ガンバの冒険
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この項目では、1975年のアニメ作品について説明しています。

斎藤惇夫の原作については「冒険者たち ガンバと15ひきの仲間」をご覧ください。

2015年秋上映のCGアニメ映画については「GAMBA ガンバと仲間たち」をご覧ください。

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ガンバの冒険
アニメ
原作斎藤惇夫
シリーズディレクター出崎統
脚本馬嶋満、金子裕吉川惣司
高屋敷英夫大和屋竺竹内啓雄
キャラクターデザイン椛島義夫
音楽山下毅雄
アニメーション制作東京ムービー
Aプロダクション(制作協力)
製作東京ムービー
放送局日本テレビ
放送期間1975年4月7日 - 9月29日
話数全26話
映画:冒険者たち ガンバと7匹のなかま
監督出崎統
制作東京ムービー新社
封切日1984年3月4日
上映時間93分
その他テレビアニメの総集編
ゲーム:ガンバの冒険 THE パズルアクション
ゲームジャンルパズルゲーム
対応機種プレイステーション
発売元バンダイ
キャラクターデザイン椛島義夫
メディアCD-ROM
プレイ人数1人-2人
コンティニュー可
テンプレート - ノート

『ガンバの冒険』(ガンバのぼうけん)は、1975年4月7日から同年9月29日まで日本テレビ系で全26話が放送された、東京ムービー製作のアニメ作品。この項目ではこのアニメ派生の劇場版についても取り扱う。
原作

斎藤惇夫の児童小説『冒険者たち ガンバと15ひきの仲間』(アリス館牧新社、のち岩波書店)が原作。原作ではガンバと行動を共にするのは15匹であるが、アニメでは大幅に減らされている。その分、原作での複数の役柄がまとめられている。

当時の日本のテレビアニメとしては珍しく、日本の創作児童文学を原作としたことで注目された[1][2][3]。日本の創作児童文学を原作とした日本のテレビアニメは本作が初めてとする説もあるが[1][2][3]、厳密には『冒険コロボックル』に続いて2作目となる[4]視聴率は9%前後にとどまり、26話で終了した[1]。しかし多くのファンに語り継がれている作品である[3]

当初は東映動画で制作される予定で原作者の斎藤、東映、シナリオライターに内定していた辻真先で顔合わせも済ましていたものの、直前になって出版社が映像化権を斎藤に無断で東京ムービーに売却していた事が判明したため、急遽中止になったという[5]。当時東京ムービーでプロデューサーを務めた楠部三吉郎によると、本作は楠部の甥である楠部工楠部大吉郎の子息)が『冒険者たち』を「これすごく面白いからテレビでやってよ」と勧めたことがきっかけであるという[6]。原作を読んだ楠部はドブネズミが主人公という点を気に入り、ドブネズミの視線から人間を描くと面白くなると感じてアニメ化を立案したが、15匹ではアニメには多すぎると考えて半分にしたと述べている[6]。また、漫画原作ではない作品をテレビ局に紹介するのに普通の企画書では伝わりにくいと考え、最初にメインスタッフとして集めた出崎統椛島義夫芝山努に「26コマある双六を作れ」と命じて、そのような企画書を作成したという[6]
ストーリー

港で開かれているネズミたちのパーティ。そこに傷だらけの小ネズミ、忠太が転がり込んでくる。残忍な暴力と恐怖で故郷の島を支配している、巨大な白イタチのノロイを倒す力を貸して欲しいと言う忠太に、ネズミたちは冷たい。しかし、ガンバを始めとする勇敢な7匹の仲間が集まり、冒険の海へと船出する。

第15話で男が付けている日記に昭和50年7月14日の日付(本放送放映日と同じ)、ソテツの花が咲くのが6?8月なので本放送と同じ1975年の春?夏の物語と考えられる。
キャラクター

原作ではガンバと15匹の仲間であるが、アニメでは数を減らしてガンバ込みで7匹になった。そのため、原作での複数匹の役を各自がこなしている場面がある。また、原作のバレット、バス、テノールに当たるネズミはいない。人間はすべてモノトーンで描かれている。

レギュラーである7匹のネズミ以外は、テレビ版では役名も声優名もクレジットされず、劇場版のエンディングに一部が表記されているのみ。本項の記述は「メイキング・オブ・ガンバの冒険」(LD-BOXおよび2001年版DVD-BOXの特典解説書)に従ったものである。
ガンバ
声 -
野沢雅子主人公。自称「がんばり屋のガンバ」。町育ちのネズミで、親友のボーボに海を見せるために旅に出、辿り着いた港で忠太に出会う。尻尾はかつて猫と喧嘩して切れたらしい。元気で負けず嫌いの性格で勇敢と好奇心の塊だが、短気なのが玉にキズ。喧嘩も強く、港でのネズミたちのパーティーではヨイショと勝負して、ついに決着がつかなかった。
ボーボ
声 - 水城蘭子ガンバの親友。原作のボーボ、マンプク、アナホリ、カリックの役を引き受けている。のんびり屋で食いしん坊。イカサマに「ボーボが無事ならみんな無事」と言われ、自分でもそれを認めるほど普段はのんびりしている。が、船酔いすると言葉遣いが乱暴になったり、リーダーを任されるととたんに横暴になったり…と、普段の言動からは想像もつかない一面を持つ。鼻が利き、特に食べ物の匂いに敏感で、ノロイ島への旅の途中には食糧探索係として大いにその鼻を振るった。足手まといになることが多いが穴掘りが得意で仲間たちの危機を救ったこともある。料理が得意という面も。また、ネズミ同士の喧嘩では、臆病でうずくまりながらも尻尾で複数のネズミを蹴散らす場面もあった。普段は足を引っ張り気味だが、ノロイの部下のイタチ軍団との攻防戦では最前線でイタチと渡り合い、ガンバ達とともにノロイ軍団を引きつける囮になった時も必死でその役目を務めるなど、いざという時には命をかけて強敵に立ち向かう勇気を見せている。
ヨイショ
声 - 内海賢二船乗りネズミの船長。以前アザラシ島でノロイに襲われて右目を潰されたため、ノロイとの戦いを避けたがっていた。しかし、ガンバの心意気に打たれ、恋人のユリー(声:弥永和子)と子分を捨て旅に出る。粗暴で荒っぽいが、根っからの親分肌で情が厚く涙もろい面も。また、ある程度の理性も持ち合わせており、暴走しがちなガンバを制する場面も幾度か見られる。なお、ガクシャとは幼馴染みでヨイショが肉体労働、ガクシャが頭脳労働担当となる。
ガクシャ
声 - 富山敬ヨイショの幼馴染み。物知りで頭が良く大きなメガネが特徴だが、原作にあった医者という設定は無くなっている。短い尻尾コンプレックスだが、「尻尾が短いのは進化の証」と強がる。理論最優先の考え方のため、直情型のガンバとはたびたび衝突することもある。
イカサマ
声 - 堀絢子原作のイカサマとイダテンを兼ねたキャラ。名前の通りイカサマが得意で、足の速さから「イダテン」とも呼ばれる。二つの黒いサイコロを肌身離さず持っており、博打に使うほか武器として投げつけることもある。時折「サイコロ占い」と称してサイコロを振り、未来を予見する。ただし、これがイカサマであると自ら暴露したことがある(この時はイカサマに失敗し、自分でも予期しなかった目を出してしまった)ため、この「占い」がどこまで本当の占いなのかは不明。皮肉屋だが情に厚い。ガンバたちとは偶然同じ船に乗り合わせただけだったが、ガンバの心意気に惚れて同行することになる。劇場版では、最初から仲間になるつもりでガンバたちに近付いたことになっている。
シジン
声 - 島田彰ガンバとボーボが港で初めて出会った風来坊の医者ネズミ。原作ではガクシャが担当していた医者の役割を、アニメ版ではシジンが担当している。また、他の仲間より聴力が優れるという描写が見られる。いつも酔っ払ってはを詠う。飄々とした性格で、普段は争いごとを好まない。
忠太
声 - 菊池紘子島のネズミでシオジの弟。泣き虫だが弱虫ではなく、「仲間を助ける」という強い信念の持ち主であり、真摯で責任感も強い。ノロイ島への地図を肌身離さず持っている。
ノロイ
声 - 大塚周夫通常のイタチの三倍はある巨体とのように白い体毛、赤い目(いわゆるアルビノ)をもつイタチ。体そのものが発光していると思わしい場面も少なくない。殺戮そのものを楽しむ残虐な性格で、ネズミたちをあるときは力で、あるときは策略で少しずつ追い詰めては殺してゆき、その悪行は「まるで白い悪魔」と恐れられている。ネズミの言葉を話すことが出来、また不気味な笑い声で威圧する。また眼光を利用して催眠術を使うことも出来る。自分の体色と同じ白を何よりも美しいと言う独特の美意識を持つ。そのため白い花を汚した部下に対して、まるで自分自身を汚されたかのように怒り狂い、容赦ない制裁を加えることもある。最終決戦において、海を泳いで別の島に逃れたネズミ達を追って部下のイタチ軍団とともに追跡。囮のガンバ達に襲いかかるが、かみついたガンバもろとも大渦巻きに巻き込まれる。しかしノロイだけは部下は全滅したにもかかわらず生き残り、ネズミ達が泳ぎ着いた浜辺に上陸。もはや普段の冷静さは失われ、凶暴な本性を丸出しにしたまま狂ったように暴れ回るが、かみついたままのガンバに加え、仲間のヨイショ達6匹に全身に組みついてかまれ、ついに倒れる。その巨大な骸は、大波にさらわれ、渦の中に沈んでいった。アニメ版ではノロイや家来のイタチは、劇画風というより怪物風に描かれていた。また、ノロイは『週刊少年サンデー』で連載された藤田和日郎の『うしおととら』に登場する白面の者のモチーフになったと言われることがあるが、藤田本人はこれを否定している[7]
長老ネズミ
声 - 田の中勇(初代) / 宮内幸平(2代目)[8]ノロイ島の長老ネズミ。シオジ・忠太姉弟の祖父。ガンバ、ヨイショとともに食料調達に行くが、イタチに襲われて負傷。さらに、隠れ家に攻め入るイタチから、負傷したネズミ達をかばって、自らも負傷した身で立ち向かい、致命傷を負って死亡した。
シオジ
声 - 増山江威子(初代)[9] / 弥永和子(2代目)ノロイ島の長老ネズミの孫娘で忠太の姉。美人で優しく、芯が強い。
クリーク
声 - 森功至ザクリ島のリスで、自ら犠牲を背負い込んで他者を巻き込まないために突き放そうとすることもある。ザクリを倒したがっているが、リーダーとして仲間を守るために思い切った行動が出来ず、牙も爪もないことにも悩み葛藤する。最期はザクリに深手を負わされたが、木の槍をザクリに突き刺して共に滝から落ちていった。
イエナ
声 - 杉山佳寿子クリークの妹。ボーボの初恋相手になる。
ザクリ
声 - 不明島リスを殺す黒ギツネ。リスたちを冬の間の保存食(一冬に4、5匹を食べる)としていたが、ガンバ達が正義感から戦ってしまったためにリスたちに対する報復を始める。残忍かつ強大で恐ろしいが、ノロイのようにネズミの言葉はしゃべらず、単独で行動し部下のキツネもいない。
ボスネズミ
声 - 雨森雅司イカサマの故郷のボスネズミ。以前イカサマの不正を暴いて追放したことがある。帰郷したイカサマが再び不正を働いたことを見抜き、子分と共にイカサマを追い詰めるが、ガンバとボーボの加勢で逃げられてしまう。彼もノロイの話を聞かされると恐れる。(第3話)
オリュウ
声 - 杉山佳寿子イカサマのガールフレンド。不正を見抜かれたイカサマが自分の目の前でボスネズミに襲われたため、別れを惜しむ間もなく再び離れ離れになってしまう。(第3話)
イルカ
声 - 肝付兼太ガンバが迷子になっている途中遭遇した。キュンキュキュンと鳴きガンバから「キュンキュキュン」と呼ばれて友達になり彼のおかげでヨイショ達と再開を果たした。(第10話)
トラゴロー
声 - 緒方賢一10年ぶりに故郷に帰る旅ネズミ。旅の途中でガンバ達と合流し、危険を避けるためにガンバ達を利用した。(第11話)
ピョン
声 - 松金よね子カラス岳付近に住むウサギの子供で何匹かの兄弟がいる。臆病なのに好奇心が強く、後先を考えず行動したり駄々を捏ねたりして周りを振り回したり危険を呼び込む部分がある。迷子になっていたところを竜巻に飛ばされて降下してきたガンバ達を目にして鳥と勘違いした。ボーボの落としたドングリ欲しさにガンバ達を追跡し、ガンバ達によって巣穴まで送り届けられたが、そのままガンバ達の旅に同行しようとした。ガンバ達や母親の説得にも駄々を捏ね、一度は出発したガンバ達を再び追跡したところを猟師と猟犬たちに発見される。ボーボの掘った穴にはピョンだけ入れず、結局捕獲されて泣き叫びながら連れ去られた。見捨てる訳にもいかないガンバ達は猟師の自動車からピョンを助け出すが、そこでもまた同行したいと駄々を捏ねたが、ノロイたちを倒した帰りに寄ることを約束して納得させた。(第14話)
山小屋のガイド
声 - 伊武雅之カラス岳の山小屋に一人で住む登山ガイドの人間の青年。孤独な一人暮らしから故郷に残した母親や友達への郷愁で塞ぎ込んでいたが、たまたまに襲われて山小屋に逃げ込んだガンバを見つけると傷を手当てして食べ物を与えて助け、旅立ちを見送った(男が付けていた日記の日付に昭和50年7月14日と書かれているのでガンバが山小屋にいたのは本放送放映日と同じ昭和50年7月14日の夜?昭和50年7月15日の朝)。本作は全編がネズミの視点で描かれているため、人間は「恐ろしいほど巨大な生物」というイメージで統一され、モノトーン処理され表情も読み取れないのが基本となっている。しかし、このガイドだけはガンバとの交流を描くためか、表情が読み取れるようにデザインされている。(第15話)
ツブリ
声 - 嶋俊介オオミズナギドリのリーダー。巣を離れている間にノロイとその部下にメスを皆殺しにされ、卵もすべて潰されてしまったことから、ノロイに恨みを抱いている。イタチの姿を見ていなかったため、近くを通りかかったガンバたちをイタチと勘違いして襲ってしまったが、誤解が解けてからは良き協力者になった。劇場版ではガンバたちと出会う経緯が変更されているため、誤解からガンバたちを襲う描写はなく、最初から協力的になっている。
一郎
声 - 山下啓介高倉ネズミのリーダー。当初は外界のイタチ(実際はノラ猫だった)を恐れて高倉から外に出ない生活を送っていたが、ノロイに立ち向かうというガンバ達に心を打たれ、自ら武器を取って戦う。


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