キティラ島
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キティラ島
Κ?θηρα
キティラ城から見たカプサリ
地理

座標北緯36度14分 東経22度59分 / 北緯36.233度 東経22.983度 / 36.233; 22.983 
諸島イオニア諸島
面積279.593 km2
行政
ギリシャ
地方アッティカ
諸島県
統計
人口3,354人 ( ⇒2001現在)
人口密度12 /km2
キティラ島(エーゲ海

キティラ島 (キティラとう、ギリシア語: Κ?θηρα / Kythira)は、ギリシャペロポネソス半島の南に所在する地中海の島。歴史的な経緯からイオニア諸島のひとつに数えられるが、現在は行政上アッティカ地方に含まれる。

エーゲ海の出入口に位置するこの島は、古来より交通の要衝でもあった。ギリシア神話におけるアプロディーテーゆかりの地であり、今日では観光が主産業である。目次

1 名称

2 地理

2.1 位置・広がり

2.2 地勢

2.3 主要な集落


3 歴史

3.1 先史・古代

3.2 中世

3.3 近代


4 社会

4.1 経済・産業

4.2 人口


5 行政区画

5.1 自治体(ディモス)

5.2 旧自治体(ディモティキ・エノティタ)


6 交通

6.1 港湾

6.2 空港

6.3 道路


7 文化・観光

7.1 神話・芸術の中のキティラ島


8 脚注

9 外部リンク

名称

古典ギリシア語では「キュテーラ島」(Kyth?ra)と呼ばれる。英語ではCythera、フランス語では Cythere(シテール島)が用いられる。このほか、ラテン文字では Kythira, Kythera など、さまざまな綴りが用いられてきた。カナ表記では「キティラ」のほか「キシラ」「キテラ」「キチラ」なども用いられる。

中世から近世にかけて、ヴェネツィア共和国の統治下にあった時代には、イタリア語で Cerigo(チェリゴ島)と呼ばれ、「セリゴ」などの転記も行われる。
地理
位置・広がり

キティラ島はペロポネソス半島の南に位置し、エーゲ海クレタ海)の「出口」にあたる島の一つである。古代から戦略上の要衝であり、商人が行き交う交易の拠点でもあった。島の面積は約280km2と、アッティカ地方所属の島では最大(ギリシャ全国では17位)の面積を持つが、人口は約3,400人であり、人口密度は低い。

島の北側はキティラ海峡を挟んで、北東にペロポネソス半島南東端のマレア岬、北にエラフォニソス島(英語版)がある。キティラ海峡は地中海有数の難所とされており、エーゲ海西部からやってきた船には、この海域で強風に見舞われて難破したものが多くある。
地勢

島の周囲は切り立った岩の崖で、深い湾に囲まれる。多くの多様なビーチを抱えている。

また、アフリカプレートエーゲ海プレートに沈み込むヘレニック弧 (Hellenic arc) に近いことから地震が多い。


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