キン肉マンのタッグ(キンにくマンのタッグ)は、ゆでたまごの漫画『キン肉マン』およびその続編である『キン肉マンII世』に登場する架空のタッグチームの一覧。 「超人と怪獣どちらがえらいか決定戦」でアブドーラ、猛虎星人と対戦した時に結成。その際のタッグ名は「超人組」で、ザ・マシンガンズの名はアメリカ遠征編で登場し、テリーマンの愛馬マシンガン号が由来となっている。キン肉マンのアメリカ遠征時に、超人協会、超人同盟、超人評議会の抗争を収めるために超人協会代表としてタッグリーグに参戦。当初はお互いの呼吸が合わず、苦戦するが次第にコンビネーションを完成させて行き、優勝を果たしている。 アメリカ遠征編での入場テーマ曲は「荒野の七人」。 夢の超人タッグ編ではアシュラマン、サンシャインの手によりキン肉マンらアイドル超人の友情が奪われ、当初このタッグは実現しなかった。宇宙超人タッグトーナメント中盤キン肉マンのパートナー、キン肉マングレートの正体であるプリンス・カメハメがサンシャインの攻撃により死亡し、死ぬ間際にテリーマンにグレートのマスクを渡し二代目キン肉マングレートになることを託したためコンビが復活。キン肉マンはパートナーの交代を知らされていなかったが、トーナメント決勝ヘル・ミッショネルズとの3本勝負の1本目でグレートのマスクが狩られ、テリーマンの正体が明らかになると、再び「ザ・マシンガンズ」としてタッグを組み直す。2、3本目を勝ち取りヘル・ミッショネルズを破り、完璧超人の地球侵略を食いとめ、タッグトロフィーを手にする。 読切「キン肉マン ザ・マシンガンズ 空白の三日間」ではアメリカ遠征編で省略されたタッグ結成までのエピソードが描かれている。名前の由来は同読切に登場する、テリーマン牧場で飼われている気性の荒い暴れ馬「マシンガン号」から取られている[2]。 劇場版『キン肉マン』では宇宙地下プロレス連盟のタッグであるオクトバスドラゴン3世&猛虎星人と対戦し、勝利している。 続編『キン肉マンII世』では「超人オリンピック ザ・レザレクション」のエキシビジョンマッチにて再結成する。 『究極の超人タッグ編』ではトロフィーを抜く直前、未来からやって来た時間超人とキン肉万太郎ら新世代超人の介入によりトーナメントが仕切り直しになり、再びタッグを組んで究極の超人タッグに出場。セレブリティーズ、カーペット・ポミングスを撃破するが、準決勝のマッスル・ブラザーズ・ヌーボーに敗退。当初は信用していなかった彼らの存在を認める。 テリーマンは「ザ・マシンガンズの参加しないタッグ戦はミートパティ(『週刊プレイボーイ』掲載時はスライスチーズ[3])の入ってないバーガーみたいなもの」と表現している[4]。 キン肉マンとテリーマンのタッグ結成は、1979年に行われたプロレス夢のオールスター戦で8年ぶりに結成されたジャイアント馬場とアントニオ猪木のBI砲が由来となっている[5][6]。 キン肉マン&テリーマンに挑戦状を叩き付け、日本武道館でタッグマッチを行うが敗れる。 入場テーマ曲は「吹けよ風、呼べよ嵐」。 『ぱちんこキン肉マン 夢の超人タッグ編』では「残虐怪獣コンビ」と名付けられている[注 1]。 超人評議会代表のコンビ。マシンガンズと接戦を繰り広げ引き分けるが、宇宙一凶悪コンビには試合を優位に進めながら凶器攻撃を受け惨敗する。その後は、シークと怪人師弟コンビにより奪われたテリーマンの義足を取り返すのに、一役買っている。 『ぱちんこキン肉マン 夢の超人タッグ編』でも、謎の二人組の正体の内の1つとして登場。 超人同盟代表のコンビ。全米超人タッグ選手権出場の際、スカル・ボーズが過酷な訓練にただ一人残ったデビル・マジシャンをスカウトしたことで結成。残虐ファイトでジ・エンペラーズ、凸凹ブラザーズを倒すが、決勝でザ・マシンガンズに敗れ去る。 後に全米超人タッグ選手権を制するものの、超人師弟コンビにタイトルを奪われている。ザ・マシンガンズのタイトル返上後は新王者となり、防衛回数を重ねていたとされる[12]。 入場テーマ曲は「はげ山の一夜」およびベートーベン作曲の「葬送行進曲」。 「ブラッド・イリュージョンズ」の名称は『キン肉マンII世 究極の超人タッグ編』で付けられた[13]。
『キン肉マン』「第1次怪獣退治編」 初登場
超人組 / ザ・マシンガンズ
メンバー - キン肉マン、テリーマン
コンビ技 - マッスル・ドッキング、バスターバリエーションPart5、ビルディング解体落とし、ツープラトンドロップキック[1]
合計超人強度 - 190万パワー
異名
超人界のザ・ファンクス[7]
超人タッグの珠玉の逸品[8]
復活を遂げた正真正銘の友情コンビ[9]
タッグタイトル歴
超人と怪獣どちらがえらいか決定戦勝利
全米超人タッグ選手権[10] / 第一回超人タッグ選手権
宇宙超人タッグトーナメント優勝[10]
主要対戦成績
○怪獣組(バックドロップ)
△ジ・エンペラーズ(時間切れ引き分け)
○怪人師弟コンビ(ジャンピング・ネックブリーカードロップ)
○宇宙一凶悪コンビ(カーフ・ブランディング)
○ヘル・ミッショネルズ(マッスル・ドッキング)
○ヘル・ミッショネルズ(ノックアウト)
○スーパーセレブリティーズ(マッスル・ドッキング)
○カーペット・ボミングス(マッスル・ドッキング)
×マッスル・ブラザーズ・ヌーボー(マッスル・エボルシオン)
怪獣組 / 残虐怪獣コンビ
メンバー - 猛虎星人、アブドーラ
合計超人強度 - 58万パワー[11]
主要対戦成績
×ザ・マシンガンズ(バックドロップ)
『キン肉マン』「アメリカ遠征編」 初登場
全米超人タッグ選手権に参加したザ・マシンガンズについては、#超人組 / ザ・マシンガンズを参照。
ジ・エンペラーズ
メンバー - ビューティー・ローデス、ジャンヌ・スティムボード
コンビ技 - ダブルパンチ、フライング・ボディー・アタック、ツープラトン・アトミックドロップ、ツープラトン・デッドリードライブ
合計超人強度 - 120万パワー
主要対戦成績
△ザ・マシンガンズ(時間切れ引き分け)
×宇宙一凶悪コンビ(棄権)
宇宙一凶悪コンビ / ブラッド・イリュージョンズ
メンバー - スカル・ボーズ、デビル・マジシャン
コンビ技 - 8の字固め
合計超人強度 - 120万パワー