bowser)は、任天堂が発売したコンピュータゲームソフトのシリーズ、マリオシリーズに登場する架空のキャラクター。同社の登録商標(第6050651号ほか)である。

クッパ大王、大魔王クッパ、クッパ大魔王、魔王クッパとも呼ばれる。
概要

クッパ軍団(初期はカメ帝国とも)のボスキャラクター怪獣を思わせる姿をした巨大なカメで、黄色と緑色からなる皮膚と赤色のたてがみを持ち、甲羅には10本のトゲが、頭には鋭い角が付いている。また、側面に棘が付いている黒い腕輪首輪をはめている。直立2足歩行で歩く(作品によって走る際には4足歩行になる)。得意技は口から吐く灼熱の

しばしばピーチ姫をさらい、キノコ王国の平和を乱し、大勢の部下と共に暴挙を繰り返すが、その度にマリオ(一部例外あり)に野望を阻止されている。第一作『スーパーマリオブラザーズ』や続編の『スーパーマリオブラザーズ2』では、キノコ王国に攻め込んできたクッパが、その魔法でキノコ族を岩やレンガ、つくしなどに変身させた。ピーチにはキノコ族にかけられた魔法を解く力があるため[1]、クッパはピーチをさらい監禁する。

それ以降もしばしばピーチをさらうが、さらう理由については特に示されないことが多い。ピーチに好意を持っている様子は数多く見られ、『スーパーマリオサンシャイン』ではクッパJr.の母親代わりに、と理由付けられ、『スーパーマリオ オデッセイ』や漫画『スーパーマリオくん』やアニメ映画『スーパーマリオブラザーズ ピーチ姫救出大作戦!』や『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』などではピーチとの結婚を目的としている[2]

スーパープリンセスピーチ』では、ピーチではなく邪魔なマリオやルイージキノピオを先に誘拐している。また、マリオシリーズ中の一部の作品では「クッパがピーチ姫を誘拐し、最終的にそれをマリオが救出する」流れはもはや当たり前のことのように、作品中の登場人物が示唆している描写も散見される[3]

外見は1960年東映動画が制作したアニメーション映画西遊記』に登場する牛魔王を元にしている[4][5]。マリオシリーズ開発の中心人物である宮本茂が描いた『スーパーマリオブラザーズ』の箱絵のクッパには劇中と違い角が無く、肌も灰色だった[4]。宮本からクッパのモデルとカメ帝国の設定を聞いた小田部羊一スッポンをモチーフとした再デザインを行った結果、劇中同様の角が生えている現行のデザインに近いものになった[4]

「クッパ」という名前の由来は、『スーパーマリオブラザーズ』の開発者たちが、ボスキャラの名前を決めあぐねる時に、ある者が「焼肉屋に行ってクッパを食べたい」と言ったためだと言われている[6]。クッパという名称を承諾した宮本茂は、最初クッパをの一種だと知らず、焼肉屋のメニューという事で肉の一種だと勘違いしており「焼肉だと力強くてカッコいい」と解釈して決めたのだが、粥だと知った後もその名称で通すことを決めた。また後述にあるとおり焼き肉がクッパの好物のひとつにあげられており、クッパにちなんでゲッソーなど同作のキャラクターの一部も食べ物から命名したというエピソードがある[7]

また、欧米版ではBowser(バウザー[8])というニックネームで呼ばれており[9]、Koopaはノコノコもしくはそれを含めたカメ一族の総称とされている。ただし、本名は欧米版でもKoopaであり、King Koopa(クッパ王。「クッパ=カメ一族」であるため、「カメ一族の大王」という意味になる)とも呼称され、2つの名を繋げた (King) Bowser Koopaとされることもある[10]。また韓国では「クッパ」と呼ばれているが、名前の由来となった料理のクッパが「??(gukbap、発音はククパプに近い)」なのに対し、こちらのクッパは日本語読み風に「?? (Kupa)」と異なる表記になっている。日本版も含め、フルネームは公式に発表されたことがない。

クッパはマリオシリーズの多くの作品で、マリオ及びマリオファミリーの「宿敵」「好敵手」という関係を保っている。一部の作品ではワリオなど他のキャラクターがマリオのライバル役を担当することがあったが、ワリオは自身が主人公になるゲームが増え、マリオと対決する場面がほとんど無くなったのに対し、クッパはマリオとのライバル関係を維持し続けている。『大乱闘スマッシュブラザーズX』においてはクッパは「マリオの永遠のライバル」、ワリオは「マリオの自称ライバル」と解説されている。

2013年にはついにマリオと並び、「ゲーム史上、最も偉大なゲームの悪役」としてギネス世界記録に認定され、名を連ねることとなった[11]

2019年、任天堂のアメリカ法人(Nintendo of America)の社長にダグ・バウザー(Doug Bowser)が就任し、クッパの英語名称と同じであるということで話題になった[12][13]
人物

一人称は、『スーパーマリオRPG』以降は「ワガハイ」(初期は「俺様」、一部のゲーム、漫画、アニメでは「わし」等も存在する)。「ガハハハ」という豪快な笑い方が特徴。口癖は「〜なのだ」。

二人称は『スーパーマリオRPG』ではマリオやカジオー軍団に対しては「キサマ」と呼ぶが、クリジェンヌ、カメザードなどの部下に対しては「オマエ」と呼んでいる(『マリオ&ルイージRPG1DX』の『クッパ軍団RPG』では部下であるクリボー隊長を「キサマ」と呼んでいる)。

性格は非常に頑迷かつ横暴で、プライドも人一倍高い。それ故、自身の邪魔をする者には高圧的な態度を取るが、自惚れ易い上にどこか抜けているため、部下や他者に騙されたり利用されることもしばしば。さらに、マリオたちとのバトルでは自分の攻撃技や自分の用意した道具や仕掛けをマリオたちに利用されて敗北か自滅をするパターンが非常に多く、それらの行動をあまり改善しないまま何度も繰り返している。毎回周囲にとって迷惑な行為を繰り返しているものの、あくまでそれは自身の野望達成の為であり、必要以上に他者を苦しめようという意図は無い。親分肌な一面もあり、部下たちが苦戦していると見るや自ら先陣を切って状況改善に乗り出し、部下の裏切りや逃亡も許す度量と心の広さも持ち合わせていることから、部下からの忠誠心は強く、クッパ自身も彼らに対して大きな信頼を寄せている。

食料品は肉類がシンボルとされることが多く、『ペーパーマリオRPG』の「スーパークッパブラザーズ」におけるパワーアップアイテムは骨付き肉で、『マリオ&ルイージRPG3!!!』におけるクッパ用回復アイテムは辛く味付けされた鶏肉。また、『マリオパーティ2』のテーマパーク・ミステリーランドで登場する「スフィンクスクッパ」の問題「ワガハイの好きな食べ物は?」の回答は焼き肉となっている。ただし、『ペーパーマリオRPG』ではカメックババの質問に、「卵焼きが好き」とも答えている(プレイヤーの選択によって「嫌い」と答えることもある)。


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