キャット・ピープル
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この項目では、映画について説明しています。デヴィッド・ボウイの楽曲については「キャット・ピープル (曲)」をご覧ください。

『キャット・ピープル』(Cat People)は、猫人間を題材にしたアメリカの怪奇映画、および言及される猫人間のことである。1942年に『キャット・ピープル』、1944年に同じ登場人物を配した続編『キャット・ピープルの呪い』が製作され、前者は1981年にリメイクされた。猫人間のプロットにアルジャーノン・ブラックウッドの「太古の魔術」(Ancient Sorceries)の影響がある。
キャット・ピープルポスター (1942).mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィキメディア・コモンズには、キャット・ピープルに関連するカテゴリがあります。

1942年作品

監督: ジャック・ターナー

製作: RKOラジオ

出演:

シモーヌ・シモン(ヒロイン)

ケント・スミス(夫)

ジェーン・ランドルフ(夫の同僚)

トム・コンウェイ(医師)

自分が猫人間の末裔であり、キスをするだけで豹に変身し男性を殺すと信じたヒロインは、求婚され結婚しても、夫との関係を深めることができない。夫は職場の女性に相談するが、その内愛人関係になる。一方、夫に勧められて受診した精神科医師はヒロインに言い寄るが、ヒロインの手にかかり死ぬ。絶望したヒロインは動物園の豹に殺されるべく、豹を檻から逃がしてしまう。

繊細な若い女性の嫉妬と男性恐怖を猫顔のシモーヌ・シモンが見事に演じた。具体的な恐怖の描写は注意深く避けられ、猫人間への変身も暗示するに過ぎない。従って猫人間云々はヒロインの妄想に過ぎず、彼女の言動は潔癖性、大人になることからの逃避、男性への恐れ等によるものだとの解釈も成り立つ。70分余りの当時における典型的なB級映画の枠内で、ヒロインの異常心理を介してホラーとメロドラマとしての二面性を両立させた本作は、サイコホラー映画の古典的名作の一つとみなされており、監督ジャック・ターナーの代表作ともなっている。
キャット・ピープルの呪いポスター (1943)ウィキメディア・コモンズには、キャット・ピープルの呪いに関連するカテゴリがあります。

原題: The Curse of the Cat People

1944年作品

監督: ロバート・ワイズ、ガンザー・V・フリッチ

製作: RKOラジオ

出演:

シモーヌ・シモン(亡霊ないしは幻影)

ケント・スミス(元夫)

ジェーン・ランドルフ(夫の元同僚、後妻)

アン・カーター(夫と後妻との間に生まれた娘)

続編と銘打っており、内容も後日談となっているが、主題は恐怖というよりも少女、後妻、元夫の心の動きを追った作品である。前作のヒロインの夫と元同僚は後日結婚し、一人娘が生まれた。娘は夢見がちな内向的な少女に育ち、周囲の子供達から浮いた存在になった。ある日、夫が捨て切れずに一枚だけ残しておいた前妻の写真を見つけた少女は、彼女を心の中の友人と呼ぶ。クリスマスの前夜も暖かな家庭を離れ「友人」と迎えた少女だが、町外れの老婆の家で危機に晒される。危機が去った時、「友人」の姿は消え、周囲の人々と心を開きあった少女が残る。










ロバート・ワイズ監督作品
1940年代

フィフィ嬢(1944)

キャット・ピープルの呪い(1944)

死体を売る男(1945)

恐怖の島(1945)

Criminal Court(1946)

生まれながらの殺し屋(英語版)(1947)

Mystery in Mexico(1948)

月下の銃声(英語版)(1948)

(1949)

1950年代

西部の二国旗(英語版)(1950)

三人の秘密(英語版)(1950)

The House on Telegraph Hill(1951)

地球の静止する日(1951)

捕らわれの町(英語版)(1952)

Something for the Birds(1952)

モンゴル第一騎兵隊(英語版)(1953)

砂漠の鼡(英語版)(1953)

So Big(1953)

重役室(英語版)(1954)

トロイのヘレン(1956)

悪人への貢物(英語版)(1956)

傷だらけの栄光(1956)

This Could Be the Night(1957)

Until They Sail(1957)

深く静かに潜航せよ(1958)

私は死にたくない(1958)

拳銃の報酬(1959)

1960年代

ウエスト・サイド物語(1961)

すれちがいの街角(英語版)(1962)

たたり(1963)

サウンド・オブ・ミュージック(1965)

砲艦サンパブロ(1966)

スター!(1968)

1970年代

アンドロメダ…(1971)

ふたり(1973)

ヒンデンブルグ(1975)

オードリー・ローズ(1977)

スター・トレック(1979)

1980年代

ルーフ・トップ(英語版)(1989)

カテゴリ

キャット・ピープル (1982)

1982年作品

監督:
ポール・シュレイダー

製作総指揮: ジェリー・ブラッカイマー

特殊効果:アルバート・ホイットロック

脚本:アラン・オームズビー

音楽: ジョルジオ・モロダー

撮影:ジョン・ベイリー

製作: チャールズ・フライズ、ユニヴァーサル、RKO

キャスト

役名俳優日本語吹替
ソフト版
フジテレビテレビ朝日
アリーナ・ガリエナスターシャ・キンスキー三石琴乃戸田恵子岡本麻弥
ポール・ガリエマルコム・マクダウェル小山力也寺田農磯部勉
オリバージョン・ハード大家仁志富山敬山寺宏一
アリスアネット・オトゥール安藤麻吹高島雅羅勝生真沙子
フィマーリルビー・ディー小宮和枝此島愛子谷育子
ブラント刑事フランキー・フェイソン辻親八内海賢二麦人
ビルスコット・ポーリン柳沢栄治納谷六朗谷口節
ジョーエド・ベグリー・ジュニア川本克彦広瀬正志田中亮一
ブロンテジョン・ラロケット玄田哲章
ロン・ダイアモンド刑事ロン・ダイアモンド
ソープオペラの男性レイ・ワイズ


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