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出典検索?: "クイーン・メリー" 客船
クイーン・メリー
基本情報
船籍イギリス
所有者
1936?49: キュナード・ホワイト・スター・ライン
1949?67: キュナード・ライン
1967?現在: ロングビーチ
建造所ジョン・ブラウン・アンド・カンパニー
経歴
発注1929年4月3日
起工1930年12月1日
進水1934年9月26日
竣工1936年4月15日
就航1936年5月27日
引退1967年12月1日
その後ロングビーチで静態保存
ホテル、レストラン、博物館として使用中
要目
総トン数81,237トン
排水量81,961トン
全長1,019.4フィート(310.7m)
全幅118.5フィート(36.1m)
高さ181フィート(55.2m)
喫水39フィート(11.9m)
機関方式出力160,000hpパーソンズ・ダブル・レデューション蒸気タービン
最大出力200,000hp蒸気タービン4軸
速力28.5ノット(52.8km/h、巡航速力)
旅客定員2139名 (1等客 776名 2等客 784名 3等客 579名)
乗組員1101名
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クイーン・メリー(1936年当時)
クイーン・メリー(RMS Queen Mary)は、キュナード・ラインが所有していたオーシャン・ライナーである。キュナード・ラインがサウサンプトン - シェルブール - ニューヨークを毎週行き来できるように計画した2隻のうちの1隻であり、建造はスコットランドのクライドバンクに位置するジョン・ブラウン・アンド・カンパニーであった。
本船は1936年から1967年にかけて北大西洋を横断する定期便として運航された。1920年代後半から1930年代前半にかけて、ヨーロッパは巨大で優秀な船舶を必要としていたため、同時期に建造された「クイーン・エリザベス」と共にチャーターされ、客船として運航されたが、第二次世界大戦の勃発に伴い兵士輸送船として軍に徴用された。軍を退役した後は再び客船として20年間運航され、1967年に引退。国立登録史跡として登録され、ロングビーチで博物館船兼ホテルとして静態保存されている。 ヨーロッパでは客船の建造競争があり、ドイツはすでに客船「ブレーメン」と「オイローパ」を建造していた。キュナード・ラインのライバルのホワイト・スター・ラインは総トン数60,000トンの「オーシャニック」の建造を決定し、競争に遅れをとっていたイギリスは、総トン数75,000トンの客船を建造することを決定したが、船名は未定であった。 534番船体と仮の名が付けられていた本船の命名については極秘のうちに進められ、キュナード・ラインの船名の命名規則に従い「ヴィクトリア」(Victoria)に内定していた。この裁可のため社長代理がジョージ5世に謁見した際に「この新客船には“イギリスの偉大な女王(クイーン)”の名を冠します」と遠まわしに奏上したところ、ジョージ5世の王妃(クイーン)メアリー・オブ・テックと勘違いされ「そうか。ありがとう」と言われたことに起因する。
命名・建造