キノボリジャコウネコ
キノボリジャコウネコ Nandinia binotata
保全状況評価[a 1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
キノボリジャコウネコ(Nandinia binotata)は、キノボリジャコウネコ科キノボリジャコウネコ属に分類される食肉類。本種のみでキノボリジャコウネコ属を構成する。 アフリカ大陸中央部(エチオピア区、熱帯アフリカとも)の以下の地域に生息する。 アンゴラ北部、ウガンダ、ガーナ、ガボン、カメルーン南部、ガンビア、ギニア、ギニアビサウ、ケニア南西部、コートジボワール、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、ザンビア北部、シエラレオネ、ジンバブエ東部、スーダン南部、赤道ギニア、セネガル南部、タンザニア、中央アフリカ南部、トーゴ南部、ナイジェリア南部、ブルンジ、ベナン南部、マラウイ、モザンビーク西部、リベリア、ルワンダ[1][2][a 1] 体長44-58センチメートル[2]。尾長46-62センチメートル[2]。体重1.7-3.2キログラム[2]。全身は短い体毛で密に被われる[2]。背面の毛衣は黄灰色や褐色で、毛先は黄褐色や赤褐色[2]。腹面の毛衣は明灰色で、毛先は黄色[2]。頭部から頸部にかけて3本の不明瞭な暗褐色の縦縞、背面に縦縞状に暗褐色の斑点が並ぶ[2]。肩部には左右に2個ずつ白や淡黄色の斑紋が入り[1]、英名(two-spotted=2つの斑点がある)の由来になっている[2]。尾の背面には12-15本の黒い横縞が入る[2]。 耳介は小型で丸みを帯びる[2]。歯列は門歯が上下6本、犬歯が上下2本、小臼歯が上下8本、大臼歯が上下4本で計40本[2]。門歯は小型で、犬歯は発達する[2]。盲腸がない[2]。生殖器の前方(会陰腺)、第3-4指の間に臭腺がある[1]。
分布
形態