キャプテン翼_(ゲーム)
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本項では、漫画『キャプテン翼』を原作として各種ハードでコンピュータゲーム化された作品を挙げる。
テクモ

テクモ(現:コーエーテクモゲームス)は、選手ごとにコマンドを選び、「ガッツ」と呼ばれる行動値を消費して実行させる新しいリアルタイムシミュレーションゲームのジャンルを確立させた。オリジナルの選手や必殺技も多数登場するが、原作に登場した技も多数再現されており、一度しか披露されていないようなものやその際の台詞などの再現率も高い。第1作から「V」まで一つの長い続き物語となっており、「II」以降はオリジナルストーリーで原作のその後を描き、アニメ・マンガをベースとした作品としては珍しく原作終了後6年間も独自の発展を続けた。

ファミ通』が2003年にファミコン生誕20周年を記念して行った「最も心に残ったファミコンソフトは?」というアンケートでも『キャプテン翼』が27位、『キャプテン翼II』が51位に入り、キャラクターゲームとしては1位と2位を独占した。

キックオフ直前の状態でボタンを押さずに放置しておくと、アナウンサーのチャーリー高橋が勝手にしゃべり始める。なお、この頃は厳密にスポーツ関係の商標権等が意識されることはなく、さまざまなクラブ名が実名で登場する。

消費行動値であるガッツが不足している場合の「くっ!! ガッツがたりない!!」[Note 1]のメッセージは有名だが、これはファミコン版開発当時のプログラマーの口癖をそのまま使用したもの[1]

海外版では版権上の都合からキャラクターを変更して1992年にNES版『Tecmo Cup Soccer Game』を発売。1993年にはメガドライブ版『Tecmo Cup Football Game』の発売が予定されていたが、中止となっている。

また、本作のゲームシステムを流用した携帯電話ゲーム用アプリ『シネマティックサッカー』が2003年から発売されていた[2]
ファミリーコンピュータ

テクモからファミリーコンピュータ専用ソフトとして発売された作品は以下の通り。
キャプテン翼
1988年4月28日発売。原作の【中学生編】・【Jr.ユース編】にほぼ準拠した内容。当初は原作の連載中及びテレビアニメ放送最終年の1986年発売と発表されていたが、発売延期を繰り返した結果、発売されたのは原作及びテレビアニメ終了後の1988年4月28日と2年以上経過していた、当時のファミコンソフトで長期間に及ぶ発売延期が繰り返されたのは極めて異例であった。試合の前半後半の合間に自分の好きなキャラと会話出来たり、試合の合間に町を探索したりという当時のファミコンゲームならではの要素もあった。この街を探索するのはアドベンチャーゲーム方式になっており、パリのエッフェル塔の下で岬と再会するシーンがモチーフとなっている。岬の捜索に成功すると、原作通り岬をJr.ユース編で使用できるようになる。中学生編では原作の同時優勝という設定がそのまま使用された為、翼率いる南葛中が日向率いる東邦学園と引き分けでもクリアとみなされ、先(Jr.ユース編)に進むことができる。この場合は翼と日向が一緒に優勝旗を持つ。東邦に勝利し、南葛が単独優勝した場合は、優勝旗を持つのは翼のみになる。Jrユース編では、予選リーグの対戦相手としてAグループ(アルゼンチン・イタリア・ウルグアイ)から2チーム、Bグループ(イングランド・ポーランド・スペイン・ポルトガル・ベルギー・カナダ・マレーシア)から2チームの計4チームがランダムに選出。そこに日本を含めた5カ国でリーグ戦を行い、日本は2位以上になれば予選通過できる。準々決勝は、予選に出てこなかったAグループの残りチームと対戦する。ストーリーは原作をほぼ忠実に再現され、さらにテキストアドベンチャー形式のため、キャラの姿がドット絵で画面いっぱいに描かれ、原作の必殺技シーンがそのままトレースされるなど、原作の持つ大げさかつ荒唐無稽な魅力が忠実に再現されている[3]
キャプテン翼II スーパーストライカー
1990年7月20日発売。ストーリーはテクモのオリジナル。前作の『キャプテン翼』をベースにして作られた。詳細は「キャプテン翼II スーパーストライカー」を参照。
スーパーファミコン

テクモからスーパーファミコン専用ソフトとして発売された作品は以下の通り。
キャプテン翼III 皇帝の挑戦
1992年7月17日発売。ドイツ主催のユニバーサルユース優勝をめぐって全日本と強豪国が白熱した試合を行う。ストーリー序盤では翼がブラジルのリオカップ優勝を目指す。それと同時進行で、海外へ散っている全日本の選手達はそれぞれの地域でドイツの選手と対戦。中盤以降は全日本として集結し、ユニバーサルユースに挑んでいく。他の作品では「翼VS日向」「岬VS松山」のように、日本人同士の対戦機会があるが、今作ではそれが一切ない。なお、前作までは相手チームの一般選手は「てきの○ばん」「てきのキーパー」という表記だったが、今作から全ての選手に固有の名前が与えられている。また今作からオールスターモードも搭載されている。着メロが配信されている(これは第1作・IIも同じ)。このゲームは原作を知らないプレーヤーが『キャプテン翼』シリーズのゲームを始めるにはうってつけのゲームであるという評もある[4]
キャプテン翼IV プロのライバルたち
1993年4月3日発売。タイトルの通り、若林以外の日本人選手も続々とプロの世界に参戦していく。分岐試合の勝敗により、ストーリーが分岐していき、最終的にエンディング等も変わっていくという新しい流れができた(最終的にジャイロカップ編、サッカーグランプリ編、親善大会編、ワールドクラブカップ編の4つに分かれる)[Note 2]。ジャイロカップ編と親善大会編、オールスターのエディットモードでは自分の分身となる選手が登場し、そこで選手名と強さのカスタマイズを決める。ストーリーモードで使えるのは必殺シュートだけだが、その名称は自由に付けられる。オールスターでは必殺シュート以外にも必殺ドリブル、必殺タックル、必殺ブロックを使えるが、技名は全てデフォルトで固定される[Note 3]。なお、試合中の実況では、プロ選手となった今作でも相変わらず個人名に「くん」付けで呼ばれている。致命的なバグの多さから、シリーズ中の駄作扱いする文献もある[5]
キャプテン翼V 覇者の称号カンピオーネ
1994年12月9日発売。セリエA、アジアカップ、ワールドトーナメントの各パートに分かれるほか、日向、若林、シュナイダーなどの人気キャラのサブストーリーも存在する。IVでサンパウロに入団した新田が最終ボスチーム「カンピオーネ」の一員として全日本チームの敵に回る。「カンピオーネ」の監督として(その時点では)原作の1巻に名前だけ登場したロベルトの恩師であるジョアンが登場する。今までのゲームの流れから一新して他サッカーゲーム同様のアクションであるが、それに従来のリアルタイムシミュレーションを融合させたシステムとなっている。一部の選手にはボイスがついた。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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