キルト_(衣装)
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この項目では、スコットランドの民族衣装のキルトについて説明しています。

手芸の技法のキルト(quilt)については「キルト」をご覧ください。

高橋美由紀の漫画については「キルト (漫画)」をご覧ください。

コンピュータゲームについては「きると」をご覧ください。

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ブラックウォッチタータンのキルトを着用して衛兵任務に就くロイヤル・スコットランド連隊兵士。

キルト(英語: kilt)はスコットランドスカート状の伝統衣装。通常はタータン柄である。キルトは英語名で、ゲール語ではフェーリア(feileadh)と呼ばれる。目次

1 概要

2 歴史

3 参考資料

4 関連項目

5 外部リンク

概要 一般的なプリーティング(柄合わせ)をしたナイフプリーツのキルト。

キルトに関する最古の記録はヘブリディーズ諸島における1594年の記録といわれ、それ以前のことはわかっていない。

もともとはタータンの大きな布を独特の方法で腰に巻き、紐やベルト、ピンで留めていたもので、ハイランドの男性用衣装であった。元来ハイランド人はゲール語を話したので、単にフェーリアと呼ばれていたが、この古典的なスタイルのキルトは現在フェーリア・モール(Feileadh Mor)またはベルテッド・プラッド(Belted Plaid)、ときにブレアカン・モールと呼ばれている。

フェーリア・モールは長い布を広げてひだを作り、その上に横になってベルトや紐で腰の部分で締めて着るが、スカート部の長さは現在よりもずっと短く、ひざ上10センチほどであった。腰上の余り布は非常に長く、足元の防寒の目的でそのまま下に垂らすこともあったが、肩にかけたり、背にピンで留めたり、雨天の場合は頭から被ることもした。腰にベルトを締め、皮袋やバッグ、ナイフやダークと呼ばれる大振りなナイフなどを提げていたが、その配置はさまざまであった。また、長剣は肩掛け式のクロス・ベルトに下げていた。

これに対し、現在一般にスコットランド全域で民族衣装として着用されているものはひだのあるスカート状に縫われており、単にキルト(Kilt)或いはフェーリア・ベック(Feileadh Beag)と呼ばれている。元々は下着を穿かず、ノーパンで穿くものだった。フェーリア・ベックは18世紀に作られるようになったものであり、1727年にイングランド人トマス・ローリンソンが考案したという説もある。この新しいキルトは装着が簡便なことから急速に普及した。現在の長さは膝頭あたりまでで、前にスポーラン(Sporran)と呼ばれるバッグを提げるのが通例である。スポーランはゲール語で財布を意味する。

スコッツガーズパイプ隊

ロイヤルスチュアートタータンのキルトとプラッドを身に着けて行進するスコッツガーズパイプ隊。

踊るスコッツガーズパイプ隊。左の写真と併せると、プリーツは“ナイフプリーツ”であることがわかる。右の兵士の腰には“キルトロゼット”が見える。

後ろから見たところ。プリーツ部分の柄合わせは“レジメンタルプリーティング”と呼ばれる方法であり、ナイフプリーツと共に軍隊では標準的なキルトの仕様である。
余り布を肩にかけたフェーリア・モールに近い形状のアイルランド軍のバグパイプバンド
歴史 18世紀中頃のブラックウォッチ士官


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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