ギルバート
Town of Gilbert
ギルバート町民センター
章
位置
アリゾナ州におけるマリコパ郡(右下)およびマリコパ郡におけるギルバートの位置
座標 : 北緯33度21分00秒 西経111度47分21秒 / 北緯33.35000度 西経111.78917度 / 33.35000; -111.78917
ギルバート(英: Gilbert)は、アメリカ合衆国アリゾナ州マリコパ郡の大きな町である。1891年7月6日にアリゾナ・イースタン鉄道の引き込み線として作られ、その周りに町ができて1920年にギルバート町として町制を布いた。その名前は引き込み線ができた土地の地主だったウィリアム・"ボビー"・ギルバートに因むものだった。1911年から1920年代にかけて、ギルバートの町は世界の干草産業の首都として知られた。フェニックス大都市圏の一部にあり、近年のフェニックス市の急速な拡大に合わせて人口が急上昇してきた。
2010年のアメリカ合衆国国勢調査局調査で、町の人口は208,453人となっている[1]。ギルバートは既に大きく急速に成長しているが、市ではなく町のままである。アリゾナ州の市町の中では1990年から2000年の間に最も成長速度の大きい自治体となった。アリゾナ州の人口重心がギルバートにある[2]。 アメリカ合衆国国勢調査局によれば、市域全面積は43.2平方マイル (111.9 km2)、このうち陸地は43.0平方マイル (111.3 km2)、水面は0.2平方マイル (0.6 km2)で水域率は0.5%である。 以下は2000年の国勢調査による人口統計データである[3]。 基礎データ 人種別人口構成 年齢別人口構成 世帯と家族(対世帯数) 人口推移 収入と家計 ギルバートには様々な宗教の会派があり、17.26%はカトリック、11.12%はプロテスタント、5.06%はモルモン教としている。モルモン教徒が多いことで知られ、そのことは末日聖徒イエス・キリスト教会が最近ギルバートに神殿を建てると発表したという事実にも現れている[5]。また比較的犯罪率の低い町としても知られている。FBIの記録に拠れば、2005年に殺人事件が起こらなかった自治体としてアメリカ合衆国で最大の所である[6]。 ギルバートは圧倒的に共和党が強く、家族に優しいことを謳い文句にする政治的に保守的な社会である。アリゾナ州第6選挙区に属し、アメリカ合衆国下院には共和党のジェフ・フレイクを送り出している[7]。ギルバート町長はジョン・ルイスである。2009年3月10日に市政委員会予備選挙があった。 ギルバート中心街 ギルバートの大半はギルバート統合学区に入っている。他にチャンドラー統合学区、メサ公共学区、クィーン・クリーク統合学区、およびヒグリー統合学区に入っている部分がある。 ギルバートにはイースト・バレーを巡るアリゾナ州環状道202号線のうち、サンタン・フリーウェイ部分が通っている。他にもウィリアム・フィールド道路、チャンドラー・ブールバードおよびギルバート道路など幹線道路がある。メサ市東部にあるフェニックス・メサ・ゲイトウェイ空港に比較的近い。フェニックス・スカイハーバー国際空港まで車で25分の距離でもある。 最近ギルバート中心街にバス路線と将来の通勤列車のためにパークアンドライドの設備が建設された。
目次
1 地理
2 人口動態
2.1 収入
3 政治
4 教育
5 交通
6 姉妹都市
7 著名な出身者と住人
7.1 グループ
8 脚注
9 外部リンク
地理
人口動態
人口: 109,697人
世帯数: 35,405世帯
家族数: 28,925家族
人口密度: 985.9人/km2(2,553.7人/mi2)
住居数: 37,007軒
住居密度: 332.6軒/km2(861.5/mi2)
白人: 85.73%
アフリカン・アメリカン: 2.41%
ネイティブ・アメリカン: 0.62%
アジア人:3.59%
太平洋諸島系: 0.12%
その他の人種: 4.77%
混血: 2.77%
ヒスパニック・ラテン系: 11.87%
18歳未満: 34.2%
18-24歳: 7.4%
25-44歳: 37.8%
45-64歳: 16.9%
65歳以上: 3.8%
年齢の中央値: 30歳
性比(女性100人あたり男性の人口)
総人口: 98.8
18歳以上: 96.1
18歳未満の子供がいる: 50.8%
結婚・同居している夫婦: 69.5%
未婚・離婚・死別女性が世帯主: 8.3%
非家族世帯: 18.3%
単身世帯: 12.7%
65歳以上の老人1人暮らし: 1.8%
平均構成人数
世帯: 3.10人
家族: 3.42人
年人口±%
1920年
1930年
1940年 837+5.8%
1950年 1,114+33.1%
1960年 1,833+64.5%
1970年 1,971+7.5%
1980年 5,717+190.1%
1990年 29,188+410.5%
2000年 109,697+275.8%
2007年 207,550+89.2%
収入
収入の中央値
世帯: 79,976米ドル
家族: 87,412米ドル
性別
男性: 60,962米ドル
女性: 41,972米ドル
人口1人あたり収入: 30,068米ドル
貧困線以下
対人口: 4.6%
対家族数: 3.3%
18歳未満: 5.2%
65歳以上: 4.5%[4]
政治
教育
交通
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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