ガンフロンティア_(漫画)
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ガンフロンティア
ジャンル青年漫画西部劇エロティック漫画
漫画
作者松本零士
出版社秋田書店
掲載誌プレイコミック
レーベル秋田文庫
発表号1972年11月11日号 - 1974年12月14日号
巻数全3巻(秋田漫画文庫eBookJapan
全2巻(秋田文庫、秋田コミックスセレクト)
全1巻(TOPコミックスシリーズ)
話数全31話
アニメ
原作松本零士
監督善聡一郎
キャラクターデザイン増永計介、仲田美歩
アニメーション制作ベガエンタテイメント
放送局AT-X
放送期間2002年3月28日 - 6月24日
話数全13話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『ガンフロンティア』 (Gun Frontier) は、松本零士による日本漫画及び、それを原作とするテレビアニメである。1972年から1974年まで『プレイコミック』(秋田書店)誌上で連載。その後、秋田書店より文庫版全3巻(1976年 - 1977年)、文庫版全2巻(1999年)などが発行されているほか、2014年eBookJapanにて全3巻で電子書籍化。秋田文庫(新版)の第2巻には、眼鏡のガンマン、トチローが登場する読み切り西部劇『西部長屋人別帖』が、“ガンフロンティア外伝”という副題付きで収録されているが、『週刊少年サンデー1972年8月27号の雑誌初出時に副題はない。
概要

見慣れぬサムライサーベルを使うド近眼で小身の東洋人トチロー、その親友で早撃ちの名手ハーロック、謎の美女シヌノラの3人が、トチローの同族を探して西部を旅する西部劇である。トチローとハーロックの2人を除き、大半の登場人物や地名など固有名詞は、下ネタを利用したギャグっぽいネーミングで統一されている。

2年に及んだ青年誌での連載は性描写が多分に含まれ、ありとあらゆるノーマル、アブノーマルセックスを、各話のゲストキャラは勿論、メインヒロインが総てこなしたのも本作の特色である。

松本零士の愛猫ミーくんが本作の連載中に亡くなったため、死んだ飼い猫を抱く男として作者自身が最終話に登場し、吊るし首になりそうなトチローたちを助ける活躍をしている。

2016年から2017年にかけて、 島崎譲によるリブート作品『ガンフロンティア?ハーロック&トチロー青春の旅?』が『チャンピオンRED』(秋田書店)で連載[1]。あらすじなどは島崎によると「結構'まんま'」[注 1]であるが、舞台となる場所は「大宇宙のとある星」と濁されている。また、性表現が多用される作品が多い掲載誌ではあるが、オリジナル版に頻出する性行為は抑え気味となっている。リブート版は2017年5月19日に全1巻の単行本として発売された[3]
あらすじ

ここは大西部のガンフロンティア。トチローとハーロックの男2人、そして金髪の美女シヌノラのいつ果てるとも知れない旅は続く。トチローとハーロックはアメリカに漂着した日本人の子孫であり、幼い頃に騎兵隊の襲撃で日本人集落イエロークリークを追われ、散り散りになった同胞を探すために旅を続けていた。同族を裏切って白人社会を楽しんでいる日本人や[4][5][6]、騎兵隊への怨みから悪事に走った者[7]にも幾度か出会い、トチローたちは心中複雑。シヌノラが日本民族の抹殺を企てる組織の一員と勘づくも、トチローたちは豪放にも3人旅を続けるのだった。

日本人の剥製を作っている女医サン・ダウナーズと関わったことで、イエロークリークを脱出した日本人のリーダーとされる老人ヒジカタの居場所を知るが、ヒジカタは追っ手から逃れるため腹を切って自決していた[8]。乱交まみれの町に立ち寄った際、トチローは黒髪の女性ミス・イザナミから、日本人の居場所を日本語で記した重要な地図を入手する。それを知った組織はシヌノラの数々の背信行為を見逃す条件に、地図を翻訳するか目的地を突き止めるよう指示するが、すでにトチローたちに情が移っていたシヌノラは、これを拒絶して組織の使者全員を射殺[9]

旅を続ける中で、トチローとハーロックの人種を調べに来た日本人の女忍者と接触したり[10]、サムライを名乗り日本刀を持つ一党に遭遇するが[11]、人間不信になっている彼らになかなか信用してもらえない。また、シヌノラを誘拐した巨体の荒くれ者リトルビッグペニスを苦戦の末に倒すものの、彼が日本人の情報を持っていたことを後で知ったトチローは、殺してしまったことを後悔する[12]

やがてイザナミの地図に書かれていた町を経由して出会った日本人孤児グループから、子どもらの姉や母親たちがロッキー山脈の向こうへ行ったことを聞かされ[13]、女だけで厳しい太平洋を渡り日本へ向かったことが分かる。孤児たちは元気よくロッキーを超える馬車の旅に同行するものの、山越えの厳しい寒さで全員死んでしまう。落ち込むトチローは海辺で、逃亡に失敗した日本人が遺した一隻の小舟と、そこにあった僅かな備蓄食糧を発見した[14]。トチローは死をも覚悟の上で、広大な太平洋を小舟で渡る決意をする。シヌノラの胎内に己の子を託し、ハーロックたちとニコヤカに笑いながら別れ、トチローは単身ガンフロンティアを船出するのだった。
登場人物

※キャストは後述するアニメ版に登場した時の担当声優。
メインキャラクター
トチロー
声 - 山口勝平主人公。くたびれて潰れたウエスタンハットに、茶色のウエスタンポンチョをまとった低身長の東洋人。手が小さいために銃が上手く持てず、極度の近眼で銃の命中率は低い。拳銃の腕前はまるで駄目でも、仕込み刀のようなサムライサーベルの使い手で、接近戦ならほぼ一撃で敵を仕留められる。太刀筋は日本武道の居合斬りに似て、自分の間合いに入っていれば複数の相手も瞬時に斬ることが可能[注 2]。所持する刀の名前は“練馬之守腹船” [6]。作中のアメリカ人たちから“ゴースト・ウェスターナ(幽霊西部人)“と呼ばれている日本人のひとりで、かつてアメリカ本土にあった日本人集落“イエロークリーク”の生き残り。騎兵隊の襲撃を受けて散り散りになった同胞の手がかりを求め、親友ハーロックと共に馬車の旅をしている。幼少時には父、母、姉がいたが、騎兵隊によって惨殺された[15]。なお、アニメ化にあたって、雫(しずく)という妹が新たに設定されている。集団リンチを受けて全裸にされた時、「一か所だけ立派なのが気にくわねぇ」と言われたように、身長に反して男性器は相当大きいらしく[16]、女をセックスで失神させたことがある[17]ほか、白人の女医が平常の弛緩した陰茎を見て「あなた…ステキね」と誉めている[8]。だが特に精力が強いというわけでもなく、シヌノラのフェラチオ射精した直後、彼女が上に乗り性交に及ぼうとすると「俺、もうダメ」と弱音を漏らした[15]。ウエスタンポンチョをめくると下は裸[18][8](アニメでは洋服を着ている)。時には白い越中褌を着用しており[14]、性器には黒い陰毛が生えている[注 3]
ハーロック / ウェスターナー・フランクリン・ハーロックジュニア
声 - 竹本英史トチローの親友のガンマン。片目もしくは両目が前髪で隠れるように描かれているが、隻眼というわけではない。父親はイギリス人フランス人のハーフ、母親はロシア人ドイツ人のハーフだと話しているものの[19] 、シヌノラが生物学的な調査をした見立てでは、白人などの血が混ざっているがトチローと同じ民族的特徴があり、同族と判断できるという[15]。トチロー同様にイエロークリークの残党(日本人集落の出身)という描写があるが[注 4]、アニメでは、あるゲストキャラから外国人と呼ばれており、原作とアニメでは設定上の差異がある。トチローの刀の腕前を高く評価している一方[19]、自身も射撃の名手で、銃を構えた背後の敵を瞬時に撃ち倒すことが出来る[15]。男の友情を重んじるが故に、女を巡って揉めるのを良しとしない性格。トチロー不在時にシヌノラから性的奉仕を受けたあとは、水を汲みに行ってくると口実を作って、トチローとシヌノラを2人きりにするような気が利く所がある。シヌノラが自分たちの種族や旅の目的、そして日本人の居場所を探っていることは勘づいているが[注 5]、口に出さずに知らぬ顔を通している。アニメ化にあたって、かつては髑髏の旗を掲げる海賊だった設定が付加された。その頃に日本船に乗っていたトチローと対決して、互いを認め合い意気投合した2人でアメリカに上陸したことになっている[21]。西部のガンマンの前身が海賊というのも突飛に感じられるが、松本零士作品の多くのSF短編と長編漫画に、同じ顔と名前のキャラクターが海賊役で登場している[注 6]ことに由来したオマージュと思われる(→詳細は#松本作品におけるスター・システム参照)。
シヌノラ
声 - 松本梨香トチロー、ハーロックの旅に同行する美しい白人女性。実はとある組織[注 7]に所属する、CL-851というコードネームのエージェントで[22]、トチローたちの人種と旅の目的を探るために監視している生物学者。西部の各地で組織の関係者と接触しては、指令を受けたり情報を流しているが[23][9]、旅の中でトチローたちに情が移り、組織を裏切るようになった。普段は寡黙で感情の起伏が少ない表情だが、性的な快感が極限まで昂ぶると「ひ?っ!」と取り乱した凄い大声をあげるように[注 8]、往々にして淫らな素顔が現われる。性器には(黒い毛ではない)陰毛が生えている[注 9]西部開拓時代相応の誤った性知識を持ち、性交後は膣内を水で洗えば避妊になると信じている[20]二穴同時挿入を度々行なっているように、肛門もセックス用途に開発済み。とはいえ限界まで尻の穴が拡がるほどの巨根挿入は初めての経験だったのか、作中で唯一、アナルセックスで絶叫をあげるエピソードがある[12]。全編を通してフェラチオ、イラマチオ問わず、それらの行為中に男性が射精した場合は、口腔内に注がれる精液を自発的に飲んでいる[注 10]。性被害には寛容で、暴漢に襲われても自分が気持ちよくなれば問題視しないマゾ気質。人前で全裸になることも、取引のために進んで男に性奉仕することも[19][11]全く抵抗がない半面、自制が効かないほどセックスに没頭することがあり、現場を目撃したトチローに「(今の私を)見ないで」と懇願する程度には、浅ましい性欲を恥じる心を持っている[15][12]


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