キヌア
[Wikipedia|▼Menu]

キヌア
紫のキヌア
分類

:植物界 Plantae
階級なし:被子植物 angiosperms
階級なし:真正双子葉類 eudicots
:ナデシコ目 Caryophyllales
:ヒユ科 Amaranthaceae
亜科:アカザ亜科 Chenopodioideae
:アカザ属 Chenopodium
:キヌア C. quinoa

学名
Chenopodium quinoa Willd.
和名
キヌア
英名
quinoa

キヌア、生(乾燥)
100 gあたりの栄養価
エネルギー1,539 kJ (368 kcal)

炭水化物64 g
デンプン 正確性注意52 g
食物繊維7 g

脂肪6 g
多価不飽和3.3 g

タンパク質14 g
トリプトファン0.167 g
トレオニン0.421 g
イソロイシン0.504 g
ロイシン0.840 g
リシン0.766 g
メチオニン0.309 g
シスチン0.203 g
フェニルアラニン0.593 g
チロシン0.267 g
バリン0.594 g
アルギニン1.091 g
ヒスチジン0.407 g
アラニン0.588 g
アスパラギン酸1.134 g
グルタミン酸1.865 g
グリシン0.694 g
プロリン0.773 g
セリン0.567 g

ビタミン
チアミン (B1)(31%) 0.36 mg
リボフラビン (B2)(27%) 0.32 mg
ビタミンB6(38%) 0.5 mg
葉酸 (B9)(46%) 184 μg

ミネラル
ナトリウム(0%) 5 mg
カリウム(12%) 563 mg
カルシウム(5%) 47 mg
マグネシウム(55%) 197 mg
リン(65%) 457 mg
鉄分(35%) 4.6 mg
亜鉛(33%) 3.1 mg
(30%) 0.59 mg
マンガン(97%) 2.03 mg
セレン(12%) 8.5 μg

他の成分
水分13 g


単位

μg = マイクログラム (英語版) • mg = ミリグラム

IU = 国際単位

%はアメリカ合衆国における
成人栄養摂取目標 (RDI) の割合。
出典: USDA栄養データベース(英語)
キヌアの品種「レッド・ファロ」

キヌア(西: Quinua、ケチュア語:kinwa または kinuwa、学名:Chenopodium quinoa)またはキノア(Quinoa)は、ヒユ科アカザ亜科アカザ属植物[1]アカザとは同ホウレンソウビートとは同である。南米アンデス山脈の高地アルティプラーノにおいて、数千年前より食用に栽培されている擬似穀物: Pseudocereal)であり、トウジンビエシコクビエキビ(黍)、アワ(粟)、ヒエ(稗)などと同様に、雑穀に分類される[2]

国際連合食糧農業機関(FAO)によると、2014年の年間生産量は世界全体で約19万トンで、ミレット(millet:トウジンビエ、シコクビエ、キビ、アワ、ヒエなどの総称)の2838万トンの約150分の1でしかない。主たる生産国も南米のペルーボリビアエクアドルに限られている[3]が、栄養面で優れており、いわゆるスーパーフードの一つとして注目されていることから世界100カ国以上に栽培が広がっており[4]、少量は日本(北海道剣淵町[5]、静岡県裾野市[6])でも栽培されている。

2017年2月、キヌアのほぼ完全なゲノム情報が解読された[7][8]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:63 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef