キロメートル
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キロメートル
kilometre
kilometre
(米国のみ1977年以降、kilometer)

キロメートルで表記された世界の各都市への距離(推奨されない "Km" の表記である)
記号km
国際単位系(倍量単位)
長さ
定義1000 m
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キロメートル(フランス語: kilometre、英語: kilometre、アメリカ英語: kilometer、記号:km)は、国際単位系 (SI) の長さの単位で、1000 (103) メートルに等しい。km の単位記号は、長さSI基本単位であるメートル m に 103 倍を表すSI接頭語であるキロ k を付けたものである。

ヘクトメートル ≪ キロメートル ≪ ミリアメートル
表記

口頭では、英語に近い発音の「キロメーター」と発音される場合があるが、計量法上は認められない。また、日本では1950年昭和25年)頃まで和製漢字を用いて「粁」と表記することがあった。これはメートルを表す「米」にその 1000 倍であることを示す「千」の字を合わせたものである(メートル#表記を参照)。ただし、「粁」の表記は当用漢字(現・常用漢字)表にないうえ計量法制定で計量法でも使用禁止となったから、以来70年以上は滅多に使われなくなった。

なお、サムネイルの画像のように、km をしばしば「Km」と大文字を用いて表記することがあるが、「ケルビン メートル」と誤読される可能性もあり、決してそのような表記はしてはならない[1]。「キロ#小文字を使う理由」を参照

Unicode には記号 km を一文字で表した q (339E) という合字がある。また、単に「キロ」と省略されることもある。
英語の綴り詳細は「メートル#米国における表記の経緯」を参照

キロメートルの公式の英語の綴りは、kilometreである。JIS規格などにおいても kilometerと綴られることはない。ただし、米国でのみ1977年以降、例外的にkilometerとしている。
kilometre のアクセント詳細は「メートル#派生語の英語発音」を参照

kilometre の発音では、接頭語である kilo の最初のシラブルに強アクセントがある。これは、millimetre, nanometre などの分量単位の英語発音でも同じである。

なお、単位「メートル」に由来しない、-metre ( -meter) で終わる語のアクセントは、その直前にあるのが普通である。例えば speedometer(速度計)のアクセントは、speedo- の第2シラブルに強アクセントがある。
換算

1 キロメートル (1 km) は以下の長さに等しい(あるいは、ほぼ等しい)。1 km= 1000 m(定義) 0.621 マイル≒ 1094 ヤード≒ 3281 フィート≒ 0.255 (日本)= 2 里(中国)≒ 9.167 (日本)= 3300 (日本)= 3000 尺(中国)= 1 Click (英語):(俗語)キロメートル。3 km なら 3 Clicks という。主に無線通信での会話に使用される。
脚注[脚注の使い方]^ 国際文書第8版(2006)国際単位系(SI)日本語版 訳・監修 独立行政法人産業技術総合研究所 計量標準総合センター、p.43、「SI単位あるいは単位全般に関して言えることであるが,正しい単位記号を用いるということは必須(mandatory)である.これにより,量の値についての曖昧さや誤解を排除することができる.」

関連項目

長さの比較

1 E3 m : 1 km - 10 km

1 E4 m : 10 km - 100 km

1 E5 m : 100 km - 1000 km


平方キロメートル (km2)

キロメートル毎時 (km/h)

単位一覧

長さの単位メートル
SI単位)海里ヤードチェーンマイル
1 m= 1? 0.00053996? 1.0936? 0.049710? 0.00062137= 3.3= 0.55? 0.0091667? 0.00025463


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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