キリンホールディングス
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この項目では、2007年7月1日以降のキリンホールディングスについて説明しています。2007年6月30日以前のキリンホールディングスについては「麒麟麦酒」をご覧ください。

キリンホールディングス株式会社
Kirin Holdings Company, Limited
本社のある中野セントラルパークサウス
種類株式会社
機関設計監査役会設置会社[1]
市場情報東証プライム 2503
1949年5月16日上場 名証プレミア 2503
1951年5月24日 - 2023年12月28日 福証 2503
1954年5月27日 - 2023年12月28日札証 2503
1950年4月1日 - 2023年12月28日NASDAQ KNBWY
略称キリンHD
本社所在地 日本
164-0001
東京都中野区中野四丁目10番2号
中野セントラルパークサウス
設立1907年明治40年)2月23日
(麒麟麦酒株式会社)
業種食料品
法人番号5010001034768
事業内容ビール等酒類、飲料品、医薬品等の製造販売をする各事業会社の統括
代表者代表取締役会長CEO 磯崎功典
代表取締役社長COO 南方健志
資本金1020億4579万3357円
発行済株式総数9億1400万株
(2023年12月31日現在)[2]
売上高連結:2兆1343億93百万円
(2023年12月期)
営業利益連結:1502億94百万円
(2023年12月期)
経常利益連結:1970億49百万円
(2023年12月期)
純利益連結:1126億97百万円
(2023年12月期)
純資産連結:1兆4258億38百万円
(2023年12月31日現在)
総資産連結:2兆8695億85百万円
(2023年12月31日現在)
従業員数連結:30,538人
単独:914人
(2022年12月31日現在)
決算期12月31日
会計監査人有限責任あずさ監査法人
主要株主日本マスタートラスト信託銀行(信託口)(10.12%)
日本カストディ銀行(信託口) (5.70%)
明治安田生命保険相互会社(常任代理人 日本カストディ銀行) (3.95%)
JPモルガン・チェース 385632(3.69%)
SMBC日興証券(1.99%)
STATE STREET BANK WEST CLIENT- TREATY 50523(1.55%)
(2021年3月30日現在)[3]
主要子会社#主要事業子会社の項目を参照
関係する人物ウィリアム・コープランド
T・グラバー
J・ドッズ
岩崎弥之助
渋沢栄一
磯野長蔵
外部リンクwww.kirinholdings.co.jp
特記事項:2007年7月1日付で純粋持株会社に移行し、現社名に商号変更。
経営指標は 2018年12月期 第180期 有価証券報告書。
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キリンホールディングス株式会社(: Kirin Holdings Company, Limited[4])は、ビールメーカーのキリンビール、清涼飲料水メーカーのキリンビバレッジなどを傘下を持つ、キリングループの持株会社(ホールディングカンパニー)である。三菱グループの一員であり、三菱金曜会[5] 及び三菱広報委員会[6] の会員企業である[7][8]東京証券取引所プライム上場。日経平均株価およびTOPIX Large70JPX日経インデックス400の構成銘柄の一つ[9][10][11]
概要

1870年、ノルウェー系アメリカ人のウィリアム・コープランド(William Copeland)が横浜居留地・山手123番(2016年現在の横浜市中区諏訪町北方小学校付近、2018年現在キリン園公園として記念碑が建つ)に設立した、日本で初めて大衆向けにビールを醸造・販売した企業「スプリング・バレー・ブルワリー(コープランドビール)」を起源としている。そのため、日本のビール産業の草分け的存在として認知されている。

その後、日本初のビアガーデンの開業、経営破綻(工場の一時閉鎖)、トーマス・ブレーク・グラバー岩崎弥之助らによる企業再建(「ジャパン・ブルワリー(二代目)」を設立)などの変遷を経て、1907年三菱財閥傘下の日本国籍会社「麒麟麦酒」として新発足し、第二次世界大戦後は、国内ビールのシェアの首位を獲得した。アサヒビールスーパードライの台頭までは、継続的に首位を守っていた。2016年現在は、アサヒビールに首位を譲っているが、創業以来の独特の苦みとコクを売りにしたビールの固定ファンの存在と、新商品の投入合戦で、熾烈なシェア争奪戦を繰り広げている。ただし、最近はビールや低アルコール飲料の新商品を大量投入しており、ビール系飲料のラインナップ数とビール系飲料以外も含めた酒類の販売高は業界一となっている。

近年は、酒類事業とバイオ事業を基軸にした総合企業を標榜し、永昌源との業務・資本提携、武田薬品から調味料事業を買収する(後のMCフードスペシャリティーズ、現・三菱商事ライフサイエンス)などの多角化を行い、2007年7月1日、それまでの事業持株会社から、純粋持株会社へ移行し、キリンホールディングスと社名変更した。なお、2007年6月30日までの「キリンホールディングス株式会社」は、持株会社の準備会社(企画部門)として設立された会社であり、2007年7月1日に麒麟麦酒株式会社(旧)が担っている国内での酒類の製造・販売事業を引き受け、事業会社として「麒麟麦酒株式会社(新)」と社名変更している。逆に、麒麟麦酒株式会社は「キリンホールディングス株式会社(新)」と社名変更し、純粋持株会社へ移行している。

それと前後して、会社分割を行い、事業子会社として、国内酒類事業会社の麒麟麦酒(旧・キリンホールディングス)、医薬品事業会社のキリンファーマ(現・協和発酵キリン→協和キリン)、経理・人事など間接業務を取りまとめる会社のキリンビジネスエキスパートなどを設立した。また、2006年10月1日に飲料事業を担当するキリンビバレッジを完全子会社化し、同年12月にメルシャンを友好的な株式公開買い付け(TOB)によって子会社化し、2007年4月1日からは、メルシャンとの営業の共同展開を開始した。また、RTD(低アルコール飲料)・焼酎などの研究開発機能をキリン醸造研究所に集約した。2007年7月1日からは、RTD、焼酎、梅酒、洋酒(一部商品を除く)、合成清酒の販売を麒麟麦酒へ移管し、逆に麒麟麦酒のワイン販売事業をメルシャンへ移管した。物流部門ではメルシャンから移管を受けたRTDは麒麟麦酒の物流網(キリン物流、2016年現在はキリン株式会社傘下のキリングループロジスティクス)に統合し、ワイン、梅酒、洋酒、中国酒、合成清酒はメルシャン物流網に統合した。なお、メルシャンからキリンへ移管された商品のブランド名は、順次メルシャンからキリンへ変更されている。

2009年7月13日、複数のマスメディアにより、サントリーホールディングスとの経営統合に向け交渉している事が報道された[12][13]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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