クイズなないろDREAMS_虹色町の奇跡
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クイズなないろDREAMS
虹色町の奇跡ジャンル
クイズゲーム
対応機種アーケード[AC]
セガサターン[SS]
PlayStation[PS]
ゲームアーカイブス (PS3/PSP/PS Vita) [GA]
開発元カプコン
発売元カプコン
人数1 - 2人
発売日[AC]1996年9月20日
[AC安]1996年10月14日
[SS/PS]1997年6月27日
[GA]2011年7月27日
対象年齢[GA]CERO:B(12才以上対象)
コンテンツ
アイコン恋愛・セクシャル
その他[AC安]は、安価基板の意
他に携帯電話向け配信あり。携帯電話版およびGAのPSPでの使用時の人数は1人。
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『クイズなないろDREAMS 虹色町の奇跡』(クイズなないろドリームス にじいろちょうのきせき)は、カプコンより1996年9月に発売されたアーケード用クイズゲーム。カプコンが得意とするクイズゲームに当時ブームだった恋愛ゲームの要素を盛り込んだ「恋愛クイズゲーム」という異色作となっている。

1997年6月27日にはセガサターンPlayStationに移植された。また、2006年 - 2007年にかけて携帯電話の各キャリア(iアプリEZアプリ、Yアプリ)移植版が配信開始された。PlayStation版は2011年7月27日からゲームアーカイブスで配信されている。
ストーリー

3月31日の夜、星を見ていた主人公は虹色町に8つの流星が降り注ぐのを目撃する。主人公めがけて落ちてきたそのうちの1つは手のひらサイズの妖精の少女だった。

彼女の話によると、異世界で魔王を封印していた「封印のクリスタル」が7つに分裂し虹色町に降り注ぎ、この町に住む7人の女の子と同化してしまったという。7つに分かれて町のどこかに散らばったクリスタルを集めなければ封印が解けて魔王が復活し大変なことになるという。クリスタルは、その同化した女の子に恋愛感情を抱かせることで、力を引き出すことができる[1]。そして半年後に復活するであろう魔王を再封印するためにはその女の子たちと心を通わせることが必要だという。クリスタルの輝きを取り戻し世界を破滅の危機から救うため、主人公と女の子たちの交流が始まる。クイズに答えながら、7人の女性と同化したクリスタルを集めることになる[2]
システム

ゲームは分岐するすごろく状になっているカレンダー(マップ画面)の上を1から6の目の出るルーレットで出た目の分前進し、そのマスで登場したヒロインが出すクイズをノルマ数正解することでそのヒロインの好感度が上昇していく(コンシューマ版ではオプションでルーレットを使用しない設定も可)。クイズに失敗するとライフカードが-1され、0枚になるとゲームオーバーとなる。マップ中には特殊な効果のあるマスがあり、これらに止まるとゲームが有利に進行する(一部例外あり)。

特殊マスの一覧
ヒロイン
好感度が一定分上昇した状態でヒロインマスに止まればイベントが発生し、ストーリーが進行していく。また、ヒロインマスに止まった場合はそのヒロインに対応したジャンルセレクトができる。
テル
テルはめぐみの飼っている犬。正しい行動選択をするとライフカードが+1される。
リンツ
毎月末に必ずあり(9月末はリンツの代わりに魔王が表示される)、素通りはできない。月末以外にも特定のマスに潜んでいて、そこに止まった場合はクイズの正答率によってマップの形状が変化する。
日曜日
ヒロインの代わりに妖精が登場し、クイズに正解するとヒロイン1人の好感度を確認できるほか、ライフカードが+1されることがある。
施設
その施設が好きなヒロインが登場する。ヒロインイベントが進行する場合もある。
薬箱
妖精が登場し、クイズに正解するとライフカードが+1される。
分岐
このマスを通過する際は1、2ボタンでルートを選択する。ルートによって登場するヒロインのマスが決まっているため、攻略したいヒロインがいる場合はルート選択が重要となる。

ライフカードは絵柄によって正解が見える、スコアが2倍になるなどの特殊効果がある。発動時間が設定されており、クイズの制限時間とともに減少し、一定時間経過すると効果を失う。威力の高いカードほど発動時間は短い。

ルーレットは目押しすることである程度狙いのマスに止まることが可能。しかし、ルーレットはランダムで目押ししたマスからずれることがある上に(しかも3回目までに必ずずれる)外れの目が存在し、外れた場合は強制的に6マス進まされた上にオジャマキャラクターであるリンツとのクイズ対戦となりヒロインの好感度を稼ぐことはできない。ゲームは1か月ごとのステージに区切られており、それぞれの月末では強制的にリンツとのクイズ対戦に、最終月である9月末では魔王との最終決戦となる。

ストーリー上では「魔王の封印にはクリスタルの力が必要」とあるが、実際には魔王との最終決戦のときに最終イベントまでストーリーを進めたヒロイン1人につきライフが1増えるだけなのでクリスタルの力がなくとも魔王を倒すことは可能。しかし、最低でも1人のヒロインと仲良くなっていないと非常に寂しいエンディングになることは避けられない。また、分岐によって登場するヒロインのマスが限られる(原則的に桃子+その他のヒロイン2人の計3人。9月のみ全員登場する)ため、一度のプレイで全員からクリスタルを得ることはできない。
携帯電話版

ケータイカプコンより配信。ヒロイン別に1丁目から4丁目の4本に分割されている。登場ヒロインが削減された分、ゲーム期間も3か月に圧縮されている。

携帯アプリ版だけのおまけ要素として、ゲーム中未使用のシナリオ、設定(ボツ案)を見ることができる。

また、少しではあるが、アーケード版およびコンシューマ版発売以降の年の話題に関するクイズを新収録している。たとえば綿矢りさ東京ディズニーシーに関する問題など。
虹色町1丁目(2006年3月1日配信開始〈iアプリ〉、めぐみ編)
めぐみ、桃子、絵美の攻略が可能。
虹色町2丁目(2006年5月1日配信開始〈iアプリ〉、久美子編)
久美子、真由美の攻略が可能。おまけとしてボツになった話がある。
虹色町3丁目(2006年7月3日配信開始〈iアプリ〉、サキ編)
サキ、シャーロットの攻略が可能。おまけとして絵美シナリオのボツ案がある。
虹色町4丁目(2006年8月2日配信開始〈iアプリ〉、妖精)
妖精、リンツの攻略が可能。おまけとして虹色町の案内がある。
登場人物

恋愛ゲームとしては奇抜な設定のキャラクターが多い。また、アーケード版では7人のヒロインは製菓会社をモチーフとした名前がつけられていた[3]が、コンシューマ版以降の登場作品ではキャラクター名が変更となっている。これは特定の会社から抗議があったわけではないが、リスクを恐れたカプコン法務部からの要請による自主規制とのこと[4]。声優のキャスティング協力はアーツビジョン

以下、アーケード版とコンシューマ版で名前および声優が異なるキャラクターは、アーケード版の方を先にして併記する。
主人公
1P・2Pで2人同時プレイも可能。デフォルト名は1Pが「まなぶ」、2Pが「まこと」。
森永めぐみ(もりなが めぐみ) / 森次めぐみ(もりつぐ めぐみ)
- 白鳥由里 / 川村万梨阿年齢:16歳 / 身長:160cm / 3サイズ:82・57・85[5]主人公が最初に出会う女の子。3人家族の一人娘で、「テル」という名前の犬を飼っている。明るく、優しく、清純な性格。咲良絵美が撮った写真がきっかけで、モデルになる。主人公とはペンダントを拾ったことをきっかけに仲良くなるが、モデルにスカウトされたことで仕事の忙しさから、徐々に2人の気持ちがすれ違うようになっていく[2]。キャッチフレーズは「1億人の妹」。正統派ヒロインキャラクター。髪型はピンクのロングヘアにヘアピン。好物はアイスクリーム。高校生だが、ゲーム中に学校に通っているシーンがない[6]。趣味は散歩と昼寝であり、なぜか日中でも町中をぶらついていることが多い。開発者の中だけの設定として「実は中卒」というものがある[7]。モデルは『ドラえもん』の源しずか、『同級生2』の鳴沢唯、『ときめきメモリアル』の藤崎詩織[8]。開発当初は久美子がメインヒロインだったが、暗い性格ではメインにはふさわしくないとして急遽追加されたキャラクター。「実はアンドロイド」という没案もあった[4]
不二家桃子(ふじや ももこ) / 藤倉桃子(ふじくら ももこ)
声 - 倉田雅世年齢:16歳 / 身長:153cm / 3サイズ:88・59・88[5]眼鏡とセーラー服が似合う積極的な女の子。その天真爛漫で明朗活発な行動力で主人公とも仲良くなる。最初から主人公に恋心を抱いている。


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