キャロル・ダンバース
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キャロル・ダンバース
出版の情報
出版者
マーベル・コミック
初登場キャロル・ダンヴァースとして:
Marvel Super-Heroes #13(1968年3月)
ミズ・マーベルとして:
Ms. Marvel #1(1977年1月)
バイナリィとして:
Uncanny X-Men #164(1982年12月)
ウォーバードとして:
The Avengers #4(1998年5月)
キャプテン・マーベルとして:
Avenging Spider-Man #9(2012年6月)
クリエイターロイ・トーマス(ライター)
ジーン・コラン(作画)
作中の情報
本名キャロル・スーザン・ジェーン・ダンヴァース
種族地球人とクリー人(英語版)のハイブリッド
所属チームAフォース
S.H.I.E.L.D.
X-MEN
アベンジャーズ
アメリカ空軍
アルティメッツ
アルファフライト・スペースプログラム
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
スタージャマーズ
ディフェンダーズ(臨時)
NASA
ニューアベンジャーズ
マイティ・アベンジャーズ
パートナーアニャ・コラゾン
著名な別名ミズ・マーベル、バイナリィ、ウォーバード、キャサリン・ドノヴァン、キャプテン・マーベル
能力

超人的な筋力、スピード、スタミナ、耐久力

エネルギーの吸収・放出能力

飛行能力

キャロル・ダンヴァース(Carol Danvers)とは、マーベル・コミック社のコミック作品に登場するスーパーヒロインである。ライターのロイ・トーマス、作画家ジーン・コランによって創作された。『マーベル・スーパーヒーローズ』第13号(1968年3月)でアメリカ空軍の少佐として初登場し、『ミズ・マーベル』第1号(1977年1月)で初代ミズ・マーベルとなった。超人的な能力を身につけたのは、『キャプテン・マーベル』第18号(1969年11月)で起こった事件で、宇宙種族クリー人(英語版)の遺伝子が地球人の遺伝子と融合した結果である。2018年の設定変更で、元々地球人の父とクリー人の母を持つハーフであったとされた。シルバーエイジ(英語版)に刊行された自らのコミックシリーズこそ短命に終わったが、ヒーローチームアベンジャーズX-MENと関係を持ち、長きにわたってコミックブックへの登場を続けてきた。ヒーローとしてのキャリアを通して、ミズ・マーベル、バイナリィ、ウォーバードとたびたび改名してきたが、2012年にはマーベル・ユニバースの中で大きな存在感を持つキャプテン・マーベルの名を受け継いだ。ビデオゲームテレビアニメ、またトレーディングカードのようなマーベル社のライセンス製品にも登場している。2019年3月8日には、実写映画『キャプテン・マーベル』がマーベル・スタジオから公開された。

キャロル・ダンヴァースは男性ヒーローの相手役として作り出されたが、長年にわたってキャラクターが刷新されてきた結果、独立したヒーローとして「マーベル最大の女性ヒーロー[1]」「フェミニストの象徴[2]」とも呼ばれるようになった[3]。コミックス・バイヤーズ・ガイド(英語版)が作成した「セクシーな女性コミックキャラクターベスト100」では29位[4]IGNの「アベンジャーズメンバートップ50」では11位を占めた。
出版史
1960年代

キャロル・ダンバースは『マーベル・スーパーヒーローズ (Marvel Super-Heroes)』誌でアメリカ空軍士官として初登場した。機密軍事基地の保安責任者を務めるダンバースは、そこでウォルター・ローソンと名乗る人物と出会う。その正体は宇宙から来たクリー人のスーパーヒーロー、キャプテン・マーベル(本名マー・ベル (Mar-Vell))だった[5]。後のエピソードにおいて、ダンバースはキャプテン・マーベルと友人になろうとするが、クリーの技術で作られた装置の爆発に巻き込まれる[6]。キャプテン・マーベルによって命は救われたものの、ダンバースは深い傷を負った[7]
1970年代

1977年1月、ダンバースは超人的な能力を身につけて再登場し、『ミズ・マーベル (Ms. Marvel)』誌で同名の主人公を務めるようになった。シリーズのライターは当初ジェリー・コンウェイが、後にはクリス・クレアモント(英語版)が担当した。作中で語られたところでは、爆発した装置「サイク・マグネトロン」のエネルギーにさらされたことで、ダンバースの遺伝子構造がキャプテン・マーベルのものと融合し、地球人とクリー人のハイブリッドと呼べる存在となった。当初はクリー戦士ミズ・マーベルと人間女性キャロル・ダンバースの精神が連続しておらず、変身をコントロールすることはできなかった。一般人としてのダンバースはNASAを退官して出版業界に入り、デイリー・ビューグル社が発行する『ウーマン・マガジン』の編集者として保守的な発行人J・ジョナ・ジェイムソンと対立した[8]。『ミズ・マーベル』誌は早くも1979年に全23号で幕を閉じたが、ダンバースは『アベンジャーズ』にセミレギュラーとして何度も登場したほか、ディフェンダーズ[9]スパイダーマン[10]ザ・シング[11]アイアンマンと共演した[12]


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