ギュンター・ボルンカム
[Wikipedia|▼Menu]

ギュンター・ボルンカム(Gunther Bornkamm, 1905年10月8日 - 1990年2月18日)は、ドイツプロテスタント新約聖書学者。
来歴

ゲルリッツに生まれ、テュービンゲン大学エルンスト・ケーゼマンに、マールブルク大学でエルンスト・フハスに、ゲッティンゲン大学ではハンス・コンツェルマンと共にルドルフ・ブルトマンにそれぞれ師事した。マールブルク大学で博士号を得た。

1934年にケーニヒスベルクアルベルトゥス大学ケーニヒスベルクで教授に任命されたが、告白教会と協力したかどで1937年にナチスによって講義資格 (Habilitation) を剥奪されたため退職を余儀なくされ、一時期ビーレフェルトの神学校で教えた後、ミュンスタードルトムント牧師を務めた。

第二次世界大戦後、1947年より1949年までゲッティンゲン大学の教授を務め、1949年から1971年までハイデルベルク大学の新約聖書の教授の座にあった。1965年 - 1966年は学長も務めている。ハイデルベルクにて没した。

1940年代に、『マタイによる福音書』と『ルカによる福音書』の著者がどのように『マルコによる福音書』を用いて表現したかをハンス・コンツェルマンらと研究し、これが編集史研究の始まりとなった。『コリントの信徒への手紙二』の研究では、この10章から13章は第一の手紙と第二の手紙の間に書かれた厳しい手紙の一部であるという見解を示した[1]

兄に教会史とマルティン・ルターの研究家ハインリヒ・ボルンカム、娘にイギリス学・エジプト学者のアライダ・アスマン (Aleida Assmann) がいる。
脚注[脚注の使い方]^ シーセン (1954)、p.445

参考文献

ヘンリー・シーセン『新約聖書緒論』
聖書図書刊行会、1954年

ローマン・ハイリゲンタール著、新免貢訳『イエスの実像を求めて-現代のイエス探求』教文館、1997年

C・F・ヴィスロフ著、鍋谷堯爾・勝原忠明訳『現代神学小史』いのちのことば社、1975年










現代神学プロテスタント
キリスト教神学の概要
自由主義神学

創始者

J・ゼムラー(提唱者)。カントヘーゲルF・シュライアマハー(近代神学の父)。J・C・ホフマン救済史的研究)
リッチュル学派

A・リッチュル(道徳的宗教)。A・ハルナックW・ヘルマン 。J・カフタン
チュービンゲン学派
(古自由主義神学)

D・シュトラウスK・ラハマンH・ホルツマンF・C・バウアH・グンケルW・ブセットW・ヴレーデJ・ヴァイスW・ハイトミュラー
宗教史学派

E・トレルチ


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:16 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef