キャブオーバー
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出典検索?: "キャブオーバー" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2020年6月)
キャブオーバーの三菱ふそう・ファイター

キャブオーバーとは、自動車の構造上の分類の一つ。エンジンの上にキャブ(運転席)があるものを意味し、主にトラックなど中・大型車で使われている。本項では特筆なき限り、トラックのキャブオーバーについての記述とする。

英語では Cab over the Engine と呼ばれ、運転席(cabin:キャビン)がエンジンの上にある(over:オーバー)形式の車両の総称で、COEと略されることも多い[要出典]。商標としては、ジープランドローバー、コマー(英語版)などの「フォワードコントロール」(略称 FC = エンジンやトランスミッションを前方から操作する)という表現もある[要出典]。対義語としてボンネット型あるいはボンネットトラックという用語があり、運転台の前方に細長く伸びたボンネットの中にエンジンが収められている[要出典]。

キャブオーバーはトラックの構造としては、世界中の殆どの国で主流の形式である。日本やヨーロッパなど世界各地のメーカーは、小型から大型までキャブオーバー型のトラックを生産している。ボンネットトラックはごく一部の特殊な車両に限られており、全てのモデルがキャブオーバー型という会社は多い。これと全く逆の傾向があるのがアメリカカナダであり、これらの国ではボンネット型が主流である。北米のメーカーは小型トラックから大型トラックに至るまで、ほぼ全てのクラスでボンネット型を用意している。キャブオーバー車もあるが、用意されるのは中型以下のトラックやバス、消防車やごみ収集車といった特装車など、ごく一部に限られる。オーストラリアも特徴的な市場で、ユート(Ute)と呼ばれるクーペユーティリティー(Coupe utility)やピックアップトラックの人気が高い。
長所と短所ボルボFH。エンジンの上に人が乗るので、その分だけ貨物室を長く取れるボルボVN。ボンネットの分だけ長くなるが、快適性や安全性で有利な面もある。北米のみで販売

キャブオーバーの長所と短所は、ボンネット型のそれと全く正反対である。

キャブオーバーの長所として挙げられるのは、長さ方向に対するパッケージングが優れていること。運転席とエンジンが二階建て構造になっているため、長さ方向に対しこれらが要する空間を圧縮できるのが理由である。トラックが効率よく荷物を運ぶためには貨物室を大きくしなければならず、逆にそれ以外の部分が大きく容積を取ることは好ましくない。

また大抵の国家では車体の大きさに制限がかけられており、全長もその一つで、設計においてはこの規制値を超えないようにしなければならない。つまり、限られた全長の中で最大限に貨物室を大きくしなければならないため、エンジンと運転席が占有する空間を圧縮できるキャブオーバーの利点は非常に大きい。

更に総じて視認性に優れており、車体の限界が見えやすいため細い道などでも比較的運転しやすいというメリットもある。通常の用途はもちろん、ラリーレイドでは砂丘を超える際に先を見通す上で有用である。

これらが日本やヨーロッパなど、多くの国家でキャブオーバー型が主流となり、ボンネット型が廃れた原因である。

一方で、キャブオーバー車のボンネット車に対する短所として、以下の四つの不利が挙げられる。
衝突安全性で不利

空気抵抗で不利

乗員の快適性で不利

整備性で不利

設計の自由度で不利


衝突安全性で不利なのは、運転席の前方にクラッシャブルゾーンが無い事が原因で、ワンボックス車など小型の商用車・乗用車も同じような不利を抱えている。

空気抵抗で不利なのは、ボンネットが無いことで空気の流れを滑らかにしづらいため。

快適性の不利は、自動車の騒音及び振動の最大の発生源である、エンジンやサスペンションの真上に乗員が乗ること。

整備性の不利は、運転席がエンジンの真上にあることから、キャブオーバーではキャブそのものをボンネットのように持ちあげたり、或いは運転席を跳ね上げて整備口を開かなければならない。これは、ボンネットを開けるだけでエンジンを広く見渡せるのと比べれば、整備面で不利である。

設計の自由度の不利は省スペース性の裏返しであり、ボンネット型に比べると全高を低くしたり、巨大なエンジンやよく動くサスペンションを搭載するのには工夫が必要となる。

北アメリカで今でもボンネット車が主流なのは、国土が広大で全長規制が比較的緩く[注 1]、それによりボンネット型の長所を活かしやすく短所が問題になり難いためである。

以上はあくまで一般論であり、全てのキャブオーバー車がボンネット車に上記5点で必ず劣るとは限らない。各自動車製造企業は、車体細部の形状、エンジン、トランスミッション、キャブ構造を改善し続けており、安全性・燃費・快適性・整備性・静粛性を改善させている。
各地の傾向
北米

現代においては殆ど唯一の、ボンネット型が主流・キャブオーバーが非主流の地域である。1950?1970年代にはキャブオーバー型が主流であったが、トラックの長さに関する規制が緩和されたことで、ボンネット型に取って代わられた[1]


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