キャプテン・フィリップス
Captain Phillips
監督ポール・グリーングラス
脚本ビリー・レイ
原作リチャード・フィリップス
『キャプテン・フィリップス』(Captain Phillips)は、ポール・グリーングラス監督、トム・ハンクス主演による2013年のアメリカ映画である。2009年に発生したマースク・アラバマ号乗っ取り事件でソマリア海賊の人質となったリチャード・フィリップス(英語版)を描く伝記映画であり、フィリップスとステファン・タルティによる書籍『キャプテンの責務(英語版)』を基にビリー・レイが脚本を執筆した。製作はスコット・ルーディン、マイケル・デ・ルカ、デイナ・ブルネッティである[5]。
2013年9月にニューヨーク映画祭でプレミア上映された後[6]、10月11日より北米で一般公開された[7][8][9]。 2009年4月、ソマリア人漁師のアブディワリ・ムセたちは、彼らのボスから金を稼ぐよう強要され、ムセはノール・ナジェとワリド・エルミ、10代半ばのアダン・ビラルを連れて海賊行為を準備していた。リチャード・フィリップス船長が舵を取るコンテナ船「マースク・アラバマ」号はアデン湾からモンバサへ向かう途上のソマリア沖で訓練を開始する。武装集団のボートの接近を発見したフィリップス船長は海賊行為を警戒して警備対策を強化し、海賊の追跡を振り切る。翌日にムセたち4人のソマリア人海賊が再び現れ、フィリップスたちはホースで放水して追い払おうとするが、海賊は梯子を使って船に侵入してシージャックされてしまう。 海賊がブリッジに乗り込む前に、フィリップスは乗組員を機関室に隠れさせる。海賊に脅されたフィリップスは、リーダーのムセらを乗組員のところに連れて行くと見せかけて密かに乗組員へ海賊が行く場所を知らせ、彼らが隠れられるようにする。乗組員たちも連携して海賊の隙を探し、海賊リーダーのムセを捕らえ人質にする。乗組員たちはムセを解放する条件として海賊に下船を求めるが、海賊は救命ボートに乗ると船長を解放せずボートを海へ落とし、船長は人質として連れ去られてしまう。 ムセたちは村に戻りフィリップスを人質に身代金を得ようと考えるが、通報を受けた駆逐艦「ベインブリッジ」に発見される。
あらすじ