このページのノートに、このページに関する質問があります。(2023年11月)
質問の要約:チャーチルに「戦艦のような物」と揶揄されたという日本国内だけで広まった噂の出所について情報求む
キング・ジョージ5世級戦艦
1945年に撮影された「キング・ジョージ5世」
基本情報
艦種戦艦
運用者 イギリス海軍
就役期間1940年 - 1951年
建造数5
前級ネルソン級
次級ライオン級
要目
基準排水量38,030 トン
満載排水量42,237 トン
全長227.1 m
最大幅31.5m
吃水8.8m
主缶海軍式三胴型重油専焼水管缶×8基
主機パーソンズ式オール・ギヤードタービン×4基
推進器スクリュープロペラ×4軸
出力110,000 shp
最大速力28ノット (52 km/h)(1941年)[注釈 1]
航続距離.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul{line-height:inherit;list-style:none none;margin:0;padding-left:0}.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol li,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul li{margin-bottom:0}
10ノット / 7,000海里 (13,000 km)
20ノット/ 5,700海里 (10,600 km)
兵装
Mark VII 356mm砲
キング・ジョージ5世級戦艦(キング・ジョージ5せいきゅうせんかん、英: King George V class battleship)は、第二次世界大戦前にイギリス海軍が建造した超弩級戦艦の艦級である。ここでは1940年から就役を開始した2代目のキング・ジョージ5世級戦艦について述べる。1912年に就役を開始した初代についてはキング・ジョージ5世級戦艦 (初代)を参照。
後述の通り、政治的な要因のため主砲の口径がいわゆる新戦艦(海軍休日終了後に就役した戦艦)の中で最も小さく抑えられており、その搭載数を防御力改善のため当初予定の12門から10門に減らした事もあり、火力では欧州におけるライバルであるビスマルク級やヴィットリオ・ヴェネト級、リシュリュー級に劣っていたものの、一部の装甲帯は長門型より厚く、結果的に防御力を重視した設計となっていた。
その戦力はドイツやイタリアの主力艦を圧倒していた[1]。
背景[ソースを編集]
キング・ジョージ5世級は、イギリス海軍において実戦を経験した最後の戦艦クラスである。第二次ロンドン条約の締結を見越して、基準排水量35,000トン、主砲に14インチ砲を採用した新戦艦として設計が完了した。
1928年にイギリス海軍は、1931年からの建造開始を想定して新型戦艦の構想を検討し始めた。ロンドン海軍軍縮会議の締結によって1937年まで海軍休日は伸びたため、前回の構想を引き継いで1935年に検討が再開された。主砲には16インチ、15インチ、14インチの選択肢があり、当初は15インチが選定された。主要な設計は最大出力で27ノットの速度を発揮することを目的とし、有効戦闘範囲は12,000から16,000ヤードまでと決められた。装甲と水雷防御は、前級のネルソンのそれより強化された[2]。