キングコング
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この項目では、作品シリーズについて説明しています。怪獣については「キングコング (架空の怪獣)」を、その他の用法については「キングコング (曖昧さ回避)」をご覧ください。

キングコング
キング・コングのキャラクター
1933年版『キングコング』のコング(右側の木の枝の間にいるのはフェイ・レイ
初登場『キング・コング』(1933年)
作者エドガー・ウォーレス
メリアン・C・クーパー
リック・ベイカー(1976年)
ピーター・エリオット(1986年)
アンディ・サーキス(2005年)
テリー・ノタリー(英語版)(2017年)
詳細情報
別名世界第8の不思議
種族ゴリラ
性別オス
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キングコング(King Kong)は、1933年アメリカ合衆国で公開されたRKO製作・配給の特撮映画タイトルおよび作品内に登場する巨大な類人猿の名称であると共に、同じ呼称を付けた類人猿とそれが登場する一連の作品群である。

1933年の映画は空前の大ヒットとなり、以後リメイク映画や、漫画、ゲーム、テーマパーク、ミュージカルなど様々な分野に影響を与えた。ウォルト・ディズニーミッキーマウスと並ぶアメリカ文化の古典的かつ象徴的なキャラクターであり、世界で最も有名なキャラクターのひとつとされている[1]

コングはウィリス・オブライエンの特撮技術とストップモーション・アニメーションによって表現され、後のリメイク映画ではスーツアクター(着ぐるみ)やモーションキャプチャなどによる演技で撮影された。

東宝との正規ライセンス契約により、『ゴジラ』シリーズをはじめとする日本映画にも登場している。
コンセプトデザイン
コングの創造メリアン・C・クーパー

キングコングは映画監督のメリアン・C・クーパーが考案した。クーパーは6歳の時にゴリラに魅了され[2]、1899年に叔父からポール・デュ・シャイユの『赤道アフリカの探検と冒険』という本をプレゼントされた。この本にはシャイユがアフリカで出会った先住民や動物のことが記されていた[3]。クーパーはシャイユが描いた「特別サイズ」で、先住民から「無敵」「アフリカの森の王」と呼ばれたゴリラに魅了された[4][5]。シャイユと先住民がゴリラに遭遇した際、彼はゴリラを「地獄の夢の怪物」「半人半獣」と記した[6]。こうした描写は、クーパーに冒険への強い憧れを抱かせた。

成人したクーパーは映画業界に進出し、『The Four Feathers(英語版)』の撮影の際にヒヒの家族と遭遇した。この出会いは、クーパーに霊長類を登場させた映画の構想を練るきっかけを与えた[7]。1年後、クーパーは「恐ろしいゴリラの映画」を撮影するためにRKOに移った。「ゴリラが高層ビルの頂上で飛行機と戦う」というアイディアは、ニューヨークライフビルの上空を飛行する飛行機を見て思いついた[8]。クーパーはこれについて、「私は思考の意識的な努力なしに、頭の中にビルの頂上にいる巨大なゴリラを思い描いていました」と語っている[9]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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