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出典検索?: "キャラクターデザイン"
キャラクターデザインとは、アニメ・映画・コンピュータゲームなどに登場する登場人物(キャラクター)の外見やイメージをデザインすること。略して「キャラデザ」「キャラデ」とも称する。また、その業務の担当者のことは「キャラクターデザイナー」と称する。キャラクターデザイナーについても前述の略称を用いることがある。
アニメ・コンピュータゲームアニメのキャラクターデザイン画[2]
アニメやコンピュータゲームにおけるキャラクターデザインとは、物語に登場する架空の人物(キャラクター)の人相・髪型・服装などの外見を、監督や脚本家の設定を参考にデザインすることである。
@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}現在の日本のアニメ作品においてキャラクターデザインは基本的にはアニメーターの業務の一部であり、原画、作画監督において実績のある人物がデザイナーに抜擢されるのが通例である。アニメーターではない人物がデザインを手がける例はあるが、多くは「キャラクター原案」であり、アニメーターによって作画しやすいように再度リファインされるのが普通である[要出典]。なお、安彦良和はアニメーターだった時代、安彦の手がけたアニメ作品のキャラクターデザインをまとめた『アニメージュ』の付録に掲載されたインタビューで「(アニメの現場において)そもそもキャラデザインとは動画から原画、作画監督とステップアップしてきて、動きや芝居というものをちゃんとつけられるようになったアニメーターが手がけるべきもので、それ自体が独立した仕事ではない」という旨の発言をしている。一方タツノコプロでは、設立当初からキャラクターデザインをアニメーターとは独立した仕事と位置付け、キャラクター室というセクションを設けていた。そこに所属していた高田明美らは、アニメーターとして動画を手がけたことはない。現代のアニメの現場ではデザイナーのほとんどがアニメーター出身であり、『HEROMAN』のコヤマシゲトなど非アニメーターのデザイナーは例外と言ってよい[要出典]。
オリジナルアニメの場合、全ての登場人物はオリジナル、つまりデザイナーの完全な創造物となる。デザイナーは人物の正面だけではなく背面や側面・基本的な動作・喜怒哀楽の表情集・服装バリエーション・アクセサリーなどの小物類や、複数の登場人物が同一のフレーム内に登場するシーンの描画に必要な身長比較表なども作成する。
登場回数が多い主人公クラスのデザインは詳細に、雑魚キャラクター・モブキャラクターと呼ばれる些細な人物のデザインは簡略かつ効率的に行われるのが普通である。長期間にわたり放送されているテレビアニメの場合、時間の経過に伴ってデザインが次第に変化していくことも見られる[要出典]。
デザイナーの描いた登場人物のデザイン画は、メカニックやクリーチャーのデザイン画と共にまとめられて、設定資料集として多数コピーされ、作画に携わるスタッフに配布される。また、この設定資料から部外秘の要素を取り除いたものが広報宣伝の素材や参考資料などとして、直接の広報担当者の他に、専門誌の編集部に配布されたり、インターネット上で一般向けに公開されることもある。
コンピュータゲームでは必要に応じて3Dモデルも作成される。
登場人物の服装や装飾のバリエーションを増やすためにはその都度それぞれを新たにデザインする必要があり、デザイナーにデザイン作業の発注が必要となる。つまり、その都度経費が発生するということでもある。アニメに登場する人物の服装の種類が全編を通して限られていたり、一張羅であることも珍しくないのはこれに起因している[要出典]。 『ウルトラシリーズ』、『仮面ライダーシリーズ』、『スーパー戦隊シリーズ』、『ゴジラ』といった特撮ヒーロー作品・特撮映画作品においてもキャラクターデザインという役職は存在しており、この場合は主にきぐるみやコスチュームのデザインを行う担当者を意味してキャラクターデザイナーという職が設定される。 実写作品は役者が顔出しで演技するものであり、人相の設定は必要がないが、変身ヒーローの場合はマスクやコスチュームなどがデザインされる。また、専用武器などの装備類についてはメカ専門のデザイナーが担当することが多いが、一部のものについては服装とのデザインの一貫性を持たせるためにキャラクターデザイナーらが必要なデザインを行うこともある[要出典]。 特撮テレビ番組などはそのマーチャンダイジングによって大部分の収益を稼ぎ出す構造になっており、そのメインスポンサーである玩具メーカーの社内もしくは関連デザイン会社の玩具デザイナーが企画段階から商品展開を見越した形で、メインのキャラクターや登場するメカニックなどのデザインを行うことが多い。ただしこの傾向は、企業グループ内にデザインセクションを持つバンダイの提供する作品に事実上限定される。タカラやトミーはそもそも社内にデザイナーを置いてのデザインワークにバンダイほど力を入れてはおらず、スポンサーとなった作品でも玩具用ギミックの提示に留まっていることがほとんどである。これは両社が合併してタカラトミーとなった後も変わっていない[要出典]。 なお東映製作の特撮作品、特に1970年代後半以降の作品では、キャラクターデザインとして、クレジットされるデザイナーは主に敵側のキャラクターの衣装や着ぐるみ、そして敵側の各種メカニックや小物などを担当していた。これは前述の通り、番組のスポンサーであるバンダイ(1983年(昭和58年)までは子会社だったポピー)のデザイン部門に所属するデザイナーがマーチャンダイジングも考慮してヒーロー側のデザインを担当するのが既定路線であると共に、その名前を番組中ではクレジットしないことも慣例化していたためである。なお21世紀に入ってからは、そのデザイン部門が発展したPLEXの名前が明記されるケースも多い。また劇中の設定やガジェット、担当するデザインに合わせて、その名称や肩書がより細かく明記されることも多くなっている。例としては平成仮面ライダーシリーズに良く見られる「クリーチャーデザイン」など。この場合、キャラクターデザインは石森プロ所属のデザイナーとされることが多いが、実際にはプレックスとの共同作業である[要出典]。 新たに発表される小説本に添える挿絵として、イラストレーター・漫画家などにより小説の登場人物の外見・服飾などがデザインされることがある。この場合にはキャラクターデザインではなく、挿絵、本文イラストといった呼称が使用される。 小説などを原作とする漫画化作品の場合、既存の人物イメージが薄い場合や自由度が高い場合は必要に応じて漫画化の担当者などが登場人物の外見をデザインする。挿絵などでイメージが存在する場合はそれを叩き台として漫画用のキャラクターがデザインされる[要出典]。 アニメと同様、長期間にわたり雑誌連載が続いている漫画の場合は長い連載の間にデザイン全般について、作者の画風の確立と共に徐々に洗練されていったり、あるいは作品の方向性の変化に適した形へや、週間連載作品では作品の量産に適したものへなど、時勢や作者・作品・掲載誌の都合に応じて次第に変化していくことが多い。
実写映画・テレビ番組
漫画・小説