ガヴリールドロップアウト
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ガヴリールドロップアウト
ジャンル
学園コメディ
漫画
作者うかみ
出版社KADOKAWA
掲載誌コミック電撃だいおうじ
レーベル電撃コミックスNEXT
発表号vol.4 - 連載中
発表期間2013年12月27日 -
巻数既刊14巻(2023年9月現在)
漫画:タプリスシュガーステップ
原作・原案などうかみ
作画ばふぁこ
出版社KADOKAWA
掲載誌コミック電撃だいおうじ
発表号Vol.60 - Vol.86
発表期間2018年8月27日 - 2020年10月27日
巻数全3巻
話数全27話
アニメ
原作うかみ
監督太田雅彦
シリーズ構成あおしまたかし
キャラクターデザイン熊谷勝弘
音楽三澤康広
アニメーション制作動画工房
製作ガヴリールドロップアウト
製作委員会
放送局TOKYO MXほか
放送期間2017年1月9日 - 3月27日
話数全12話 + OVA2話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『ガヴリールドロップアウト』(英語: Gabriel DropOut)は、うかみによる日本漫画。『コミック電撃だいおうじ』(KADOKAWA アスキー・メディアワークスブランド)にて、vol.4(2013年12月発売)より連載中。公式略称は「ガヴドロ」[注 1]
あらすじ

天界にある「天使学校」を首席で卒業したガヴリールは更なる修行のため人間界に下り、高校に通うこととなった。「立派な天使になって人間達を幸せに導く」と誓った彼女だが、下界の様々な楽しみを知ってしまい、いつしか「ドロップアウト」して自堕落な生活を送るようになってしまっていた。
登場人物
メインキャラクター
天真=ガヴリール=ホワイト(てんま・ガヴリール・ホワイト)
- 富田美憂[2][3]通称「ガヴリール」。略称「ガヴ」。本作の主人公。4月20日生まれ。主要キャラ4人の中で背がもっとも低く、胸もAカップの貧乳である。天使学校を首席で卒業して下界での修行に旅立ち、静岡県浜松市をモデルとする街に住み始める。本来の彼女は品行方正で金髪碧眼のサラサラなロングヘアーの美少女であり、「神童」と言っても過言ではない程の将来有望な天使だった(本人はそのことを「過去の自分は偽りの姿だった」と自嘲している)が、ふと目にしたネトゲに手を出したことがきっかけで、以後はぐうたらな暮らしを送るようになり、「堕天使」ならぬ「駄天使」を自称するようになる。その影響で1人でいる方が好きになり、口調もローテンションなものになるなど性格も一変し、「全ての人を幸せにする」と語っていた夢も忘れ「人類なんか勝手に滅んでください」とまで思うようになってしまった。これらのことはその後、ヴィーネから詳細が語られており、彼女と初めて出会った頃はまだ堕落していなかったが、下界の人間を学ぶためにネットゲームをするようになり、寝る間も惜しんでゲームをしていくうちに品行方正な性格に陰りを見せていき、学校の入学式前日にヴィーネが訪ねたときには学校をサボると言い出すほどに堕落してしまった。その後も、ヴィーネが料理をしたり掃除をしたりして甲斐甲斐しく世話をするものの、性格が元に戻ることはなかった。堕落したタイミングが原作とアニメ版では違い、原作では高校の入学式前、アニメ版では高校入学後(アニメ最終回によれば、この時の真面目なガウリールは、クラス内での集団幻覚であったという説すら囁かれていたという)。自分で行動を起こすことを面倒臭がる重度のぐうたらな性格で、前述のように世界を救うという建前でネトゲ三昧の生活を送り、家でごろごろばかりしている。身近な相手に金をせびったり、宿題をせず他人のものを写そうとすることも厭わず、また基本的にネトゲ以外のことにはとことん無関心。日課である学校にも行きたがらなかったが、ヴィーネに「だらけすぎて天界に強制送還される」と示唆されてそうなることを恐れ、渋々通っている。過去の面影が無いほど髪の毛は普段手入れをせずボサボサで、アパートではいつもジャージを着ている。掃除を自分では全くしないために部屋は常に散らかりっぱなしな上にゴミなどで溢れていて、ヴィーネに「悪霊が出そう」と言われ、アニメ版ではタプリスがあまりのショックで堕天しかけるほどである。天使の輪も前述のような生活を続けていたせいもあって、真っ黒になっていたことがある(天界に帰省する際には元に戻っており、アニメOPでは袖で拭っただけでも元に戻る様が描かれている)。また、ゲームの課金のしすぎでお金が足りなくなったために「エンジェル珈琲」という喫茶店で毎週火曜日[注 2]だけアルバイトをしているが[注 3]、客の注文を平気で間違えたり、からかいに来たサターニャを殴ったりするなど、あまりやる気がない。ネトゲ内の世界で国を2つ救ったことが、彼女にとっての下界での成果らしい。このような性格のためにヴィーネなどによくツッコまれているものの、後述の能力でパンツが飛んだときは顔を赤らめるなどの年相応の女性らしさや、ヴィーネのお見舞いに行ったりするなどの友達想いな一面を見せることもあり、またサターニャの悪戯に激怒したり、時折暴走するヴィーネや非常識な行動を取るラフィエルに対してツッコミに回ることもある。自分の思った場所に行ける「神足通」という能力や、全人類を消すことができる「世界の終わりを告げるラッパ」という道具を持っているが、前者は間違えてパンツやスカートだけを飛ばしてしまったりするなど中々使いこなせておらず、後者に至ってはヴィーネに毎回阻止されるため作中で一度も効果が発揮されたことはない。また堕落しきった生活を送っているため体力や筋力が極端に低く、走らずとも息切れをしたり、握力測定器を握っても針が全く動かなかったり、お馬さんごっこの馬役でもすぐにへばったりするほどだが、その一方では怒りが頂点に達した際[注 4]に自宅の玄関のドアを破壊したこともあり、その時にはドアごとサターニャを吹き飛ばし、あまつさえ彼女を夜になっても目が覚めない程の気絶にまで追いやっている。アニメ最終話とOVA1では弓矢を使用している。酒に弱く、初詣の際に甘酒を飲んで酔っ払い、普段とは別人のようなハイテンションな性格になったことがある。服を脱ぐと、大事な所は聖なる光でガードされる。ジャグリングは得意らしい。後述の妹と姉(妹がハニエル、姉がゼルエル)がいる。さすがの彼女も妹は大事に思っており、堕落しきった体を酷使してまで妹の無茶ぶりに答えてあげていた。実家は貧乏ではないが、天界と下界の文明の差に彼女曰く「昭和のよう」のこと。ネトゲ課金によって生活費を使い尽くして食料もなかった際に、ちょうど委員長(まち子)に誘われてまち子が所属する調理部の見学に行き、作った料理の試食による食い扶持確保と料理の腕を磨くために調理部に入部する。OVA2「天使の贈り物」にて盲目の少女を研修中の身でありながら救ったせいで、天界からの仕送り額が減らされているが、本人は「思った程罰は軽かった」として後悔はしていない。また、前述の盲目の少女が座っているベンチの風上に座って彼女を風から守るなど、本来持っている優しさは完全には消えていない。
月乃瀬=ヴィネット=エイプリル(つきのせ・ヴィネット・エイプリル)
声 - 大西沙織[4][3]通称「ヴィーネ」。10月10日生まれ。背はサターニャと同等で、胸の大きさは普通である。下界に来た頃、自分のマンションがどこか分からず迷っていたところをガヴリールに案内してもらい、そこから友達となった悪魔の少女。出会いから徐々に堕落していくガヴリールを見て、自分の力ではどうにもならないものもあることを悟ったらしい。真面目で困っている人を見ると助けたり、怖いものが苦手だったりと一般的な悪魔のイメージからはほど遠い性格で、ガヴリールの世話も積極的に行っているが、一方でガヴリールには自主性ややる気を持ってもらおうと思って色々と口を出したり、サターニャが自分に対して尊大な態度を取った際も激怒して少々のいじわるをしたりするなどかなり厳しい一面も見せている。また、情に厚い者を見た時は感動する等の涙もろい面もあり、アニメ版では保健所に連れて行かれる前の犬を引き取ったサターニャの優しい行動に賞賛を送ると共に涙を見せていた。物語の狂言廻し的存在であり、メインの4人の中では基本的に常識人でツッコミ役だが、ラフィエルが提案したスイカ割り[注 5]の時には危険であるにも関わらずに止めることはおろか一切ツッコミもせずにサターニャが楽しませる為に体を張っていると感動した挙句に平気でスタートの合図や誘導の指示まで出したりするなど、腹黒い一面も見せている。悪魔らしくないことは彼女もよく理解しているが、同時にそのことにコンプレックスを抱いている。OVAではそれが強調されており、1では服を脱ぐと最上級の聖なる光で首から下が包み隠され、2では盲目の少女に4人の中で一番「天使」と言われている。魔界からの仕送りが増えていないためにわざと悪事を働こうと意気込んだこともあるが、制服のセーターのボタンを止めずにいたり、ガヴリールのボールペンの芯を出しっぱなしにしたり、と相手が気づきすらしない些細なことしかできなかった。彼女曰く「これが精いっぱいの悪いこと」らしい。しかし本気で激怒した際には非常に怖い状態になる。異様なプレッシャーを放ち、槍などで脅して黙らせることもしばしばで、しばし勝手な行動を取ろうとするガヴリールやサターニャはその状態の彼女には大概逆らえない[注 6]。普段怒ったときは怒鳴るだけなのだが、調理実習でガヴリールが度々ふざけてやる気を出さなかった際には拳骨で黙らせる等、状況によっては手を出すこともある。ゴキブリが大の苦手で、そのせいでガヴリールの部屋を半壊させている。クリスマスやハロウィン、初詣といった下界での行事にとても積極的。クリスマスでは悪魔の身でありながらサターニャを強引に丸め込み、パーティーを行った。裁縫のスキルが非常に高く、ハロウィンで使用する衣装などを自分で作り上げてしまう程である。また裁縫だけでなく料理の腕も高く、休みの日には南瓜のスープを作ったり、クリスマスの際にはクリスマスケーキを自分で一から作っていた。主に角を出したときに手にしている三叉の槍はガヴリールの部屋を半壊させるほどの威力を持っている。またゲートを開くためのカードも所持しており、これで魔界と天界のゲート前まで行くこともできる。チャッピーという、超大型魔獣のイフリートを飼っている。アニメでは両親が登場している。
胡桃沢=サタニキア=マクドウェル(くるみざわ・サタニキア・マクドウェル)
声 - 大空直美[5][3]通称「サターニャ」。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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