ギミック!
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この項目では、漫画作品について説明しています。サン電子コンピュータゲームについては「ギミック! (ゲーム)」をご覧ください。

『ギミック! 』は「週刊ヤングジャンプ2005年24号より連載されていた漫画作品。原作・金成陽三郎 / 作画・薮口黒子SFXをモチーフにした作品である。単行本は全9巻。
概要

当初、この漫画は2004年12月の「週刊ヤングジャンプ」1号・2号のみの読切作品であったが、翌年の「ヤングジャンプ」24号より連載がスタートした。SFXアーティストを主人公とし、映画界における数々のSFXの演出や技術をストーリーに盛り込んだ内容となっている。前半はSFXを用いて悪人と戦ったり、様々な困難に立ち向かうアクション要素の強い作品であったが中盤からはそう言った要素は薄れて行き、SFX技術そのものに焦点を当てたり、映像の捏造と言ったSFXの暗部や、登場人物の人間模様を重点的に描く作風となった。

企画自体は2003年12月に立ち上がっていたものの、漫画家が見つからなかった為、他の企画に埋もれていた。しかし、2004年7月に漫画家・薮口黒子との出会いがあり、読切作品としてはじめて日の目を見ることとなる。
あらすじ

河川敷にあるスタジオ「ギミック」の永瀬公平は、しがない特殊メイクアップアーティスト。しかし、『神のギンベラ』を駆使したSFXの技術は天下一品。公平が創り出す幻想(ギミック)は現実をも超える存在となる。
登場人物.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この節の加筆が望まれています。

主要人物
永瀬 公平(ながせ こうへい)
本作の主人公。23歳。スタジオ「ギミック」でSFXの仕事を請け負う特殊メイクアップアーティスト。美人に目がない女たらしであり、美人を見るとやる気を出す。SFXの神様、R・Bの下でSFXを学び、『神のギンベラ』を託されたほどの人物。R・B仕込みの技術は一級品であり、作業に集中するときは大音量でヘヴィメタルを掛けながら行う(イヤホンを使っているにもかかわらず周りの人間が思わず耳を塞ぐほど)。学生時代からSFXに掛ける情熱は並外れており、純粋に心からSFXを楽しんでいる。しかしSFXを仕事のみならず私生活でも(主にイタズラに)使用する程であり、SFXバカとすら言われてしまう事も。しかし何かとトラブルに巻き込まれる事が多く、特に連載初期は命に関わるような事件に立ち向かう羽目になる事もしばしばあった。紋音の一件以来、行方不明のR・Bと関わりがあるとされる「業魔のギンベラ」を持つ男を探している。SFXの仕事がしたいと言う理由で高校を中退。当ても無く渡米して
ハリウッド入りするが、英語が喋れずコネも無い為に当然どこのスタジオからも追い出されていた時にR・Bと偶然出会い、素質を見出されて彼の元へ弟子入りする。それから3年間ハリウッドで活躍していたが、独断で請けた仕事が実はイラク戦争に向けたアメリカ政府の軍志願者を募る映像であり、親友のダンがそれが原因で入隊・戦死した事からSFXに絶望。一度は自らの右腕にギンベラを突き刺して二度とSFXをやれなくしようとしたが、入院中にR・Bがスタジオを畳んで失踪した事と、彼の残した手紙によって再びSFXを始める事を決意。必死のリハビリを経て右腕の感覚を取り戻し、日本に戻って来た後に神無月と出会い、スタジオ「ギミック」を立ち上げた。神のギンベラはその際、R・Bより託されたものである。右手にいつも手袋をはめているのは、その時の傷痕を隠す為である。連載初期は記憶だけで実物と寸分違わぬライフマスクを彫り上げたり、短時間で何人もの人間に特殊メイクを施すと言った超人的な技術を披露していたが、連載が進むにつれて現実的な作業をする事が多くなった。但し、それでも一級品の技術力に変わりは無い。純粋にSFXを楽しんでいるが為に、それに優劣を付けたり評価される事には興味はなく、J-SMAC(日本特殊メイクアーティストコンテスト)の話を持ち出された時も無関心だったが、R・Bに気付いて貰える為に自ら動く事を決意し、J-SMACに参加。数々の戦いを乗り越えた後に決勝戦にて「業魔のギンベラ」を持つ男にして兄弟子にあたる野間渕と対決し、一度は打ちのめされるも最終的に勝利し、優勝する。その後、ダンの家族との和解、R・Bとの再会を経て、R・Bの新スタジオに誘われるも、最終的に出した結論はスタジオ「ギミック」を続ける事だった(R・Bの仕事を手伝う時はそちらに赴く事にした)。
神無月 慎吾(かんなづき しんご)
スタジオ「ギミック」で永瀬公平とともに生活する超一流のスタントマン。23歳。スタントの世界記録を樹立するなど身体能力は抜群である。一時期、大怪我をしたことによるショックにより、スタントが出来なくなっていたが、永瀬公平と出会ったことでトラウマを克服し、再びスタントに復帰。それ以降、公平と共に行動するようになる。スタジオ「ギミック」では家事を担当する。真面目な性格で基本的には公平のイタズラをたしなめるツッコミ役だが、いざと言う時はその肉体を生かして活躍し、公平のSFXと息の合ったコンビネーションを見せる。時には人間離れした筋力や身体能力をも見せる。なお、下の名前で呼ぶキャラクターが存在しなかったために、本名が不明なままであったが、4巻で初めて下の名前が判明した。一時期はスタントマンと言う危険な仕事をする事を母親に咎められるも、スタントにかける情熱を身を以て証明し、母にも認められた。
島倉 紋音(しまくら もね)
シーンNo.15「オーバー・ザ・レインボー (1) 」より登場。16歳の高校生。眼鏡を掛けた大人しい少女で、クラスでは一人だけ正規の制服を着ている。マットペイントの技術に長けており、写真と見紛うほどの絵を描くことが出来る。当初、公平を自分の父親の命を奪った人物だと思い込み、絵の技術を使い公平を様々な罠にかけようとした。しかし、誤解が解け、事件が解決した後は公平たちのスタジオ「ギミック」によく出入りしている。本人としてはもっと絵の技術を学び、いずれはスタジオ「ギミック」のスタッフに加えてもらうのが目標だが、既に一員のようなものである。女子校に通っており、一時期はイジメに遭っていたがシーンNo.Ex「マッハばあちゃん!!」の様子を見る限りでは友人もでき、イジメはなくなったと思われる。
麻生 志保(あそう しほ)
麻生芸能事務所所長。公平が持っている技術を評価し、様々な仕事を持ち込んでは扱き使っている。公平が余計なイタズラでトラブルを起こした場合は暴力的なお仕置きをしている。
蒲生(がもう)
シーンNo.8「エイリアン・パニック (2) 」より登場する警部。「エイリアン・パニック」ではいち早く事件の真相に気づき、最初は公平と神無月を犯人と思って逮捕するも、最終的には公平を助ける役割を果たした。以降も度々登場する。
R・B
シーンNo.20「オーバー・ザ・レインボー (8) 」より登場。公平のSFXの師匠であり、世界的に有名なSFXアーティスト。読み切り版での本名は「リッキー・ベイカード」。しかし、あることをきっかけに、ハリウッドから姿を消した。その際、公平に自らの魂そのものである「神のギンベラ」を託している。


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