キャラクターモデル
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出典検索?: "キャラクターモデル" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2011年2月)

キャラクターモデルとは、映画アニメゲーム漫画などに登場する架空のメカ怪獣、人物などの模型プラモデル)のことを指す。実物を縮小したスケールモデルに対する言葉として使用されることが多い。キャラクターキット、マスコミモデル、アニメモデルなどと称されることもある。

キャラクター模型の形態が、レジンキャストキット、ソフビキット、バキュームフォームキット等のガレージキットを含めて多様化したことで、金型射出成型によるプラモデル形態のものはインジェクションキットという場合もある。
概要

キャラクターは、小説、漫画、映画、アニメ、コンピュータゲームなどのフィクションに登場する人物や動物などのことであり、その性格なども含めた意味で使われる事が多い。キャラクターモデルの場合は特に画像を伴うメディアに登場し、その姿形に版権(著作権)の存在するものを指しており、人物のみならず版権の存在するメカや怪獣、小道具など全般の模型をキャラクターモデルと称している。従って、本来は元となる作品のないメーカーオリジナルデザインの模型はキャラクターモデルではないが、一般的にはオリジナルの模型であっても、特にSF風のデザインのものはキャラクターモデルに含めて扱われる事が多い。
日本のキャラクターモデル

日本最初のキャラクターモデルは1960年今井科学が発売した鉄人28号のプラモデルであり、その成功以来多くのキャラクターモデルが作られている。
初期のキャラクターモデル

初期にキャラクターモデルを手がけていた主な模型メーカーは、マルサン商店、今井科学、緑商会、日東科学教材などである。

今井科学は鉄人28号以降、アニメや漫画に登場するキャラクターやメカ、映画007シリーズに登場するメカなどのプラモデルを発売していた。この当時のキャラクターモデルは飽くまでも玩具として作られており、走ったり、歩行したり、合体変形するギミックが優先された。ディスプレイモデルも存在したが、一部にはベースにカレンダーを入れるなどの日用品としての機能を備える事もあった。またその位置づけから純然たる女児向けの「魔法使いサリー」のプラモデルなども存在した。1967年以降に発売したサンダーバードシリーズは大ヒットとなった。

また、マルサン商店は第一次怪獣ブームの始まる1960年代半ばからゴジラシリーズウルトラシリーズに登場する怪獣やメカのモデルを主に発売したが、日本国外のSF映画やテレビ番組に登場するメカの模型も一部発売していた。

しかし怪獣やサンダーバードのブームは去り今井科学はポストサンダーバードとして力を入れて開発したキャプテン・スカーレットマイティジャックのプラモデルはどちらも不発に終わり、マルサン商店もブームの冷え込みとともに業績を悪化させ、どちらも1968年に倒産(後に復活)した。

そして、サンダーバードシリーズを含む金型の一部は大手玩具メーカーであったバンダイに売却され、その後玩具だけでなくプラモデルの製造も行うようになった。特に1973年に始まったマジンガーZは、キャラクタービジネスとして大成功を収めたため、その後玩具メーカーがアニメや特撮番組のメインスポンサーとなり、番組に登場するキャラクターの玩具やプラモデルを販売するという図式が確立された。

もっとも飽くまでも当時のキャラクターモデルは玩具であり、プロポーションよりもギミックこそが優先されていた。優れたプロポーションのキャラクターモデルも存在したが、ギミックの為にゼンマイボックスやタイヤの穴が開いており、純然たるプロポーション志向ではなかった。しかしながら、ユーザーの高年齢化に伴う嗜好の変化が顕在化し、新たなキャラクターモデル誕生の嚆矢となった。
宇宙戦艦ヤマト

宇宙戦艦ヤマトは、1974年の本放送時は低視聴率により半年で打ち切りとなったが、再放送で人気が上昇し、1977年にはTV版の再編集に一部新作カットを加えた劇場版が公開された。本放送当時バンダイから発売されていたプラモデルはゼンマイにより走行する仕様であったが、劇場版公開に合わせて再発売されたヤマトのキットは、ファンの声を取り入れてゼンマイを撤去し、走行のために省略されていた第三艦橋を再現したものとなっていた。翌1978年には完全新作の続編の劇場公開に合わせて大量の新作プラモデルが発売されたが、これらはそれまでの常識であったギミックを廃した完全なディスプレイ仕様となっており、スケールの統一こそなされていないものの、スケールモデルの手法によって作られた初のキャラクターモデルと呼べるものとなっていた。ヤマト以降、キャラクターモデルもディスプレイ仕様の物が増加して行ったが、更に大きな転換点となった作品が機動戦士ガンダムである。
機動戦士ガンダム

機動戦士ガンダムも1979年の本放送時は視聴率が低く、キャラクター玩具の売り上げも伸び悩んだため、1年間放送する予定であったが約2ヶ月短縮されている。また、メインスポンサーのクローバーはプラモデル部門を持たなかったため、プラモデルは発売されていなかった。ガンダムは、視聴率にはあまり結びつかなかったものの、放送中から一部アニメファンの注目を集めており、またプラモデル専門誌フルスクラッチビルドの作例が載った事もあって、バンダイにプラモデル化の要望が多く寄せられた。その結果バンダイは放送終了後のプラモデル発売という極めて異例の決断を下し、1980年からプラモデル(ガンプラ)の発売を行った。このプラモデルの最大の特徴は、統一スケールの概念をキャラクターモデルに取り込んだことにある。

ガンダム以前のキャラクターモデルでは、ヤマト等の一部の例外を除き、スケールの表示は行われていなかった。ガンダムのプラモデルにスケールが表示されたのは、宇宙戦艦ヤマトのキット化に際し主役メカのヤマトのみスケールが明記されていたことに倣ったものであるが、モビルスーツの多くは設定寸法がほぼ同じであったため、ガンダムに大きさを揃えて作れば、必然的にスケールも統一されることになった。後に設定サイズの異なるモビルスーツも同一スケールで製品化されたのは、統一スケールというコンセプトが消費者に歓迎されたことのフィードバックであり、これ以降キャラクターモデルでもスケールが表示され、ある程度のスケールの統一がなされるようになった。
ガンダム以降

ガンダムは社会現象ともなる大ブームとなったため、いわゆるリアルロボットブームが起き、これまでキャラクターモデルを作っていなかったり、キャラクターモデルから遠ざかっていたメーカーが続々とリアルロボットのプラモデル化に参入し、1980年代にはアオシマアリイ、今井科学、ニチモタカラ、日東、エルエス、ユニオン、学研、グンゼ産業など多くのメーカーから多数のキャラクターモデルが発売された。しかし、イデオンダグラムマクロスボトムズのようにある程度のヒットを記録した作品もあったものの、多くの作品では期待したほどのプラモデルの売り上げが得られなかったため、これらのメーカーも順次キャラクターモデルから撤退していった。

また硬質プラスチック素材を金型で射出成型する構造上、プラモデルは柔軟な生物や人間、衣装といった表現は不得手で、それら製品はPVC(ソフトビニール)製のフィギュアが受け持つこととなり、80年代前半頃のうちにキャラクターモデルの主力はロボットなどメカニック系に収斂していく。

1990年代は再びバンダイの寡占に近い状態となり、キャラクターモデルはガンダム以外ヒットしないとも言われ、ガンプラですら敵側の機体はほとんどキット化されないということも珍しくない、冬の時代であったが、90年代後半以降また新たな動きがあった。第一に、それまでスケールモデル専門と思われていたメーカーのキャラクターモデルへの参入である。まずファインモールド紅の豚に登場するサボイアS.21を発売し、続いてフジミ模型ウルトラセブンに登場する「TDF PO-1ポインター」、ハセガワがマクロスのVF-1 バルキリーでキャラクターモデルに参入した。


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