この記事には独自研究が含まれているおそれがあります。問題箇所を検証し出典を追加して、記事の改善にご協力ください。議論はノートを参照してください。(2022年4月)
ギョウジャニンニク
ギョウジャニンニク(北海道穂別)
分類
広義: Allium victorialis L. (1753)[1]
シノニム
Allium victorialis L. var. asiaticum Nakai (1928)[5]
Allium victorialis L. var. platyphyllum (Hulten) Makino (1940)[6]
Allium ochotense Prokh. (1930)[7]
Allium microdictyon Prokh. (1930)[8]
Allium latissimum Prokh. (1930)[9]
和名
ギョウジャニンニク
英名
種、あるいは基本亜種に対するもの
victory onion
alpine leek
Allium victorialis
ギョウジャニンニク(行者大蒜[10]、行者蒜[11]、行者忍辱[12]、行者葫、学名: Allium victorialis subsp. platyphyllum)は、ネギ属の多年草。 北海道や近畿以北の亜高山地帯の針葉樹林、混合樹林帯の水湿地に群生しており、そのほとんどの繁殖地は国立公園などの自然保護区である。キトピロなどとも呼ばれる(後述)。ヨーロッパ産の基本亜種A. victorialis subsp. victorialisは、ヨーロッパの多くの高山に広く分布している。ニンニクに似た強烈な匂いがあるが、若芽は山菜として食べられている。
ただし近年では、本種の学名としてヤロスラフ・プロハノフが1930年に命名[13]した A. ochotense が一般的になりつつある[14][15][16][17][18]。この学名の種小名は産地のオホーツクにちなむとされる。 標準和名ギョウジャニンニクという名前の由来は、ニンニクのような強い香りと、山にこもる修験道の行者が荒行の合間にこれを食べて体力を保持したからとも[10][19][20][21]、逆にこれを食べると滋養がつきすぎて修行にならないため、食べることを禁じられた[※ 1]からとも言われている。 キトビロ、ヤマビル(山蒜)[10][19]、ウシビル[10]、エゾネギ[22]、ヤマニンニク[23]、エイザンニンニク[23]などの別名がある。キトビロ(もしくはキトビル[10]、キトピロ)がさらになまって、ヒトビロ、ヒトビルというような発音になることもある。 北海道では、この植物を俗に「アイヌネギ」と呼ぶことがある[24][10][19]。
名称