キワタ
花を咲かせたキワタ
分類
Bombax malabaricum DC.
Salmalia malabarica
和名
キワタ(木棉)
英名
cotton tree
キワタ(木棉)は、アオイ科(クロンキスト体系や新エングラー体系ではパンヤ科)キワタ属の1種の落葉高木である。学名 Bombax ceiba。なお、同じ科にキワタの種小名と同じ属名のセイバ属 Ceiba があるので注意。
和名キワタは「木に生る綿」の意味であり、漢字では木棉で「もくめん」とも読むが、「もめん」と読んではならない。紅棉(こうめん)、コットンツリー (cotton tree)、攀枝花・斑枝花(はんしか)。ワタノキ、インドワタノキとも言うが、この呼び名は同科の別種パンヤ Ceiba pentandra としばしば混同される。 熱帯アジア原産(パンヤはアメリカ・アフリカ原産)。中国では古代から栽培されている。 トックリキワタに似て、綿に包まれた種子を飛ばし、幹に棘がある個体も多いが、幹がトックリ型にならないことや、葉がやや大型で鋸歯がなく、小葉柄が明瞭な点で区別できる。[1] 鮮やかな赤色をした肉質の五弁花を春に咲かせる。花は木棉花(もくめんか)・紅棉花(こうめんか)と呼び、五花茶などの涼茶 種子には白い毛が生えており、枕、布団の綿などとして使う。 桜のように、花が葉よりも先に開き、幹がまっすぐなことが多いため、中国では英雄の木とも見なされている。香港の作曲家・歌手であるテディ・ロビンは、「紅棉」という楽曲で、中国人の気骨のイメージにこの木を取り上げている。
分布
特徴
キワタの種子
キワタの花(木棉花)
葉
フルーツ
文化であり、金門県の県花である。また、広州市を拠点とする中国南方航空のシンボルマークのモチーフになっており、同社の機体の垂直尾翼に描かれている。
脚注[脚注の使い方]^ 大川智史・林将之(2016)『ネイチャーガイド 琉球の樹木 奄美・沖縄?八重山の亜熱帯植物図鑑』文一総合出版.
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