キラウエア
K?lauea
火山体の中心にあるキラウエアカルデラ(2009年)。中心の円弧がハレマウマウ火口。この後、2018の噴火で大きく陥没し形は変わっている。(比較画像)
標高1,247 m
所在地アメリカ合衆国ハワイ州
位置.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯19度25分00秒 西経155度17分00秒 / 北緯19.41667度 西経155.28333度 / 19.41667; -155.28333
キラウエア(K?lauea)は、ハワイ諸島のハワイ島を構成する5つの楯状火山の1つ。島の南東部に位置し、西隣のマウナロアと共にハワイ火山国立公園に指定されている。
@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}約60万年前から30万年前に形成され始め、約10万年前に海面上に現れた[要出典]と推定される活火山であり、現在もなお噴火が続いている。ハワイ・ホットスポットが生み出した火山としては、南方のロイヒに次いで新しく、現在、ハワイ‐天皇海山列の噴火活動が盛んな地域にある。
標高が低く、歴史上その火山活動がマウナ・ロア山の活動期と重なっていたために、かつてキラウエアは、隣にある巨大なマウナ・ロア山に付随する火山だと考えられていた。構造上、キラウエア火山には、かなり最近になって形成されたと考えられる頂上付近の大きなカルデラと、それぞれ東に125kmと西に35km延びている2つの活動的なリフト・ゾーン(英語版)があり、さらに、深さが不明の活断層が年間平均で2mmから20mm程度、垂直に移動している。
穏やかな噴火で知られるキラウエアであるが、1983年以来、ほぼ連続的に噴火し続けており、溶岩流の向かう方向によっては、溶岩が集落を飲み込み壊滅させることもある。1990年にカラパナ、2018年にカポホ(英語版)の集落が溶岩流によって消滅した。この2018年の噴火で溶岩の流出は停止している。 キラウエアは、ハワイ語で「噴き出す」または 「多く撒き散らす」 を意味し[1]、頻繁に溶岩の流出があることに関連している。キラウエアの山体は、地球上で最も大きいマウナ・ロア[2]の南東斜面の上に載っている[3]。 キラウエアの標高は1,247 mであり、マウナ・ロアの標高4,169 mと比べるとかなり低い。しかし、同諸島の中では最も火山活動が活発である。1983年以来、ほぼ継続的に噴火を継続させており、これはキラウエアの最近約500年間の歴史において、最も長く継続している噴火活動である[4]。キラウエアの全体像。黒い箇所は比較的に新しい溶岩流のために植生が少ない場所。1999-2001年のデータ。 陸上部で発見された最も古い溶岩は約5万-7万年前に噴火したものである[5]。表面の90%は1000年未満の溶岩流に覆われており[5]、そのうちの約20%は200年未満の溶岩流である[5]。 マグマは玄武岩質であり、数mから数百mの溶岩噴泉と、溶岩流を穏やかに発生させるハワイ式噴火を起こし、爆発的な噴火は稀である。このため比較的に安全な火山と認識されており、噴火中であっても観光の対象となっている。 キラウエアの南方の海底では、天皇海山列をつくりだしたハワイ・ホットスポットの火山として最も新しいロイヒ火山が活動を始めている[6]。 12456 1キラウエアカルデラ 5ハワイ火山観測所 主な地形には次のようなものがある。
概要
主な地形
キラウエアカルデラ周辺
現在は2018年の噴火でハレマウマウ火口周辺が陥没し
形状が大きく変わっている
2ハレマウマウ火口
4キラウエアイキ火口
ジャガー博物館
6ビジターセンター
キラウエア・カルデラ -火山体の中心にあるカルデラ。 大きさは5km×3km[3]。
ハレマウマウ火口 - キラウエアカルデラ内にある直径1kmの円形の火口。