キウイフルーツ
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様々なキウイフルーツ
A = A. arguta, C = A. chinensis, D = A. deliciosa, E = A. eriantha, I = A. indochinensis, P = A. polygama, S = A. setosa.木に実ったキウイフルーツ

キウイフルーツ (green, raw)100 gあたりの栄養価
エネルギー255 kJ (61 kcal)

炭水化物14.66 g
糖類8.99 g
食物繊維3 g

脂肪0.52 g
飽和脂肪酸0.029 g
一価不飽和0.047 g
多価不飽和0.287 g

タンパク質1.14 g
トリプトファン0.015 g
トレオニン0.047 g
イソロイシン0.051 g
ロイシン0.066 g
リシン0.061 g
メチオニン0.024 g
シスチン0.031 g
フェニルアラニン0.044 g
チロシン0.034 g
バリン0.057 g
アルギニン0.081 g
ヒスチジン0.027 g
アラニン0.053 g
アスパラギン酸0.126 g
グルタミン酸0.184 g
グリシン0.06 g
プロリン0.044 g
セリン0.053 g

ビタミン
ビタミンA相当量β-カロテンルテイン
ゼアキサンチン(1%) 4 μg(0%)52 μg122 μg
チアミン (B1)(2%) 0.027 mg
リボフラビン (B2)(2%) 0.025 mg
ナイアシン (B3)(2%) 0.341 mg
パントテン酸 (B5)(4%) 0.183 mg
ビタミンB6(5%) 0.063 mg
葉酸 (B9)(6%) 25 μg
ビタミンB12(0%) 0 μg
コリン(2%) 7.8 mg
ビタミンC(112%) 92.7 mg
ビタミンD(0%) 0 IU
ビタミンE(10%) 1.46 mg
ビタミンK(38%) 40.3 μg

ミネラル
ナトリウム(0%) 3 mg
カリウム(7%) 312 mg
カルシウム(3%) 34 mg
マグネシウム(5%) 17 mg
リン(5%) 34 mg
鉄分(2%) 0.31 mg
亜鉛(1%) 0.14 mg
マンガン(5%) 0.098 mg
セレン(0%) 0.2 μg

他の成分
水分83.07 g


単位

μg = マイクログラム (英語版) • mg = ミリグラム

IU = 国際単位

%はアメリカ合衆国における
成人栄養摂取目標 (RDI) の割合。
出典: USDA栄養データベース(英語)

キウイフルーツ(100 g中)の主な脂肪酸の種類[1]項目分量 (g)
脂肪0.52
飽和脂肪酸0.029
16:0(パルミチン酸)0.017
18:0(ステアリン酸)0.012
一価不飽和脂肪酸0.047
18:1(オレイン酸)0.047
多価不飽和脂肪酸0.287
18:2(リノール酸)0.246
18:3(α-リノレン酸)0.042

キウイフルーツ(: kiwifruit)は、マタタビ科マタタビ属の雌雄異株の落葉蔓性植物果実である。また、マタタビ属のActinidia deliciosaを指して特にキウイフルーツともよばれる。温帯果樹で、秋に果実が実る[2]
概要

商業流通の歴史は浅く、1906年ニュージーランドが新しい果樹のキウイフルーツとして、中国原産のActinidia deliciosaやActinidia chinensis品種改良に成功、1934年頃から商業栽培を開始し[3][4]、世界各国で食べられるようになった果物である。

「キウイフルーツ」という名称は、ニュージーランドからアメリカ合衆国へ輸出されるようになった際、ニュージーランドのシンボルである鳥の「キーウィ (kiwi)」に因んで1959年に命名された(果実と鳥の見た目の類似性から命名された訳ではない)[5][6]。カタカナでは「キーウィーフルーツ」「キーウィフルーツ」「キウィフルーツ」などの表記も使用される。

日本へは1966年(昭和41年)に[2]、アメリカ合衆国から果菜(ベジタブルフルーツ)の一種として輸入され出回るようになった[6]。また、日本でも栽培や独自品種の開発が行われており[7]、花期は5月頃。耐寒性があり冬期の最低気温-10℃程度の地域でも栽培が可能である。産地は温帯から亜熱帯で、熱帯果実ではない。

Actinidia deliciosa の最も一般的な栽培品種であるヘイワード種の果実は、鶏卵程度の大きさを持つ楕円体で、皮が茶色く毛状の繊維に覆われている。この植物および果実自体もキウイ(またはキーウィー、キーウィ、キウィ)と略して呼ばれる場合がある。マタタビに近縁であることから、幼木や若葉はネコ害を受けることもある。

その他のマタタビ属の近縁種も「キウイ」という名称を利用して流通している。例: オニマタタビ(A. chinensis、ゴールドキウイ、ゴールデンキウイ)、サルナシ(A. arguta、ベビーキウイ、ミニキウイ)、シマサルナシ(A. rufa、ミニキウイ)など。
植物としての特徴

中国原産のオニマタタビ(鬼木天蓼、学名: Actinidia chinensis、別名:シナサルナシ)が[8]、南半球のニュージーランドで改良されたもの[9]果樹としてなじみがあり、庭木としても見られる落葉性つる性木本[9]。つるは全体的に褐色の粗い毛が多く、太くなると樹皮は縦にひび割れる[9]。枝の随には隔壁がある[9]。花期は5 - 6月(日本の場合)[9]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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