ギデオン
Gideon's Day
アメリカ公開時のポスター(1958)
監督ジョン・フォード
脚本T・E・B・クラーク
『ギデオン』(Gideon's Day)は、1958年に公開されたイギリス・アメリカ合衆国の刑事ドラマ・犯罪映画。J・J・マリックの警察小説『ギデオンの一日』の映画化で、監督はジョン・フォード。ジャック・ホーキンス、ダイアン・フォスター(英語版)、シリル・キューザックが出演した。なお、1977年公開時のチラシには、表紙に『ジョン・フォード/ギデオン』、裏面に『ジョン・フォード ギデオン』と表記されている[2]。
J・J・マリックのギデオン警視シリーズの最初の映画化。演じたジャック・ホーキンスはこの2年前に作られた『The Long Arm』でギデオンに似た役を演じている。 物語は、ロンドン警視庁の警視ジョージ・ギデオンのある一日を描いている。 その日は叔父夫婦の訪問を受け、娘のバイオリンのコンサートに行く予定だった。 ところが朝一番に部下のカービィが賄賂を受け取っているというタレコミの電話を受ける。スコットランドヤードに着くと、今度は給料強盗事件に、マンチェスターの少女殺しの猟奇犯がロンドン市内に逃げ込んだという知らせを相次いで受ける。 さっさと仕事を済ませて家に帰りたいギデオンだが、汚職警官が殺され、猟奇犯は次の犯行に及び、なかなか帰れない。 ばらばらの事件に思われた汚職警官殺しと給料強盗事件の点と点が線で繋がり、謎の美女ジョアナの存在が浮かび上がり逮捕に向かう。 事件を解決しようやく家に帰れたのは夜だった。ところが、再び電話が鳴る。ギデオンの一日はまだ続く。 ロケ地はロンドンとその周辺。室内はハートフォードシャー・ボーラムウッド
あらすじ
キャスト
ジョージ・ギデオン:ジャック・ホーキンス
ジョアナ:ダイアン・フォスター
バーディ・スパロウ:シリル・キューザック
サイモン・ファーナビー=グリーン巡査:アンドリュー・レイ(英語版)
サリー・ギデオン:アンナ・マッセイ(英語版)
ロバート・メイソン:ジェームス・ヘイター(英語版)
ポール・デラフィールド:ロナルド・ハワード
警察本部長:ハワード・マリオン=クロフォード(英語版)
アーサー・セイヤー:ローレンス・ナイスミス(英語版)
カービィ:デレク・ボンド
ケイト・ギデオン:アンナ・リー
ポンズフォード:ジョン・ローダー(英語版)
判事:マイルス・モールソン(英語版)
検察側弁護人:ジョン・ラ・メザラー;(英語版)(クレジットなし)
ドーソン:ロバート・ラグラン(クレジットなし)
ゴライトリー巡査部長:マイケル・トラブショウ
スモール牧師:ジャック・ワトリング(英語版)
フランシス・フィッツヒューバート:フランシス・クラウディ
カービィ夫人:グリゼルダ・ハーヴェイ
制作
撮影中、フォードを尊敬していた黒澤明が現場を訪問した。
アンナ・マッセイは本作がデビュー作で当時19歳。
出典^ a b ⇒ギデオン - KINENOTE
^ 新宿ビレッジ2のチラシ
外部リンク
Gideon's Day - IMDb(英語)
⇒ギデオン - KINENOTE
表
話
編
歴
ジョン・フォードのフィルモグラフィ
1910年代
颱風
The Fighting Gringo
快中尉
腕力家
愛馬
武力の説教
誉の名手
光の国へ
恵の光
鄙より都会へ
幽霊騎手
布哇の一夜
黄金の罪
深紅の血汐
砂に埋もれて
新生涯
切望 (フランシス・フォードと共同)
鉄窓を出て
恋の投縄
戦う兄弟たち
回春録
牛泥棒たち
空拳
拳銃の掟
インディアンの郵便で
拳銃使いの牧童
復讐の騎手
最後の無法者
さすらいの旅
鞍上の勇者
正義の騎手
西部の紳士
恵の光
1920年代
A街の貴公子
二十九号室
西方の勇者
野人の勇
The Big Punch
熱血の焔
疾風の如く
吹雪の道
雷電児
百発百中
ジャッキー
嘆くな乙女
銀色の翼 (エドウィン・カリューと共同)
村の鍛冶屋
The Face on the Bar-Room Floor
Three Jumps Ahead
侠骨カービー
意気天に沖す
豪雨の一夜
アイアン・ホース
オーロラの彼方
Lightnin'
香も高きケンタッキー
サンキュー
雪辱の大決戦
誉れの一番乗