キャロル&チューズデイ
ジャンル音楽
アニメ
原作BONES、渡辺信一郎
総監督渡辺信一郎
監督堀元宣
キャラクターデザイン窪之内英策(原案)
斎藤恒徳
音楽Mocky
『キャロル&チューズデイ』(CAROLE & TUESDAY[1])は、ボンズ制作、渡辺信一郎総監督による日本のオリジナルテレビアニメ作品[2]。2019年4月から10月までフジテレビの深夜アニメ枠『+Ultra』ほかにて放送され、Netflixで全世界独占配信も行われた[3]。 『カウボーイビバップ』(1998年)や『スペース☆ダンディ』(2014年)に続き、渡辺信一郎(監督)×ボンズ(アニメスタジオ)×フライングドッグ(音楽レーベル)[注 1]というタッグが放つオリジナル作品[注 2]。本作はボンズ20周年、かつフライングドッグ10周年記念作品と銘打たれている[4]。 物語は人類が火星に移住してから約50年後、AIが音楽を提供するようになった時代において、2人の少女が協力して音楽を生み出しながらミュージシャンを目指す内容であり、前半の第1クールは2人が出会いデビューを目指すまで、後半の第2クールではデビュー後壁にぶつかりながらも成長していく姿が描かれる[3]。渡辺は音楽マニアとして、いつか音楽ものをライフワークとしてやらねばなるまいと思っていたと話している[5]。作中でチューズデイが愛用するギブソン・ハミングバード 主題歌および作中歌は、声優とは別の歌い手(シンガーボイス)が担当する。「世界のどこに持っていっても通じる音楽にしたい[5]」という希望から、日本製アニメとしては異例の全編英語歌詞となり、ネイティブイングリッシュでの歌唱を条件とした全世界オーディションを行い[6]、キャロルとチューズデイおよびアンジェラの歌を担当する3人の女性シンガー[7]を選んだ。音楽を担当するモッキー (Mocky 人類が火星に移住してから約50年後、人工知能 (AI) が流行りの音楽を生み出す時代に、ふたりの少女の歌声が「奇跡の7分間」を起こす。 田舎町ハーシェルシティの裕福な家庭で育った少女チューズデイは、愛用のアコースティックギターを抱えて家出する。首都アルバシティの橋の上でキーボードを弾く少女キャロルと出会い、彼女のアパートで共同生活を始める。意気投合したふたりは一緒に曲を作り、ガールズデュオ「キャロル&チューズデイ」を結成する。ふたりのゲリラ演奏の動画がSNS上で拡散し、気弱な青年ロディと胡散臭い中年男ガスが可能性に惹かれてサポートを買って出る。 ふたりはロディとガスの人脈を頼って音楽業界の有名人に会ってみたり、独自にプロモーションビデオを撮影してみるものの、成功への道筋は見えない。代役で出演した野外フェスでは、一流ミュージシャンとの格の違いを味わう。一方、若者の支持を集める人気モデルアンジェラは、大物音楽プロデューサーのタオをブレーンに付けて、本格的な歌手転向プロジェクトを推進する。
製作
あらすじ
前半(1 - 12話)