ギーセン
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紋章地図
(郡の位置)

基本情報
連邦州:ヘッセン州
行政管区:ギーセン行政管区
郡:ギーセン郡
緯度経度:.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯50度35分14秒 東経08度40分11秒 / 北緯50.58722度 東経8.66972度 / 50.58722; 8.66972座標: 北緯50度35分14秒 東経08度40分11秒 / 北緯50.58722度 東経8.66972度 / 50.58722; 8.66972
標高:海抜 159 m
面積:72.61 km2
人口:

91,255人(2021年12月31日現在)[1]
人口密度:1,257 人/km2
郵便番号:35390 - 35398
市外局番:0641, 06403
ナンバープレート:GI
自治体コード:

06 5 31 005
行政庁舎の住所:Berliner Platz 1
35390 Giesen
ウェブサイト: ⇒www.giessen.de
首長:ディートリント・グラーベ=ボルツ (Dietlind Grabe-Bolz)
郡内の位置

地図

ギーセン内市街

ギーセン (ドイツ語: Giesen, ドイツ語発音: [gi?s?n] ( 音声ファイル)[2]) は、ドイツ連邦共和国ヘッセン州ギーセン郡に属す市である。この大学都市は、人口約8万人[3] で、ヘッセン州で 7番目の都市であり、州内に7つあるゾンダーシュタートゥスシュテット(直訳すると「特殊な状況にある都市」、郡所属市でありながら郡独立市に準ずる権限を有する)の1つである。行政管区本部の所在地および郡庁所在地としてヘッセン州中部の行政中心であり、重要な交通の接続ポイントであり、この地域の上級中心都市である。10km離れたヴェッツラーラーン=ディル郡)とともに、約32万人の人口集積地を形成している。さらにもう少し離れた場所には、オーバーヘッセン(ドイツ語版、英語版)のマールブルクマールブルク=ビーデンコプフ郡)、フォーゲルスベルク山地の反対側にあたるフルダフルダ郡)、ジュートヴェストファーレンのジーゲンジーゲン=ヴィトゲンシュタイン郡)、ヴェスターヴァルト(ドイツ語版、英語版)の端にリムブルク・アン・デア・ラーンリムブルク=ヴァイルブルク郡)がある。

本市には、学生数約 28,000人のユストゥス=リービヒ大学[4]、ミッテルヘッセン工科大学(ドイツ語版、英語版)最大のキャンパス(2015年4月7日現在、全学生数14,824人中 8,380人がこのキャンパスに籍を置いている)[5] がある。この他にこの街には行政・経済アカデミー、ギーセン自由神学大学、ヘッセン大学の警察および行政学部、亡命希望者のための初期収容施設、ヘッセン州の難民初期収容施設 (HEAE) がある。
地理
位置

ギーセンはラーン川沿いに位置している。ラーン川はこの街の市内で流れを南から西に変える。グラーデンバッハ丘陵の支脈が北西部を占めている。その手前にあるのがグライベルク山やフェッツベルク山、ギーセン周辺で最も高い 498mのデューンスベルクを含むグライベルガー・ラントである。西側は、ラーナウ=アッツバッハまでラーンタールが開けている。ここには砂利の採石場があり、浚渫された跡地にウォータースポーツセンターが計画されたが、却下された。市の南西は、タウヌス山地の最も北東部分にあたるヒンタータウヌスが始まる。南にはヴェッテラウやライン=マイン低地に続いている。東は中低山地であるフォーゲルスベルク内にあるギーセナー・ラントである。

ギーセンの最寄りの大都市はヴェッツラー(12km西)、マールブルク(30km北)で、ともにラーン川沿いに位置している。さらにフルダ(80km東)、ブッツバッハ(18km南)、フランクフルト・アム・マイン(70km南)がある。
隣接する市町村

ギーセンは、西から時計回りに以下の市町村と境を接している。

ホイヒェルハイム・アン・デア・ラーン

ヴェッテンベルク

ロラー

シュタウフェンベルク

ブーゼック

フェルンヴァルト

ポールハイム

リンデン

ヒュッテンベルクラーン=ディル郡

ヴェッツラー(ラーン=ディル郡)
ギーセン中核市区と5つの市区
市の構成

ギーセンの古くからの中核市区は、面積約40km2、人口60,397人で、本市の中心部分をなしている。基本条例によれば、この他に 5つの市区が、形式上地区委員会を有する地区管区として本市に含まれる[6]。北東のヴィーゼック区と南西のクラインリンデン区は1939年に合併し、南西のアレンドルフ・アン・デア・ラーンおよび東のレジェン区は1971年に合併した。南西のリュッツェルリンデン区は1979年に合併した。

一部が中核市区にかかっている住宅地や新しい産業地区は、住民たちは固有の名称で呼んでいるが、公的には中核市区の一部である。旧リヴァース兵舎を含む「アン・デア・アウトマイレ」産業地区、アンネレーダー住宅地、ドゥレス住宅地、オイレンコプフ、オイローパ街、「グミインゼル」(かつて存在したゴム工場の労働者住宅が昔あった場所)、マーシャル住宅地、フィロゾーフェンヴァルト、ザントフェルトおよびシュランゲンツァール新興住宅地、ウンテラーおよびオーベラー・ハルトホーフ、ウルズルム/オーバーラハヴェーク産業地区がこれにあたる。南東のかつて修道院があったシッフェンベルクの麓にあるペーターヴァイハー住宅地もギーセン中核市区に属す。この住宅地は、当時は誰も住んでいなかったシッフェンベルク地区が市の所有に移された1973年に建設された。この土地は1939年から市に編入されていたが、それまでは州が所有する土地であった。バーデンブルク付近にあるイン・デア・フンスバッハ住宅地は、比較的遠くにあるにもかかわらず本市に含まれている。公的には1752年からバーデンブルク城趾やヴェラースブルク城趾と同様にヴィーゼックに含まれていた。

統計上ギーセンは、11の統計管区に分けられている。

No.統計管区名人口(人)
2014年6月30日現在地図
01インネンシュタット(内市街)Innenstadt18,758ギーセンの統計管区図
02ノルト(北地区)Nord9,964
03オスト(東地区)Ost13,113
04ジュート(南地区)Sud10,391
05ヴェスト(西地区)West7,552
06ヴィーゼックWieseck9,428
07レトゲンRodgen1,852
08シッフェンベルクSchiffenberg619
09クラインリンデンKleinlinden4,588
10アレンドルフAllendorf1,775
11リュッツェルリンデンLutzellinden2,382
計80,422

気候

ギーセンの気候は湿潤で穏和である。最も寒い月は1月で 0.9 ℃、最も暖かい月は7月で 18.9 ℃である。早春はおおむね乾燥している。最も降水量が少ないのは2月で42mm、最も多いのは7月の70mmである。

ギーセン測候所の気候
月1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年
日平均気温 °C (°F)0.9
(33.6)1.6
(34.9)5.4
(41.7)9.3
(48.7)13.8
(56.8)16.7
(62.1)18.9
(66)18.3
(64.9)14.1
(57.4)9.6
(49.3)4.9
(40.8)1.8
(35.2)9.6
(49.3)
降水量 mm (inch)51.0
(2.008)42.0
(1.654)52.0
(2.047)43.0
(1.693)68.0
(2.677)61.0
(2.402)70.0
(2.756)56.0
(2.205)57.0
(2.244)55.0
(2.165)54.0
(2.126)58.0
(2.283)666.0
(26.22)
平均月間日照時間46.077.0117.0177.0204.0214.0227.0211.0147.098.045.036.01,600
出典:平均気温 ? ドイツ気象庁 (DWD) [7]

歴史
最初の入植

ヴィルヘルム・フォン・グライベルクは、1152年にゲーセンの水城を建設し、住まいをグライベルク城からこの新しい城に移した。後の都市への基礎石はこれにより据えられた。現在の街から北西に約 8 km 離れたグライベルク城は10世紀頃にコンラディン家によって建設されたが、10世紀末にルクセンブルク家の所有となり、これに伴ってラーン川中流域にグライベルク伯領が創設された。
都市への過程

最初の文献上の記録は、「Giezzen」という名称で1197年になされている[8]1248年にギーセンは初めて「市」として記録されている。遺産としてこれを相続していたテュービンゲン宮中伯家出身のウルリヒ1世フォン・アスペルクにより、ギーセンは1264年ヘッセン方伯に売却された。ヘッセン方伯は1300年頃にアルテ・シュロス(古い城)を建設した。


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