キュベレー
(キベレ)
65 Cybele
分類小惑星
軌道の種類小惑星帯
(キュベレー族)
発見
発見日1861年3月8日
発見者E. W. テンペル
軌道要素と性質
元期:2008年11月30日 (JD 2,454,800.5)
軌道長半径 (a)3.441 AU
近日点距離 (q)3.072 AU
遠日点距離 (Q)3.811 AU
離心率 (e)0.107
公転周期 (P)6.38 年
軌道傾斜角 (i)3.55 度
近日点引数 (ω)105.40 度
昇交点黄経 (Ω)155.69 度
平均近点角 (M)28.42 度
物理的性質
直径237.26 km
質量1.4 ×1019 kg
表面重力0.0663 m/s2
脱出速度0.1255 km/s
自転周期4.041 時間
スペクトル分類P / Xc
絶対等級 (H)6.62
アルベド(反射能)0.0706
表面温度~150 K
色指数 (B-V)0.690
色指数 (U-B)0.271
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3Dモデル
キュベレーまたはキベレ (65 Cybele) は、火星と木星の間にある小惑星帯(メインベルト)の小惑星。メインベルトの中でも木星と1:2の軌道共鳴が起こるカークウッドの空隙より外側を公転している、キュベレー族 (Cybele family) またはキュベレー群 (Cybele group) と呼ばれるグループの代表的天体である。
1861年3月8日にエルンスト・テンペルによってマルセイユで発見され、ギリシア神話に登場するキュベレーに因んで命名された。なお、小惑星の名前についてはラテン語式に「キベレ」と表記されることも多いが、グループの名前については「キベレ族(群)」と表記されることはほとんどない。
炭素化合物を多く含むC型ないしP型の小惑星で、表面は暗い。
1979年10月17日に、ソビエト連邦領内でキュベレーによる恒星の掩蔽が初めて観測された。観測結果から導かれた直径は230kmで、IRAS衛星による実測値237kmにきわめて近い。また、この掩蔽の観測によって差し渡し11kmの衛星が存在する可能性が示唆された。
2006年2月には日本の福島県で掩蔽が観測された。
関連項目
小惑星の一覧 (1-1000)
外部リンク
キュベレーの軌道要素(JPL、英語)
⇒2006.2.18 小惑星キベレによる掩蔽の観測成果
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