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やノートページでの議論にご協力ください。『キャプテンパワー』(原題:Captain Power and the Soldiers of the Future)は、アメリカ合衆国の特撮テレビドラマ。1987年9月20日から1988年3月27日まで放送された[1]。全22話[1]。
日本では1987年10月22日から1988年2月25日までテレビ朝日にて木曜日18時50分から放送されたが、初回放送時は18話までの放送で、1989年の再放送時に全話放送された[1]。ローカルセールスによる自主編成のため、放送されていない地域もあった。
キッズステーションでも再放送された。 日本の特撮作品スーパー戦隊シリーズにヒントを得てアメリカで制作された連続テレビドラマ(海外ドラマ)[2]。特撮には当時出始めだったCGが本格的に多用されており[1]、メインキャラクターのうちソロン、ブラスターは銀色のポリゴンで表現されている。 番組放映に合わせ、番組本編と連動して遊べる「テレビパワー」と名づけられた玩具が米国マテル社から発売され、日本でもバンダイにより輸入販売された[1]。なお日本で放送当時発売されていた玩具の説明書には、水陸両用パワースーツの未来戦士、ネイサン・"スティングレイ"・ジョンソン大佐が紹介されていたが、パイロット版のみでTV本編では未登場に終わっている[注釈 1]。玩具連動用のシーンを1話につき1分から3分程度作ることがマテルから義務付けられており、制作スタッフには負担となっていた[1]。 日本での本放送時、この枠はローカルセールス扱いだったため、テレビ東京などの他系列番組・遅れネット番組・再放送・自社制作番組に充てている地域もあったことから、未放送または遅れネットとなった地域もある。 第2シーズンの構想があり脚本も完成していたが、1988年1月に制作中止が決定した[1]。玩具の売り上げが伸び悩んだことと、暴力的な番組として保護者団体から抗議がきたことなどが制作中止の理由とされているが、大きな理由としてマテルがテレビ部門を閉鎖したこととされる[1]。 マテルから独立して番組を継続させると言う案や、テレビ映画などを制作すると言う事も考えられていたが実現には至っていない[1]。 21世紀後半、人類は戦争用に開発したメカニカル・サイボーグの機械軍団バイオ・ドレッドに占領され、敗れ去った。バイオ・ドレッド帝国の帝王ドレッドは超巨大コンピューターのオーバーマインドと頭脳を接続することにより完全サイボーグとなり、地球制覇を企む。しかし、それを阻止するべく立ち上がった5人の戦士たちがいた。彼らはパワースーツと呼ばれる強化服を身にまとい、人類解放のためにドレッドたちに立ち向かう。
概要
当時第2シーズンに登場が予定されていた二人の新たな未来戦士
チップ・TNT・モローとクリス・レンジャー・オコナー、ドレッド配下の女性型アンドロイドモーガナUのオーディションも既に行われていた。(新型バイオドレッドゼノンも登場予定だった)[1]
ストーリー
登場キャラクター
未来戦士側
キャプテン・ジョナサン・パワー
演 - ティム・ダニガン(Tim Dunigan
マシュー・"ホーク"・マスターソン
演 - ピーター・マクニール
マイケル・"タンク"・エリス
演 - スヴェン=オーレ・トールセン(Sven-Ole Thorsen) / 日本語吹替 - 郷里大輔通称「タンク」。階級は中尉。未来戦士の中で一番の力持ち。遺伝子工学により作られている。戦場では獰猛な性格で、血の気が多いが、仲間思いでもあり、撤退の時はしんがりを買って出るほどである。メタル戦争の時は人類軍の陸戦隊員。元ストリートファイターで刑務所からの脱走歴もある。彼のパワースーツは外骨格のような機能を果たすことにより、筋力を増強して壁やドアを破壊することが可能。絶大な威力を誇る腰のプロトン・カノンのほか、手首の火炎放射器、プロトン・カノンの先端に装着するキャノンコマンドミサイル、アシッド・グレネード、脚部発射管、パワーグローブ、耐火マスクを装備している。
ロバート・"スカウト"・ベイカー
演 - モーリス・ディーン・ウィント(Maurice Dean Wint) / 日本語吹替 - 田中亮一通称「スカウト」。階級は軍曹。未来戦士の中で一番の頭脳派。陽気で明るい性格と鋭いセンスによりユーモアでメンバーを和ませる。真面目なタンクとは正反対で、いつも軽口をたたいてはホークやタンクをからかう。技術屋で、通信員でもある。ハッカーでもあるため、メンバーの作戦行動をバックアップするためいつもコンピューターを操作している。敵のコンピューターのアクセスコードを盗むなどもしている。パワーベースのコンピューターに異常があった場合には分解して修理を行う。彼のパワースーツは周囲にホロ=フィールドを発生させる機能を持っており、これにより誰にでも変装できるため、ドレッドの基地に潜入できる。
ジェニファー・"パイロット"・チェイス
演 - ジェシカ・スティーン(Jessica Steen) / 日本語吹替 - 小山茉美通称「パイロット」。階級は伍長。未来戦士の紅一点。元ドレッド軍の青年隊員で、キャプテンパワーにより救出され改心し、人類解放のために共に戦うようになる。過去のことを語ることは決してなく、尋ねようとする者もいない。パイロットの名の通り、ジャンプシップの操縦を任務としている。整備や擬装も任務の一つである。ドレッド軍にいた時は、人間的な感情は捨て去っていたが、キャプテンたちと触れ合うにつれ、徐々に人間らしい感情が芽生えはじめる。彼女のパワースーツは他のメンバーと同じくらいの力を与えることができる。[3]また、プロトン・スパナと呼ばれる大きなドライバー型の万能ツールを持っていて、鍵を開けたり、タイヤを交換したり、電子回路を点検したり、など、多岐に利用できる。22話で、ブラスター率いるバイオドレッド兵の部隊がパワーベースに侵入した際にただ一人残り、メンターのバックアップメモリーと予備のパワースーツを無人モードにしたドラゴンフライ[4]に搭載し脱出させた後、基地もろとも自爆した。
メンター
演 - ブルース・グレイ(Bruce Gray) / 日本語吹替 - 塩屋浩三キャプテンの父、スチュアート・ゴードン・パワーの記憶と外見を持つ、パワーベースのメイン・コンピューターである。ホロ・モニターにはスチュアートの姿が立体映像で映り、アドバイスをキャプテンたちに行う。キャプテンたちも信頼を寄せている。キャプテンは「親父」と呼ぶこともある。一方では、さまざまなデータ処理を命じるなどの機械的な命令も行っている。
バイオ・ドレッド帝国側