キングピン/ストライクへの道
Kingpin
監督ボビー・ファレリー
ピーター・ファレリー
脚本バリー・ファナロ
『キングピン/ストライクへの道』(Kingpin)は、1996年のアメリカ合衆国のコメディ映画。ファレリー兄弟監督、ウディ・ハレルソン、ランディ・クエイド、ヴァネッサ・エンジェル(英語版)、ビル・マーレイ出演。 1979年、ボウリングに関して天性の才能を持っていたロイ・マンソンは、数々のアマチュア大会で優勝し続け、プロボウラーへの転向を決める。そしてプロ大会で、ライバルのベテランプロボウラー、アーニー・マクラケンを破り賞金1,500ドルを手に入れる。しかし大会終了後、誰かがロイの車のエンジンに砂糖を入れたため、賞金は車の修理代として消えてしまう。そこにアーニーが現れ、小遣い稼ぎとして賭けボウリングに誘われる。彼の口車に乗せられ、賭けボウリングに参加して金を得たロイだったが、アーニーは最初から彼を罠にはめるつもりだった。ロイがアーニーの車に砂糖があるのに気づいた直後、彼がプロボウラーであることを隠し賭けをしたことを知った男たちが捕まえにやってきた。アーニーはロイを置いて逃げ、ロイは男たちによってプロボウラーの命である片手を粉砕されてしまう。 それから17年後、ボウリングができなくなったロイは落ちぶれ困窮していた。そんなとき、ボウリング場でボウリングの素質がありそうな男を見つけ話しかける。彼の名はイシュマエルといい、田舎の農場に暮らすアーミッシュの純朴な青年だった。ロイは彼に、ボウリングのマネージャーになると申し入れるが、イシュマエルは大会などに興味がなかったため断る。あきらめきれないロイは変装して彼の農場に乗り込み、再度説得するがイシュマエルは受け入れない。ある日、農場が銀行に金が払えず差し押さえられるという話が出てくる。それを阻止するための資金集めとして、ロイはイシュマエルを誘い出すことに成功する。だがイシュマエルはまったくスコアが伸びず、見込み違いだと感じたロイは彼を帰そうとするが、「マンソンする」という落ちぶれて帰ってくることの意味があることわざができていることに唖然とする。それからロイは、皆を見返すためイシュマエルに一からボウリングを教え込むことを決意する。 ロイの連日に渡る猛訓練によりイシュマエルの技術が大きく向上し、これなら勝てると感じたロイは金を儲けるため、イシュマエルを賭博ボウリングへと誘う。自分が賭けなければいいと了承した彼を連れ、ロイは富豪スタンリー・オスマンスキーの家を訪れる。手持ちがないロイはオスマンスキーにばれないよう偽物の紙幣を賭け、見事イシュマエルがゲームに勝利する。だが直後に偽札を賭けたことがオスマンスキーに知られ、イシュマエルは腕を切断されそうになる。そのときオスマンスキーの愛人であるクラウディアが彼に暴力を振られた腹いせに妨害し、2人を連れて逃走する。ロイはクラウディアと話し合い、しばらくの間彼女を仲間に入れることを渋々了承する。その後3人は各地のボウリング場を回り、クラウディアのお色気作戦などで着々と金を手に入れていく。 役名俳優日本語吹替 クライマックスにアーニー・マクラケンが、3連続ストライクを達成するシーンは編集を行っておらず、実際にビル・マーレイは3連続ストライクを決めている[1]。
ストーリー
キャスト
ロイ・マンソンウディ・ハレルソン大塚芳忠
イシュマエルランディ・クエイド山寺宏一
クラウディアヴァネッサ・エンジェル
アーニー・マクラケンビル・マーレイ江原正士
スタンリー・オスマンスキーロブ・モラン(英語版)金尾哲夫
ギャンブラークリス・エリオット堀川仁
イシュマエルの父親ウィリアム・ジョーダン(英語版)松岡文雄
イシュマエルの母親プルーデンス・ライト・ホームズ寺内よりえ
スティフィーズのオーナーリチャード・タイソン
女家主リン・シェイ鈴木れい子
トーマスゼン・ゲスナー(英語版)堀川仁
カルバート・マンソンダニエル・グリーン(英語版)仲野裕
吃音症の男デヴィッド・シャッケルフォード山野井仁
神父ハンク・ブラント千田光男
ランキャスターボウルのマネージャーグーギー・グレス島香裕
レベッカミシェル・マシスン(英語版)日のり子
ドッグ・ボーイジャッキー・フリン内田直哉
スキドマークロジャー・クレメンス松本大
スポーツキャスタークリス・シェンケル(英語版)(本人役)千田光男
ジョン・デニス(英語版)(本人役)仲野裕
スポーツ番組アナウンサークリス・バーマン(英語版)(本人役)石波義人
日本語吹替:VHS版(DVD未収録)
スタッフ
監督:ボビー・ファレリー、ピーター・ファレリー
脚本:バリー・ファナロ(英語版)、モート・ネイサン(英語版)
製作:ブラッド・クレヴォイ(英語版)、スティーヴ・スタブラー(英語版)、ブラッドリー・トーマス
製作総指揮:キース・サンプルズ(英語版)
撮影監督:マーク・アーウィン
プロダクションデザイナー:シドニー・J・バーソロミュー・Jr
編集:クリストファー・グリーンバリー(英語版)
衣裳デザイン:メアリー・ゾフレス
音楽:フリーディ・ジョンストン(英語版)
キャスティング:リック・モンゴメリー、ダン・パラダ
日本語字幕:大篠成昭
吹替翻訳:松井まり
吹替演出:高桑一
吹替製作:ケイエスエス
備考
参考文献^ “ ⇒50 More Sports Movie Facts That Will Blow Your Mind”. 2014年3月28日閲覧。
外部リンク
キングピン/ストライクへの道 - allcinema
⇒キングピン/ストライクへの道 - KINENOTE
Kingpin
表
話
編
歴
ファレリー兄弟監督作品
ピーター・ファレリー - ボビー・ファレリー
1990年代
ジム・キャリーはMr.ダマー(1994)
キングピン/ストライクへの道(1996)
メリーに首ったけ(1998)
2000年代
ふたりの男とひとりの女(2000)
バクテリア・ウォーズ(2001)
愛しのローズマリー(2001)
ふたりにクギづけ(2003)
2番目のキス(2005)
ライラにお手あげ(2007)
2010年代
ホール・パス/帰ってきた夢の独身生活<1週間限定>(2011)
新・三バカ大将 ザ・ムービー(2012)