ギネス世界記録
著者クレイグ・グレンディ[1]
発行日1955
発行元ギネスワールドレコーズ
ジャンル情報
国 イギリス[2]
シリーズギネス世界記録
言語英語
形態定期刊行物、文学作品、賞
ページ数272 (2019年)
274 (2018年)
274 (2017年)
255 (2016年)
256 (2015年)
272 (2014年)
301 (2013年)
303 (2012年)
公式サイトhttps://guinnessworldrecords.com、https://www.guinnessworldrecords.de/、https://www.guinnessworldrecords.ae/、https://www.guinnessworldrecords.com.br/、https://www.guinnessworldrecords.es/、https://www.guinnessworldrecords.jp/、https://www.guinnessworldrecords.cn/
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橋の科学館に展示された認定証(明石海峡大橋)ラッキー・ダイヤモンド・リッチ。全身100%刺青のギネス世界記録を保持している。
ギネス世界記録(ギネスせかいきろく、英: Guinness World Records)またはギネスワールドレコーズは、「世界一」を収集する書籍であり、世界一の記録を「ガイドライン」と呼ばれる基準(ルール)に従って認定し続ける組織でもある。 「ギネスワールドレコーズ」に世界各地から申請された様々な記録を「認定されたカテゴリー」の下で「認定されたルール」に従って、世界の偉業やおどろきを「公式に」世界一として認定している。日本には「ギネスワールドレコーズジャパン」という名称の日本支社がある。 よく認知されているのが、毎年9月に発行され、様々な分野の世界一が何かを掲載している書籍である。2000年版までは『The Guinness Book of Records』として刊行され、それを略して「ギネスブック」と呼ばれていた。出版元の変遷により、2002年度版は「ギネスワールドレコーズ」、2004年度版以降は「ギネス世界記録」に改称されている。2008年版以後、特にコンピュータゲームに関する記録を掲載した書籍『Guinness World Records Gamer's Edition
概要
書籍には、その年に認定された全ての記録が掲載されるわけではない。また、公式サイトには全ての記録が保存されており、誰でも自由に検索できる検索ページが設けられているが、検索および閲覧できる記録は限られている。全ての記録を閲覧するためには、サインインを行なって「記録を申請・検索」ボタンを押すことで検索が可能となる。
書籍『ギネス世界記録』は、1978年6月3日の『ザ・ベストセラー』誌によると、「イギリスの公立図書館でいちばん盗まれる本」[3]、「世界一のベストセラー(版権が存在する現在のもの)」[4]として自らギネス世界記録に認定されていた。2014年時点では、「最も売れている年刊本」として自らギネス世界記録に認定されている[5]。2019年現在、40ヶ国語に翻訳、100ヶ国以上で販売され、累計発行部数1億4,500万部を突破している[6]。
「ギネス世界記録」のブランド認知度は97%、認定されている記録の種類は6万件以上、年間の申請件数は5万件以上、公式サイトのアクセス数は年間2,100万人以上、2018年のギネス世界記録にまつわるテレビ番組の視聴者数は年間7億5,000万人以上、2019年のYouTube公式チャンネル総再生回数は3億1,000万回以上、SNSのファン・フォロワー数はFacebook1,830万人以上・Instagram350万人以上・TikTok910万人以上・Snapchat460万人以上・Twitter27.5万人以上を記録[6]するなど、名実ともに世界記録における世界的権威となっている。 ギネス世界記録の発行は、アイルランドのビール会社ギネス醸造所の代表取締役だったヒュー・ビーバーが、仲間とアイルランドへ狩りに行った時狩りの獲物のうち、ヨーロッパ一速く飛べる鳥はヨーロッパムナグロとライチョウのどちらかという議論になり、これになかなか結論が出なかったため、ビーバーがもしこういう事柄を集めて載せた本があれば評判になるのではないかと発想した。ロンドンで調査業務を行っていたノリス・マクワーターとロス・マクワーターに調査と出版が依頼され、1955年に「ギネスブック・オブ・レコーズ」の初版が発売され、その歴史が始まった。2000年にギネス醸造所から独立し、これをきっかけにタイトルを「ギネスワールドレコーズ」に改称する。 ギネス世界記録に認定されるには、記録に挑戦する前にギネス世界記録の ⇒公式サイトから記録挑戦の申請をする必要がある。日本からの申請に関しては、ギネスワールドレコーズジャパンのサイト
歴史
認定方法世界一、エルヴィス・プレスリーの物真似を一度に多くの人がした時の写真
申請内容が認められた場合は、ギネスワールドレコーズから記録挑戦のためのルールが記載された「ガイドライン」などの必要書類がデータで送られてくる。その後、記録に挑戦した内容を写真およびビデオ、書類などの求められた証拠物としてわかりやすく収め、それらをデータでギネスワールドレコーズに送る。なお、公式認定員に記録挑戦の場に来てもらって審査を依頼することもできる[7]が、派遣費用および移動費、宿泊費などの費用は挑戦者の負担となる。2020年現在、ギネスワールドレコーズジャパンにも公式認定員8人が駐在しているため[注 1][8]、日本においては比較的容易にその場での審査を依頼し、挑戦直後に結果を知ることが可能となっており[7]、テレビ番組などで予め記録達成が想定される場合は収録スタジオや会場に公式認定員が立ち会う事例も少なくない[9][10]。