クアヒマルパ・デ・モレロス
管轄区域
メキシコシティにおけるクアヒマルパ・デ・モレロスの位置
座標:.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯19度20分00秒 西経99度12分50秒 / 北緯19.33333度 西経99.21389度 / 19.33333; -99.21389
クアヒマルパ・デ・モレロス(スペイン語: Cuajimalpa de Morelos)はメキシコシティを構成する16の管轄区域のひとつ。メキシコシティ西部の、メヒコ州との境界に細長く広がる。メキシコ最古の国立公園であるデシエルト・デ・ロス・レオネス国立公園の一部があり、受難劇でも知られる。単にクアヒマルパとも称する。 クアヒマルパ・デ・モレロスはメキシコシティの西部に位置し、面積は80.95平方キロメートルである[1]。ミゲル・イダルゴおよびアルバロ・オブレゴンと接する。西部と北部はメヒコ州のオコヨアカクおよびウィシュキルカンと境を接する[3][4]。 メキシコシティとメヒコ州の境界をなす火山性のシエラ・デ・ラ・クルセス山脈の東側に位置する。平均標高は2,750メートルである[4][5]。土地は高低差が大きく、南部にはラ・パルマ(3,810m)、サンミゲル(3,800m)、エル・コンチニト(3760m)、エル・アンヘル(3,330m)などの峰が多い[5]。土壌は大部分が火成岩からなるが、小さな谷や峡谷には堆積岩が見られる。現在は火山活動は見られない[4]。 約20%の土地が保護地域とされ、それ以外は都市化している[4]。標高の高いデシエルト・デ・ロス・レオネス国立公園はもっともよく保存されている[4]。スプロール現象は現在も続いており、森林その他の保護地域をおびやかしている[6]。建物の建設を制御するための努力は払われているが、不法な集落、とくに国立公園に沿った地帯のものは深刻な問題になっている[4][6]。 2010年のクアヒマルパ・デ・モレロスの人口は約18万人である[2]。 クアヒマルパ・デ・モレロスでは富裕層と貧困層が隣接して住んでいる。家やアパートの値段はメキシコシティでもっとも高く、1平方メートルあたりの価格はメキシコシティの他の地域とくらべて55%高い。しかし富裕層のための住宅地と貧困地域では大きく価格が異なる[7]。 デシエルト・デ・ロス・レオネス国立公園はもと修道院と隠遁所であり[8]、1606年にカルメル会によって築かれた[4]。デシエルトは今日では砂漠を意味するが、ここでは本来の意味で人里離れた隠遁所を意味する[9]。1814年まで隠遁所だったが、その後イエズス会の病院になった[4]。今日では修道院の跡は3つの博物館として使われ、それぞれ国立公園自身、メキシコ独立革命200周年、メキシコ革命を記念する[9][10]。
地理
人口
見どころデシエルト・デ・ロス・レオネス国立公園