ガラスの家
ジャンルテレビドラマ
脚本大石静
演出渡邊良雄
渡辺一貴
出演者井川遥
斎藤工
藤本隆宏
永山絢斗
エンディング西野カナ「さよなら」
製作
プロデューサー(制作統括)
屋敷陽太郎
制作NHK
放送
放送国・地域 日本
放送期間2013年9月3日 - 10月29日
放送時間火曜日 22:00 - 22:48
放送枠ドラマ10
放送分48分
公式サイト
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『ガラスの家』(ガラスのいえ)は、2013年9月3日から10月29日までNHKの「ドラマ10」で放送された日本のテレビドラマ。主演は本作が連続ドラマ初主演となる井川遥、脚本は大石静[1]。 22年前、フランスでの航空機事故で両親を失った玉木黎は、花を供えに訪れたブルターニュ地方のペニール岬で、同じ事故で妻を失い、男手一つで2人の息子を育て上げた澁澤一成と偶然出会う。事故以来、人生のどん底で笑うことも泣くことも抑え込み、寂しく生きてきた黎は、優しい言葉をかけてくれた一成に恋に落ち、やがて2人は結婚する。澁澤家の長男・仁志は、黎が家族の一員となってから、尊敬する父が嫉妬に駆られ独占欲を露わにする姿を目の当たりにし、また仕事に邁進してきた自分もまた生身の男であることを思い出し、それまで保たれてきた均衡が崩れ、まるでガラスのように脆くなったことを実感する。
あらすじ
登場人物
澁澤家
玉木黎(たまき れい) → 澁澤黎(しぶさわ れい)
演 - 井川遥一成の後妻。14歳の時にフランスでの飛行機事故で両親を亡くし、寂しい青春時代を過ごしてきた。事故から22年後、初めて訪れた事故現場の岬で、同じく犠牲者遺族である一成と出会い、優しい声をかけてくれた彼と恋に落ち、結婚する。幸せな家庭を作ろうと夢見ていたが、寛子の存在や仁志との急接近により、次第に一成との間に溝ができて行く。のちに仁志と思いを通じるが、その後は彼を拒否。ついに渋澤家を出ていく。その後、宅配便会社へ就職するが、寛子にフラワーアレンジメントの才能を見出され、彼女の紹介で生花店に勤め始める。
澁澤一成(しぶさわ かずなり)
演 - 藤本隆宏黎の夫。財務省主計局長。次期財務次官の呼び声も高く、総理からの信頼も厚い。22年前の飛行機事故で前妻・美由紀(写真:平良千春)を失い、男手一つで仁志と憲司を育ててきた。事故現場で出会った黎と恋に落ち、再婚する。仁志の黎への些細な視線や言葉に嫉妬を覚え、独占欲を感じていく。黎が家を出て行き、探し当てるが拒絶される。この事で2人への怒りが頂点に達し、復讐を企む。そしてその手始めとして自分の政策の邪魔となる村木に脱税の濡れ衣を着せて政党を弱体化させた上で村木を懐柔。仁志を徹底的に叩き潰して無職に追い込んだ。その後、財務次官に就任する[2]。
澁澤仁志(しぶさわ ひとし)
演 - 斎藤工(幼少期:阿由葉朱凌
澁澤憲司(しぶさわ けんじ)
演 - 永山絢斗(幼少期:大山蓮斗)一成の次男、仁志の4歳年下の弟。法科大学院を卒業し、現在司法試験浪人。一家のムードメーカー。仁志と別れた菜々美と急接近し、父に「菜々美と結婚したい」と打ち明ける。ついに司法試験にも合格し、菜々美と結婚。
財務省
柳原浩和(やなぎはら ひろかず)
演 - 阪田マサノブ総合政策課課長。仁志の上司。仁志が公務員制度改革案を提出してきたことを一成に報告する。
宮川裕孝
演 - 天野義久
井本直樹
演 - 吉田ウーロン太上記2名は仁志の部下。
小宮香織
演 - 新澤泉主計局長担当秘書。
佐野誠也(さの せいや)
演 - 小野了大臣官房参事官。
伊佐野一輝
演 - 鶴田忍財務大臣。
その他
後藤菜々美(ごとう ななみ)
演 - 梅舟惟永仁志の高校時代からの友人。交際中の仁志との結婚を夢見ている。仁志を「ジックン」と呼ぶ。芥川賞作家。黎が一成と結婚したのには何か魂胆があるのではないかと疑う。再三、仁志に忠告したものの結局彼と別れ、黎と渋澤家の家族をモデルにした小説『ガラスの家』を発表。その後、憲司と急接近して結婚、彼との子を妊娠している[2]。
森田文彦(もりた ふみひこ)
演 - 鈴木裕樹仁志の大学時代の友人。新聞記者。
尾中寛子(おなか ひろこ)
演 - 菊池桃子元財務省主計局秘書。