Cookie Monster
セサミストリートのキャラクター
2011年10月11日に厚木海軍飛行場内で行われた人形劇にて。画面左の青い着ぐるみがクッキーモンスター。
初登場1966年 スナック菓子"ホイール クラウンとフルート"のCM(ホイール・スティーラー)
作者ジム・ヘンソン
声フランク・オズ(1969年?2002年)
デヴィッド・ラッドマン(2002年?present)
詳細情報
別名シド、アリステア・クッキー[注釈 1]、アーノルド
性別男
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クッキーモンスター (Cookie Monster) は、テレビ番組『セサミストリート』に登場するモンスター(マペットキャラクター)の一つである。 2004年の「The First Time Me Eat Cookie」の歌詞で、赤ん坊の時の名前はシドだったと思う (me think me name was Sid)、と歌われている。2010年の公式ツイートでたしかシドニー (Sidney) だったと言っている[1]。11月2日生まれ、好物はチョコレートクッキー。全身青色で長い毛並み。目と口が大きい。いつもハイテンション。放映当初は今より体のサイズが大きかったが、現在はだいぶ小さくなった。皆からはクッキーと呼ばれている。 クッキーモンスターの原型は、1966年にジム・ヘンソンがゼネラルフーヅ社のCM向けにデザインしたモンスター3体のうち1体「ホイール・スティーラー」である。ホイール・スティーラーの口には尖った歯が生えており、スナック菓子「ホイール」を全部食べてしまう。IBMの会議用フィルムやエド・サリヴァン・ショーに登場して機械を食い荒らした後、1969年にはフリトレー社のスナック菓子「マンチョス」のCMに出演し、やはりそれも袋まで食べてしまう。この時点のデザインでは歯がなくなり、ほぼクッキーモンスターに近いものとなった[2][3]。 そのほか、ジム・ヘンソンがエド・サリヴァン・ショーのCMに声で出演していた[4]。 当初は「おいら」という一人称だったが、テレビ東京版とYoutube版では「僕」と言っている。
設定
原型
声優
オリジナル版
フランク・オズ(1969年-2002年)
デヴィッド・ラッドマン(2002年-現在)
日本語吹き替え版
上田敏也→不明→江原正士(テレビスペシャル版)
大川透→東地宏樹(NHK版)
菊地慧(テレビ東京版)
佐藤哲也
備考
本物のチョコチップクッキーを食べているように見えるが、これはクッキーのように塗ったライスケーキである。食べる際には全身を激しく動かして噛み砕いてみせる、そのため、砕いだクッキーなどがこぼれる演出も見られる。
2008年、『セサミストリート』のキャラクターが笑い転げる”くすぐり”ぬいぐるみシリーズの第3弾として「くすぐりクッキーモンスターX」が発売された[5]。
2012年には、カーリー・レイ・ジェプセンのコール・ミー・メイビーをカバーし、話題となった。
2015年には、BMW・1シリーズのテレビCMに出演した。
2016年3月(日本での公開は2016年5月)から、iPhone 6sのSiriの機能を使ったテレビCMに出演し、日本語版声優は大川透が担当した[6]。
2021年4月4日、NHK Eテレ『グレーテルのかまど』に単身登場。焼きたてのクッキーを豪快に食べ尽くし、十五代ヘンゼル(瀬戸康史)を唖然とさせている。レシピへのこだわりも語った。『セサミストリート』とクッキーの意味について製作スタッフ・長岡学の解説があり、佐藤哲也が声優ではなく操演スタッフとしてクレジットされた。
脚注[脚注の使い方]
注釈^ 「モンスター・ピース・シアター」というコーナーが1978年頃にあり、その時についた別名だった。そのコーナーはシーズン9(第1162話)からシーズン33(第3848話)まで続いた。日本でも放送されたが、吹き替え版では第3848話を飛ばしたため、放送されなかった。
出典^ “セサミストリートこれ知ってる?Vol.3クッキーモンスター大活躍
^ “2/21/1966 -‘Filmed one minute pilot commercial for Wheels, Crowns and Flutes’
^ “Cookie Monster Through the Years