ガンダムビルドファイターズトライ
[Wikipedia|▼Menu]

ガンダムビルドファイターズトライ
ジャンル
SFホビーロボット萌えアニメ子供向けアニメ
アニメ:ガンダムビルドファイターズトライ
ガンダムビルドファイターズトライ アイランド・ウォーズ(特別編)
原作矢立肇富野由悠季
監督綿田慎也
シリーズ構成黒田洋介
脚本黒田洋介
キャラクターデザイン大貫健一
ヤスダスズヒト(協力)
メカニックデザイン大河原邦男石垣純哉
今石進、海老川兼武
寺岡賢司、寺島慎也
NAOKI
音楽林ゆうき、橘麻美
アニメーション制作サンライズ
製作テレビ東京創通、サンライズ
放送局テレビ東京系列ほか
放送期間2014年10月8日 - 2015年4月1日(本編)
2016年8月21日(特別編)
話数全25話(本編)、全1話(特別編)
テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ
ポータルアニメ

『ガンダムビルドファイターズトライ』(: GUNDAM BUILD FIGHTERS TRY)は、2014年10月8日から2015年4月1日までテレビ東京系列ほかにて放送された日本テレビアニメ

2013年に放送された『ガンダムビルドファイターズ』の続編であり、前作から7年後の世界を舞台に主人公たちがチームでガンプラバトルに挑戦するストーリーが展開される[1][2]

当記事では、2016年8月21日に放送された特別編『ガンダムビルドファイターズトライ アイランド・ウォーズ』の解説も行う。
沿革

2014年5月15日に新シリーズの企画が進行中であることが報じられ、7月17日の「新作ガンダム商談会」にて、放送時期とタイトルが発表された[3][1]

発表会の中で、サンライズの小川正和プロデューサーは新しいシリーズの概要について「前作との大きな違いはチームバトル。試合形式が3対3を基本とするチーム戦となり、戦術要素も加わり、より白熱した多彩なバトルが展開されます。チーム戦ならではの友情、衝突、そして成長など、これまででもっとも熱い青春ガンプラバトルになります」と説明した[1]

本作と同時期に別の系列局(毎日放送TBSテレビほか)では別のガンダム最新作『ガンダム Gのレコンギスタ』が放送を開始しており、2014年は、2004年以来の「同時期に2つのガンダム最新作が放映される年」となった。同年12月からは『Gのコラボレーション トライキャンペーン』と題し、両作のCMにおいて双方の主役声優たちが共演している。
あらすじ
『ガンダムビルドファイターズトライ』
セイとレイジが第7回ガンプラバトル世界選手権で優勝してから7年後。セイやタツヤたちが卒業した聖鳳学園の模型部は、ガンプラバトルの伝統を受け継ぐ「ガンプラバトル部」と、純粋な模型製作に特化した「プラモデル部」の二つに分裂していた。しかし、ガンプラバトル部は中等部3年生の女部長・ホシノ・フミナの一人部員状態が続いており、近年のガンプラバトルの主流である3人1組のチームバトルへの出場も叶わず、プラモ部との再統合による消滅の危機に瀕していた。そんなある日、フミナは中等部2年生として転校してきた少年カミキ・セカイと出会う。セカイはバトルはおろかガンダムの存在すら知らなかったが、「次元覇王流拳法」という格闘技の使い手であり、初めて行ったバトルでもそのセンスをいかんなく発揮する。さらに、プラモ部に所属していた中等部2年生・コウサカ・ユウマが復帰したことでバトル部は再起動し、「チーム・トライ・ファイターズ」として全日本ガンプラバトル選手権・中高生の部西東京地区予選に出場する。そして「トライ・ファイターズ」は強敵たちとの激闘に勝ち続け、地区予選を優勝、全国大会に進出する。
『ガンダムビルドファイターズトライ アイランド・ウォーズ』
トライ・ファイターズが全国優勝を成し遂げてから1年後。ヤジマ・ニルスは新プラフスキー粒子の結晶体と、それを用いた新型バトルシステムの試作実験を繰り返していた。しかし、新粒子対応の試作機「スクランブルガンダム」が突如暴走するという現象が頻発し、ニルスたちエンジニアは原因がわからないまま対処に追われる。一方、トライ・ファイターズとサザキ・カオルコ(ギャン子)、サカイ・ミナト、キジマ・シアに、新型バトルシステムのテストパイロットとしてヤジマ商事からリゾート地への招待状が届く。同じ頃、セカイの姉のミライとその友人のフナキ・サトミ、ミライの写真撮影の手伝いに同行していたユウマも、期せずして同じリゾート地を訪れていた。ところが、前述のトラブルの影響で新型バトルシステムのテストは中止、さらにガンプラが勝手に外を飛び回り、停電が発生するという怪現象が勃発する。セカイたちがヤジマ商事のラボに駆けつけると、8年前と同じようにプラフスキー粒子の結晶体が暴走・増殖してラボ全体を侵食していた。セカイたちはまだ無事だったバトルシステムを起ち上げ、各々のガンプラで事態の収拾に乗り出す。無数のガンプラを倒して中枢部にたどり着くと、そこには結晶体を取り込んで強大なパワーを身につけたスクランブルガンダムが待ち構えていた。これまでの敵とは桁違いの攻撃に苦戦しながらも、一行は「カミキバーニングガンダム」に仲間全員のガンプラのパワーを注ぎこみ、激戦の末にこれを撃破して暴走を食い止める。この事態を引き起こしていたのは、セカイが海辺で出会った謎の少女だった。少女は自分のガンプラが欲しいがために、自分の能力を使ってスクランブルガンダムを外部から操作していた。フミナから「ガンプラは自分で作るもの」と教えられた少女は、皆と一緒にプチッガイを作り上げた後に感謝の言葉とともに消滅、本来の住処である異世界・アリアンへと帰還する。少女は自身の母親にその体験を話すが、その母親こそが8年前にレイジを追ってアリアンに旅立ったアイラであり、少女はレイジとの間に生まれた娘だった。
作中設定・用語

前作から登場する設定や用語は、ガンダムビルドファイターズ#作中設定・用語を参照。
全日本ガンプラバトル選手権
ガンプラバトル日本最大規模の公式大会。チーム「トライ・ファイターズ」は「中高生の部」(UNDER-19、U-19)「東京地区予選大会」の「西東京ブロック」に出場、第9話でブロック優勝し予選を突破。第15話以降は第13回全国大会に駒を進め、選手権優勝を狙う。選手権のおもなルールは以下のとおり。

3対3の集団戦で、通常サイズのガンプラなら1チーム3機の編成[注 1]。戦闘機など、MS以外のガンプラも1機にカウントされる。

分離合体機能を持つガンプラも1機にカウントされるが、分離後の各ユニットはすべて一人のファイターが操作する。ただし、フミナのウイニングのように僚機が各パーツを強化装備として運用するのは可能。「ビルドバスターズ」のトライオン3のように参加するガンプラが1機のみなら、分離後のメカをチームの各ファイターが操作することができる。

形態や設定を問わず大型ガンプラは一律で大型MAと見なされ、3人全員で1機を操作しての参加のみが認められる。

バトルフィールドがランダム設定されることを踏まえ、試合前に使用ガンプラを変更することは認められるが、試合中の変更や追加投入は禁止。

1試合の制限時間は15分で、時間内に相手チームを全滅させるか、終了時点で残存機の多いチームが勝利する。機数が同じ場合は、3分間のインターバルののち、両チームの代表者が1対1の延長戦で決着をつける[4]。インターバル中のガンプラの修理も許可されているが、修理に使用できるパーツは、バトルに参加した自機および僚機のパーツのみと定められている[4]

モードダメージレベル
ヤジマ商事がガンプラバトル運営を引き継いでから追加されたシステム設定。ダメージレベルを調節することで、バトル時のガンプラの破損を抑えることが可能となった[注 2][5]。従来どおりにダメージがガンプラに反映される「A」、ある程度のダメージに抑えた「B」、完全ノーダメージの「C」の3モードが設定可能[6]。地区予選でのレベルは「B」、全国大会でのレベルは「A」に設定されている。
ヤジマスタジアム
ガンプラバトル選手権全国大会・中高生の部が行われる超大型屋内ホール。前作終盤のアリスタ暴走事件で崩壊したPPSEスタジアムの隣接地に新築された。PPSEスタジアム跡地には事件の収拾に尽力し、スタジアムでチャンピオンになったファイターやビルダーたちの名を刻んだ石碑とモニュメントが置かれ、彼らの功績を後世に伝えている。
ガンプラビルダーズ・コンテストメイジン杯(めいじんはい)
通称「メイジン杯」。ヤジマ商事が主催する、ガンプラの出来と製作技術を審美するビルダー専門の大会。ガンプラバトル選手権最終日の数日後に開催される。サカイ・ミナトは、このメイジン杯でユウマとのビルダーとしての雌雄を決したいと考えていた。全国大会準決勝戦でサカイを打ち破ったユウマは、試合終了後にメイジン杯へのエントリーを決意、ユウマにビルダーとしての勝負を申し込む。
次元覇王流(じげんはおうりゅう)
セカイが使う拳法の流派。セカイいわく「マイナーな拳法」のため、詳細は不明。セカイは聖鳳学園に転入するまで、この流派を教えた「師匠」と共に修行の旅をしており、その影響で転校が1か月以上も遅れた。作品中盤から登場するイノセ・ジュンヤも同流派の使い手で、2年前の全国大会でガンプラ学園と互角に渡り合っている。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:517 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef