ギブソン・レスポール
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人物については「レス・ポール」をご覧ください。

7ORDERの曲については「レスポール (7ORDERの曲)」をご覧ください。

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ギブソン・レスポール
Gibson Les Paul Model
ギブソン・レスポール
メーカー/ブランドギブソン
製造時期1952年 - 1960年
1968年 -
構造
ボディタイプソリッド/セミホロウ/チェンバード
ペグヘッド角度17°
スケール長24 3/4インチ 628.65mm
フレット数22フレット/24フレット(Double Cut Plus)
ネックジョイントセット
材質
ボディトップ:メイプル
バック:マホガニー
ネックマホガニー、メイプル
フィンガーボードローズウッド、ハカランダ
ハードウェア
ペグゴトー(リイシュー)、グローバー[要曖昧さ回避]
ブリッジチューン・O・マチック
テールピース固定(ストップ・テールピース)
コントロールノブゴールド・トップ・ハット
電気系統
ピックアップハムバッキング×2、シングルコイル(P-90)×2、シングルコイル×1(Junior)
コントロールボリューム×2、トーン×2、3ウェイセレクタースイッチ
カラーバリエーション
チェリーサンバースト、ブラック、ゴールドなど
テンプレート | カテゴリ

レスポール、レス・ポール・モデル(Les Paul Model)は、ギブソン社が1952年から製造販売を行っているエレクトリック・ギターフェンダー社のストラトキャスターモデルと並びエレキギターを代表するモデルとされる。

アメリカ合衆国ギタリストレス・ポールのアーティスト・モデルであり、本来は「レス・ポール・モデル」と呼ばれるべきであるが、日本では「レスポール」と表記するのが正しいとされ、輸入代理店もこの表記をとっている。

2022年現在、「LES PAUL」は楽器を指定商品としたギブソン・ブランズ・インクの登録商標であり「レスポール」という商品名でこのモデル(を含んだ楽器全般)を販売できるのはギブソンおよびギブソン傘下のエピフォンのみである。しかし意匠権の取得はされていないため多数のメーカーから「レスポールタイプ」等として同形のコピー商品が「レスポール」以外の名称で販売されている。
概要

レスポールはギブソン社初のソリッドギターであり、前述の通りレス・ポールとの共同開発の、彼のシグネチャーモデルである。レスポールとして最も知られているのはスタンダード、カスタムの2種類であるが、その他にもスペシャル、ジュニア、デラックス、スタジオ、クラシックなど多くのモデルが存在する。1952?53 Goldtop trapeze bridge仕様レス・ポールと、本人が晩年愛用したレスポール・レコーディング

共同開発とは言え、実際の開発はギブソン社にて行われた(レス・ポールが作成した“ログ”ギターは参考にしている)。レス・ポールからの中間プロトタイプに対するアドバイスは、ゴールドカラーの採用(高級に見える)と、自身がパテントを持つトラピーズブリッジの採用という程度でしかなかった。レス・ポールは表面のメイプル材を分厚くするように要求したが、非常に重くなってしまうこととコストがかさむ事から却下された。

基本的なデザインは高フレット部が弾きやすいようにネック付け根の下側が削られたシングル・カッタウェイのアーチドトップ・ボディにフロントとリアにふたつのピックアップを搭載、ネックは仕込み角をつけたセットネックで、それぞれのピックアップ専用のボリューム、トーンコントロールが備わっている。
ピックアップスタンダード・モデルのフロントピックアップ周辺

当初、レスポールモデル(ゴールドトップ)には1952年から1956年までシングルコイルP-90タイプを、1954年から1956年製のカスタムにはフロントにP-90とは全く違う内部構造と長方形のポールピースを持つアルニコV、リアにソープバータイプのP-90という組み合わせで、ピックアップが搭載されていたが、レスポールが有名になったのはやはり1957年モデルから採用された「P-490」ピックアップが搭載された頃からである。このピックアップはセス・ラヴァーの設計によるもので、シングルコイルを二つ並べたようなダブルコイル(いわゆるハムバッカー)となっている。コイル二つの巻く向きと磁極を逆にしてノイズをキャンセルする仕組みになっていて、副作用としてシングルコイルよりは高域特性が悪く、しかも大きな音が出ることになったが、これがレスポールタイプのギターの魅力となっている。このハムバッカー構造を持つピックアップは特許出願され、そのことを示す「特許出願中(Patent Applied For)」のシールが貼ってあったことからP.A.F.と呼ばれた。P.A.F.ピックアップはスタンダード・モデルとカスタム・モデルに採用されたが、廉価モデルであるジュニアとスペシャルにはP-90が搭載され続けた。P.A.F.ピックアップ製造開始の頃はコイル巻線機には自動停止機構が無かったため、巻線数は設計値(5000ターン)より多めで、しかも個体差が大きい。また、経年変化により発生するボビンの「樹脂痩せ」という現象の結果、コイル巻き線が製造当時より緩み、張力低下から巻線断面積や線間距離の増加を招く。これによる浮遊容量増加がサウンドに大きな影響を与えている。すなわち、オリジナルのP.A.F.ピックアップの現在のサウンドは、製造時のばらつきによる初期個体差に加え、その後の経年変化が影響を与えてしまった結果によるものであり、一つひとつが異なった個性を持っている。したがって、それを人為的に復刻することは難しい。

また、後年のハードロック全盛期に、ピックアップ出力の増大や、音色変更(高音域の感度向上)を狙いピックアップ表面のニッケルかクローム製の金属カバーを取り外すことが流行し始めたが、その時になって樹脂ボビンが黒でなく白い個体が存在することが判明した。元々白い樹脂材料に黒着色剤を混ぜてボビン成型をしていたが、ボビン納入メーカーで1958年途中から1960年暮れにかけてこの着色剤が不足したためである。替わりの着色剤としては、他の樹脂パーツと同じクリーム色が用いられた。固定ポールピース側の黒ボビンが先に不足したため、まずそちらが白い個体が出始めた。そのうちアジャスタブル側ポールピースの黒ボビンも無くなり、両方白い個体が製造された。両方黒いものは通称「レギュラー」、片側が白いものは通称「ゼブラ」、両方白いものは通称「ダブルホワイト」と言う。前記のいきさつによって、ほとんどのゼブラは固定ポールピース側ボビンが白いが、きわめて稀に逆のゼブラが存在することも知られている[注釈 1]。白いボビンが使用された時期はサンバーストカラーのレスポールの製造時期とほぼ重なり、後期ほど白ボビンの混入確率が高いことになるが、レスポール以外のモデルにも使用された上、ピックアップ単体で交換可能なため、ダブルホワイトやゼブラが付いていることで知られる有名個体でも最初から付いていたのか後年に移植されたのかを検証することは難しい。当然のことながら、ボビンの色がサウンドに影響することはない。
ブリッジチューン・O・マチック・ブリッジとストップ・テイルピースを組み合わせた現行のブリッジ周辺

レスポールのブリッジ部は、特殊な物をのぞき3種類の仕様が存在する。ブリッジの変遷に合わせてネックの仕込み角も変化している。
トラピーズ・ブリッジ
レス・ポールの考案したブリッジ形式で(ポール自身がパテントを持っている)、金属のバーをブリッジ部としボディエンドで三角形に固定したものである。弦をブリッジ下から通さなければならないため、構造上ブリッジ・ミュート奏法が不可能。
ストップ・テイルピース(スタッド・ブリッジ)
1953年後半から採用され、翌1954年発表のジュニア及び1955年発表のスペシャルにも搭載された。これは弦を固定する能力のみで、オクターブチューニング調整が難しかった (6本の弦全てを正確なオクターブピッチが得られるようにチューニングするのは確かに難しいが、このタイプのテイルピースは両端のイモネジを前後させることにより、オクターブチューニング自体は可能である)。"ラップアラウンド・ブリッジ"、"バー・テイル/バー・ブリッジ" などの呼称もある。
チューン・O・マチック・ブリッジ&ストップ・テイルピース
ストップ・テイルピースにオクターブ調整用のブリッジ(ABR-1)を追加したもの。1954年に発表された上級機種のカスタムに搭載され、1955年後半から1958年前半のゴールドトップのレスポール及び1958年後半以降のスタンダードにも採用された。


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